第409夜:友の会新年例会(令和2年)
26日(日)には東京こけし友の会の令和2年新年例会が開催された。雪も有りかという事前の天気予報も良い方に変わり、72名の会員が参加された。新年恒例の招待工人には桜井尚道、松田大弘という鳴子の将来を担うであろうフレッシュ・コンビに来て頂いた。おみやげこけしは土湯系の陳野原幸紀さんと弥治郎の新山吉紀さん。新品頒布こけしには、お目当ての阿部進矢さんの木地玩具を含む各種作品を始め、招待工人の作品も含めて11工人の力作が並んだ。中古こけしの頒布は無かったが、入札こけしには戦前作を含む15点の作品があった。また、例会皆勤出席者(15名)には高田稔雄工人の記念こけしが贈呈された。例会終了後の「招待工人を囲む懇親会」には約30名の方々が集まり、2工人を囲んで大いに盛り上がった。口絵写真は筆者が受け取ったおみやげこけし。正月のおみやげこけしは4寸なのだが、吉紀さんのは3.5寸であったため、独楽(名前入り)を付けて貰ったそうだ。
陳野原幸紀さんのおみやげこけし。左から、つぶし目ロクロ返し(ベラベラ材)、本人型(カヤ材)、帽子型(ケヤキ材)、粂松型つぶし目(ベラベラ材)
新山吉紀さんのおみやげこけし。左から、はらみ型、喜一型、喜一型、福雄型。それぞれに3.5cmの独楽が付いている。
平成元年度例会皆勤者に贈呈された高田稔雄さんの記念こけし。
阿部進矢さんの玩具(呑気なとうさん、お雛様、子守り追っかけ独楽こけし)
阿部進矢さんの玩具(かあちゃん鳥、馬乗り、機関銃、かば、達磨車)
阿部進矢さんの帽子こけし各種。
新品頒布こけし。左から、三春文雄(治一型、石蔵型)、井上春未(こけし2種、えじこ)、高田稔雄(今三郎型、えじこ)、鎌田孝志、鈴木敬(3種)、沼倉孝彦(石蔵型)。
新品頒布こけし。左から、桜井尚道、松田大弘(初見写し、庸吉型、初見・民之助合作写し)、阿保六知秀、吉野誠二(お雛さま)。
尚道さんのこけし3種。右端は、高橋五郎氏蔵の岩蔵旧作の復元こけし。
入札こけし。後列左から、小松五平(戦前)、小椋久太郎、盛秀太郎、高橋武蔵(亀三郎型)、菅原敏(三蔵型)、佐藤吉之助(34年)。中列左から、奥瀬鉄則、もりみつお、高橋盛(戦前)、新山左内(戦前)、秋山慶一郎、阿部常吉、作田栄利(戦前)。前列左から、大野栄治(34年)、佐藤英太郎こげす(21歳)。
懇親会での招待工人。左:松田大弘、右:桜井尚道の両工人。
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