第399夜:友の会12月例会(R1年)
昨9日、令和元年最後の東京こけし友の会の例会があった。このところの寒さも少し和らいだ好天の中、54名の方々が参集された。12月は新品の頒布はなかったが、今年頒布されたこけしの数々が並び、買い漏れた方々には嬉しい頒布であった、また、「たつみ」で頒布された優品の蔵出しこけしが3種出品され、橋本正明相談役、鈴木副会長の詳細な解説もあって大好評であった。吉田元会長による黒くなったこけしに纏わる楽しい話、古品を含む入札や抽選と中古品の頒布も盛況であった。第二部は、目黒幹事によるみちのくこけしまつりの審査報告があり、その後出席者が3グループに分かれての懇談会に移り、例会活性化のための貴重な提言などがあった。最後に今年最後のジャンケン大会で大寸こけしを贈呈して散会となった。口絵写真は筆者が受け取った小松里佳工人のおみやげこけしで、異常に長い頭がなかなか面白い。
こちらが遠刈田系の小松里佳工人のおみやげこけし4種。右から、地蔵型枝梅模様(本人型)、こげす型旭菊模様、佐藤菊治型重菊模様紫ロクロ線、幸之助型重菊模様赤ロクロ線。
吉田元会長のギャラリー解説。黒くなったこけしに纏わる面白い話が興味を引いた。
今年頒布のこけしが勢揃い。一堂に並ぶと実に壮観で、この一年のこけし界が偲ばれる。
「たつみ」頒布の蔵出しこけし。左から佐藤誠孝作、小林誠太郎作、大内慎二作。
入札こけし。後列左から、菅原敏、佐藤吉雄(戦前)、佐藤護(60歳)、佐藤喜一、秋山一雄(初期作)。前列左から、二代目虎吉(由吉型)、佐藤正一、佐久間俊雄、二代目虎吉(義雄名義)、奥瀬陽子、高橋武蔵(S12,3年)、大沼誓(S16,7年)、高橋盛(ねまりこ)。
抽選こけし。後列左から、佐藤英太郎、高橋通2本、阿部勝英、高橋通、我妻信雄、大沼昇治。前列左から、高橋通、佐藤丑蔵、高橋順子(平成16年、初期作)。
ジャンケンこけし。
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