第416夜:友の会2月例会(R2年)
昨23日(日)は東京こけし友の会の2月例会があった。新型コロナウィルスの影響で多くの人が集まる会合は自粛されることも多く、友の会の例会も心配されたが、会場に大型換気装置を導入し、受付には洗浄用のアルコールも配備して開会された。海外や沖縄という遠方から来られた方もあり最終的には58名の参加者があり、この時期としては盛況の中で会を終える事が出来た。また、直ぐ近くの天理ギャラリーで現在開催されている「こけしⅡ 遠刈田と土湯・中ノ沢」展の紹介に学芸員の方の挨拶があった。例会ギャラリーは目黒幹事の土湯系篠木工人のこけしの話。新品頒布は6工人。今回は「特別頒布」として大沼秀顯工人の岩太郎写し(初作)20点が頒布され、大好評の内に早々に完売となった。抽選こけしは無かったが、入札こけしには面白いものも多かった。第二部では、秋田県こけし展やWAZA2020の紹介、また会員の中山平訪問記(上野工人)など興味をそそる話があった。最後に、大物こけしをジャンケンで配布して閉会となった。口絵写真は、筆者が受け取ったおみやげこけし。
こちらが、南部系佐藤忠雄工人のおみやげこけし4種。
例会ギャラリーで展示された土湯系篠木利夫工人のこけし各種。
新品頒布こけし。左から新山吉紀工人2種、新山真由美工人2種、高橋順子工人2種、阿保六知秀工人の豆えじこ、瀬谷幸治工人の重治型。
「特別頒布」の大沼秀顯工人の岩太郎写し(初作)。右の写真は「原」こけしと写し。胴底には製作年月日(令和2年2月12日)が記載されている。また胴裏には「特別頒布」の丸シールが貼られている。木地の仕上げはトクサ仕上げとペーパー(紙ヤスリ)仕上げの2種類がある。ロー引きはしていないが、ローが付いた布で軽く拭いてある。
入札こけし。後列左から、菊地孝太郎、佐藤文吉、佐藤巳之助、石原日出男(甚四郎型)、佐藤春二、二代目虎吉。前列左から、佐藤善二(糸巻)、大沼みつを、奥瀬恵介、北山久美子、佐藤兼一(えじこ)、小松五平、石山三四郎、皆川たみ子(木地福寿)、大沼君子(33年作)、渡辺亨、小椋久太郎。
ジャンケン大会用の大こけし。
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