第397夜:豆こけしをお供に蟹ツアー
27日から昨28日まで、北陸・加賀温泉郷のやまなか温泉に行ってきた。一番のお目当ては今月7日から解禁になったずわい蟹を食すること。次いで石川県の紅葉の名所「鶴仙渓」で散策すること。蟹と紅葉の両方を楽しめるのは11月中旬から下旬の極く短い期間しかないのである。更に、福井県の永平寺まで足を延ばしてきた。国恵志堂の旅ということで、先日入手した豆こけしをお供に持参した。そしてこの旅では新たな発見もあった。やまなか温泉にある東山神社の御祭神が何と惟髙親王であったのである。やまなか温泉は山中塗という漆器でも有名であり、木地挽きという共通点もあった訳だ。口絵写真は、宿の前の紅葉した枝の上で出迎えてくれた白鷺である。
先ずはお供に連れて行ったこけし達。新山左内2寸(左端)と1寸以下の豆こけし。左から石沢角四郎、佐藤広喜、髙亀か?、高橋武蔵ねまりこ。ヤフオクで纏めて落札したものであるが、いずれも戦前作と思われる。豆とは言え、角四郎、広喜はしっかりした表情をしており味わい深い。また左内の愛らしさも格別である。旅行に、このような小品こけしを持っていくのは楽しいものである。
惟髙親王が御祭神であることを記述している案内板。
惟髙親王を祀った東山神社の社殿。
鶴仙渓の紅葉。
宿の部屋からは川を挟んだ対岸の紅葉が額縁の絵のように美しい。
紅葉見物も終わって、いよいよ蟹料理の夕食である…
待望の蟹1。先付の香箱蟹。こちらはメスのずわい蟹で、保護の関係から12月までしか獲ることができない貴重な物。メス特有の内子と外子は正に珍味である。
待望の蟹2。石川県のずわい蟹の中でも水色のタグの付いた蟹は「加納蟹」と呼ばれるブランド蟹である。この写真の時点では未だ生きており、この後色々な蟹料理に姿を変えて供せられるのである。その味は正に絶品! その分高価で贅沢な旅行となったが、本物の味を心行くまで堪能した。
中でも特に印象に残ったのが蟹味噌。茹で蟹では上品でクリーミィな味わいであったが、写真の焼き蟹では、それにコクと濃厚さが加わって得も言われぬ美味となっていた。
翌日は、やまなか温泉からの直行バスで永平寺へ…
永平寺への入り口となる通用門。こちらで料金を払って中に入る。永平寺は七堂伽藍を中心に種々の建物が配置され、順路に従って見学をする。
こちらは、最奥にある法堂を手前から見たところ。
曹洞宗のご本尊であるお釈迦様が祀られている仏殿の中。外観とは一変した華麗な内部の装飾には目を奪われる!
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