《追悼》大沼誓こけし
昨11日の午後6時頃、鳴子の大沼秀則さん宅で火災が発生し、母屋と工房を全焼した。秀則さんや他の方には怪我はなかったことは不幸中の幸いだった。国恵は、昨年、大沼誓のこけし(第336夜、wikiにも掲載)を秀則さんに預けて、その復元を依頼中であったが、この誓こけしは残念ながら火災の犠牲になってしまった。誓こけしの中でも最も気に入っていたものでようやく入手できたものだったので、残念な気持ちは溢れるばかりだが、これは仕方のないことと自分に言い聞かせている。秀則さんが一段落してまたこけしが作れるようになったら、写真をもとにぜひこのこけしを作って貰いたいと考えている。それがこの誓こけしへの追悼になるのだと思っている。
こちらは、昨年の12月20日に誓こけしを持って行って秀則さんと作業場で記念撮影をしたもの。この写真の場所も燃えてしまったのである。
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お買い上げいただきご満足されていた大沼誓のこけしが火災の犠牲になったとのこと。わたしにとってもショックですが国恵さんは何倍もの心の傷を受けたこととと推察します。慰めの言葉もありませんが早く立ち直り一層伝統こけしの発掘・普及活動に力を注がれんことを願っています。
投稿: | 2020年9月 1日 (火) 08時37分
ありがとうございます。
大沼誓こけしの中でも最上のものと思っていましたから正直ショックは大きかったです。
まあ、誓の孫の秀則さんのところでの事故なので仕方ないですね。
写真はあるので、いずれ秀則さんに作って貰おうと思っています。
投稿: 国恵 | 2020年9月 1日 (火) 18時51分