第514夜:裕介さんの精助写し(小)
東京と周辺3県の緊急事態宣言が21日で解除と決まったようであるが、まだまだ喜ばれる状態でないことは確かである。さて、昨夜に続いて佐藤裕介さんにお願いしていた精助こけし(6寸)の写しである。「原」こけしは、第493夜で紹介したものである。残っているものが多くはない精助こけしではあるが、小寸のペッケ型は比較的見かけることもある。裕介さんの精助ペッケ写しは以前にも頼んだことがあり(第119夜)、今回は2回目となる。前回作は胴がかなり太目のボリューム感に溢れたものであったが、今回は弥治郎の一般的なペッケと言ってよいだろう。口絵写真はその表情である。
こちらも「原」こけし(左)と並べてみた。シンプルな形態のため「原」こけしと殆ど違わずに出来ているが、細部に拘ってみれば、胸の部分がやや太目であることと、頭がやや大きく長めになっている感じはする。
表情を比べてみた。頭がやや長いためか眉目の位置は「原」と比べるとやや顔の上方に描かれている感じである。髪と鬢の筆使いは昨夜の大こけしと同様、「原」を忠実に写しており、耳状の鬢飾りも同様である。表情に甘さはなく、精助らしい剛直なこけしに仕上がっている。「原」では描彩(特に面描)が薄くなってしまっており、色彩が蘇った効果は大きい。
今回作って頂いた5本全てを並べてみた。個々の違いを見比べてみるのも楽しいものである。
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