第389夜:友の会10月例会(R1)
昨27日は東京こけし友の会の10月例会が行われた。久し振りに雨から解放された日であったが、高円寺フェスとバッティングしたこともあってか44名の参加者とやや少な目であった。こけし界ニュースで伊藤松一工人の訃報が伝えられ、往時が偲ばれた。例会ギャラリーは田中副会長による大泉清見さんのこけしから木地玩具迄の大展示会。おみやげこけしは鳴子の大沼秀則さん。新品頒布は6工人の力作がテーブルに並んだ。入札・抽選を含む中古こけしの頒布を終えて、第二部では5日、6日と実施された友の会旅行の様子がプロジェクターで写真紹介された。また、津軽こけし館での工人フェスティバルも紹介され、最後に恒例の大きなこけしをジャンケン大会で贈呈してお開きとなった。
大沼秀則さんのおみやげこけし4種。左から楓、桔梗、菊、車菊の模様。
例会ギャラリー。田中副会長がまめに集めた大泉清見さんのこけしと木地玩具の作品群。それぞれが上手く収納できるように作られた布張りの大小の箱は田中さんの手製である。羨望の的であった。
こちらが新品こけし。左から田山和文さんの坂下型こけし2種、新山匠太さんの福雄型、野地三起子さんの鉄兜2種、高橋一成さんの泰一郎型と治一型、太田孝淳さんの帽子2種とえじこ、高橋正吾さんの乗太郎型2種。
入札こけし。後列左から、阿部好、石原日出男、高橋定助、二代目虎吉、井上ゆき子。中列左から、高橋佳隆の髷、高橋通のおかめ、岡崎幾雄、河村清太郎(S12年)、斎藤源吉、奥瀬恵介。前列左から、佐藤文吉(S36年)、文吉、佐藤吉弥、梅木修一の子持ち。今回は全品最低価千円で始まり、割合安価に落札されていた。
抽選こけし。後列左から、瀬谷重治3点、佐藤英太郎、瀬谷幸治3点。中列左から、梅木修一4点(伊勢こけし会頒布品)、六郷仁美、蔦衛のだだっこ。前列左より、豆こけし2点、柿澤是隆のえじこ。
一般の中古こけしの頒布品。
最後のジャンケン大会。
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