« 第464夜:甚四郎こけしとの縁・・・ | トップページ | 第466夜:正吾さんの忘れ物(正吾さん追悼写真) »

第465夜:まさかの格安品が・・・(友の会7月例会は「中止」)

Zenmatu_s14_kao 暫く更新を滞っている間に東京を中心に新型コロナの感染者が急増し、東京では連日300人に迫る勢いになってしまった。友の会の7月例会は開催の予定で準備を進めてきたが、流石にこの状況下に東京での開催は不安要素が多く、本日「中止」の決定がなされた。せっかく楽しみにして予約を頂いた方々には申し訳ない結果となってしまった。なお、8月例会も、現状は開催の予定であるが、今後のコロナ次第である。ここのところ、こけしの新規入手が無く、暫く前の5月下旬の話である。ヤフオクに出品価1円で鳴子の1尺のこけしが出品された。緑の色は殆ど飛んでいたが、戦前のこけしと思われるものであった。胴底には「鳴子 菅原作」と記載されており、解説では菅原和平作となっていた。一人の応札があり、国恵が入札して11円となった。そのまま数日が経過し、締め切り10分前になっても11円のまま。これは大変な掘り出し物かと期待したが、流石にそんなうまい話にはならず、結局落札は出来たものの、まあまあの価格にはなってしまった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

Zenmatu_s14_2men

こちらがそのこけしである。大きさは9寸8分。鳴子の古品に興味のある方なら、すぐに後藤善松の作と分るこけしである。善松は昭和7年より岡崎斎の弟子となり、その後12年から15年までは各地を渡り歩いた後、15年に鳴子に戻った。本作は鳴子に戻って程ない頃の作であろうか。反りの無い古式の直胴に高橋盛風の大きな菊模様を描き、顔は大きな前髪に鬢は外寄りで顔の面積が大きく、そこに眼点は大きいが張のある顔を描いている。善松の鬢飾りは丸菊が多いのであるが、本作は斎風に後ろになびく様式になっており好ましい。善松の顔は甘い表情が多いのであるが、本作は品格のある良い表情になっており、格安にはならなかったが良品を入手出来たと思っている。

Zenmatu_s14_atama_syomei

頭頂部の描彩と胴底の書き込み。この書き込みから菅原和平作となったのであろが、その訳は分からない。

« 第464夜:甚四郎こけしとの縁・・・ | トップページ | 第466夜:正吾さんの忘れ物(正吾さん追悼写真) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 第464夜:甚四郎こけしとの縁・・・ | トップページ | 第466夜:正吾さんの忘れ物(正吾さん追悼写真) »

最近のトラックバック

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ