第412夜:こけし談話会(大野栄治)
昨9日(日)は東京こけし友の会の「こけし談話会」があった。新型コロナウィルス拡散が危惧される中、また湯沢の犬っこまつり(秋田県こけし展)とも重なったためか10名の参加者であった。それでもテーマである大野栄治のこけしは弥治郎時代の作から戦後まで各年代の秀作が揃い、見応えのある談話会となった。口絵写真は弥治郎時代の大野栄治の表情である。
こちらが会場の様子。
弥治郎時代(昭和3年頃)の栄治こけし。この頃は嘉三郎名義の栄治こけしと嘉三郎の自作が混じって作られており、栄治こけしを期待して注文したところに嘉三郎の真作が送られてきて、注文者は落胆したと武井武雄氏は「こけし通信」で語っている。
栄治は昭和4年6月には北海道弟子屈に渡り、昭和6年6月には川湯温泉に移った。こちらは北海道での昭和一桁台の栄治こけし。
こちらは昭和10年代に入ってからの栄治こけし。右から2番目は昭和28年作。
こちらも戦前の栄治こけし(小寸物)
栄治は昭和16年頃より休業し、復活は昭和26年になってから。特に昭和28年頃には秀作を作っている。こちらは28年のこけし。
こちらは昭和30年以降のこけし。胴底を薄く刳り貫いて几帳面な著名をしている。
栄治(左)とその長男定良のこけし(右)。ともに28年作。定良は28年に少数作っただけで以後は作っていない。
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