第466夜:正吾さんの忘れ物(正吾さん追悼写真)
鳴子の高橋正吾さんが亡くなって、ちょうど一か月。今日は月命日に当たる。コロナ禍で未だ焼香にも行けない中、鳴子に行けば必ず会えた正吾さんが亡くなったことは現実に思えない。その寂しさはじわりじわりと染み渡ってくるのだろう。今年の3月末、ヤフオクに無垢の木地物(こけしではない)が出品され、その解説に高橋正吾作とあったことから頑張って入手し、正吾さんに見せて話を聞こうと思っていた。それから2か月も経たない内の正吾さん急逝で、その楽しみは永遠に実現されず謎のままで残ってしまった。今夜は、その木地物を紹介すると共に、正吾さんを訪問した折々に撮って来た正吾さんの写真を掲載して、正吾さんを偲びたいと思う。口絵写真は、正吾作の木地物の頭部である。
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国恵志さん、ご無沙汰です。
そちらは柳宗悦さんが高亀の為にデザインされた玩具・木地人形(?)の一つですね。
2つの型の対になっています。柳のお店では、2つに緑と赤(でしたかね?)の組紐を首に掛けて売られてました。
高亀時代の正吾さんが挽いてまして、終始鉋を止めずに挽かなければならないといけないので、非常に大変だと言ってました。
高亀より独立した後に違う職人が制作を継いだのですが、柳の「曲線が違う」と云う一声で、独立後も正吾さんが挽いて高亀に納めていたみたいです。
現在は現高亀の主・武俊さんが半年程前に、ようやく正吾さんより「これなら店に出せる物だ」と認められ、高亀にて扱ってますよ。
投稿: むらの | 2020年7月20日 (月) 12時43分
むらのさん
お久しぶりです。
謎の木地人形の解説ありがとうございました。長年通っていてもこけししか見ていなかったので、高亀にこんな木地人形があるとは知りませんでした(苦笑)。それにしても、正吾さんが健在な内に武俊さんに引き継がれて本当に良かったですね。今度、高亀で武俊作を見せて貰います。
投稿: 国恵 | 2020年7月20日 (月) 13時32分