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第445夜:三起子さんの初期こけし

Mikikon_h2204_kao 先月(3月)の26日に出掛けたのを最後に公共交通機関を使った外出を控えてから約一か月、コロナ禍でひたすら家に籠った4月も今日で終わる。しかし、感染拡大の終息は見込めず、あと一か月は緊急事態宣言が続くようである。今日は、本来なら診察と薬を貰うために病院に行く予定日であったが、横浜から東京を横切って埼玉まで行くのは、不要不急ではないとは言え流石にリスクは避けられず、電話で薬を出して貰うことに変更した。さて、友の会の例会も休会、こけしのイベントも中止、産地訪問もままならぬ中、こけしの収集活動はヤフオクに頼っている。幸い、古品から中古の秀作まで面白い作品が出てきており楽しみでもある。先日も野地三起子さんの初期と言われる作が出品され、今までのイメージと異なる出来栄えから入手した。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真はその表情である。

Mikikon_h2204_2men

こちらが、そのこけしである。大きさは5寸8分。胴底の記載から、平成22年4月の作となっている。ところで、三起子さんの初作は平成22年3月作となっており、その後の作は第570夜で紹介した。そこで記載した22年4月作ともかなり雰囲気が違っている。一番の違いは鬢の大きさだろう。この初期の一連の作は表情愛らしく、鬢も小さく可愛いものである。ところが、本作では鬢が各段に大きく、表情も筆に勢いがあり溌溂としたものとなっている。三起子さんがこけしを作るにあたっては、父であり師匠である忠男さんのこけしを参考にしたことは当然で、その中に本作のような作風のものがあったのかも知れない。

Mikikon_h2204_hikaku

Mikikon_h2204_syomei_hikaku

その後の作と並べて見た。左から本作、22年6月作、22年8月作、22年9月作。6月までは頭がやや縦長であるが、それ以降は丸頭となるがこけしの持つ雰囲気は同じである。この辺りまでが、三起子さんの初期のこけしと言えるだろう。

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