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第455夜:土湯の小寸こけしセット(佐久間芳雄)

Yoshios_syosun_3hon_tocyo 週末で検査数が少ないという事情はあるにせよ、昨日のコロナ感染者は東京で5人、大阪では0になったという。日本人の努力が報われてきた成果が感じられ、この減少状態が続くことを期待したい。さて、昨夜の続きで今夜は土湯系の小寸こけしセットとして、佐久間芳雄のこけしを取り上げた。由吉ー芳衛ー芳雄ー俊雄と続く湊屋直系の工人の中では、評価も人気も今一つと言ったところかも知れない。由吉のような本格的な品位には及ばず、俊雄のようなバラエティさでコレクターを喜ばせるということもない。しかし、木地技術に優れた芳雄は傘冠りや入れ子こけしなどの手の込んだ細工物も盛んに作り、湊屋本来の深い赤とは違う明るい赤を主体にした緻密なロクロ線で玩具っぽいこけしを作った。そんな芳雄には小寸こけしが適しており、今夜紹介する3本組の愛らしさは格別である。口絵写真は芳雄の3本セットを上から見たものである。

Yoshios_syosun_3hon Yoshios_syosun_3hon_yoko

こちらが、芳雄の小寸こけしセット(3本組)である。左から坊主(太子型)3寸3分、髷3寸、坊主2寸2分である。頭と胴は作り付けであり凝った作りとはなっていない。昨夜の精二のようなミニチュア型とは異なり、小寸物として作ったものであろう。太子型を筆頭に胴は頭に比べて太目であり、こけしとして見た場合のバランスは必ずしも良くないが、そこが却って玩具っぽさを醸し出しているようで好ましい。赤、緑、黄3色のロクロ線模様も明るいパステルカラー調で玩具らしさに合っている。特に細い面相筆で描いたと思われる表情が秀逸である。真ん中の髷のみ口は二筆で左右の坊主は一筆口であるのも締まった顔になって好ましい。

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