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第522夜:豆こけしの玉手箱(8)

Mame_akiu_yoshio ここのところ豆こけしの話が続いているが、今少しお付き合い願いたい。玉手箱の中には秋保のこけしも入っており、これは三人姉妹の豆こけしであった。秋保の豆こけしと言えば、大・中・小の3本がセットで小さな箱に入っているものがあり、本ブログでも菅原庄七(第48夜)と山尾武治(第478夜)のものを紹介した。今夜の3姉妹は、庄七や武治のセットより大きく、箱にも入っていないが同類のものと考えて良いだろう。口絵写真は、その内で一番大きいこけしである。

Mame_akiu_mae

Mame_akiu_yoko

こちらが三姉妹のセット(左3本)と庄七の姉妹(右2本)である。3姉妹の方は大が3寸、中が2寸5分、小が2寸である。3姉妹には署名などはないが、佐藤吉雄の作と思われる。頭頂部を青く塗り、胴模様に梅、桃、枇杷を描いたもので、庄七が良く作っており、戦前の新型と言われている。庄七姉妹は2寸と1寸6分。右の1寸6分は袖珍こけしと同サイズであるが、袖珍こけしよりも太目に作ってあり、こちらの方が玩具っぽくて好ましいと思う。

Mame_akiu_syo7_3shimai

なお、暫く前にヤフオクに、庄七新型の3姉妹が出たので挑戦したが、思いもよらぬ強敵に遭遇し、断念せざるを得なかった。参考のために出品写真を転載させて頂く。

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