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第538夜:ソニー頒布を買ってみた!

Sony_fukujyu_kao 8月に入った。東京五輪は佳境に入り、自粛生活中の筆者もアスリートの活躍に見入っている。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大は増加の一途をたどり、とうとう全国で1日に1万人を超えるまでになった。一年前に、米国や欧州で万単位の患者が出ていた頃、日本は2桁ほど少なく、日本人は感染し難い因子(ファクター)を持っているのではと語られていたのが崩れ去っていくようである。最早、ワクチンの接種のみが唯一の希望になってしまった。TVで五輪を見つつ、PCでヤフオクを眺める日々を過ごす中で、ソニー頒布のこけしを買ってみた。平成8年から始まったソニー・ファミリークラブによる『名工の逸品「伝統こけし」紀行』はこけし愛好家を対象としたものではなく、世の中の各分野の逸品を頒布するという趣旨から、こけしの頒布会としては空前の数量を記録した。シリーズ頒布で、各回(月毎)1本がかなりの高額で頒布された。そのため品質には特に注意が払われて、木地の傷やシミはもちろん、描彩の滲みやカスレなども不良品として返品されたそうである。1工人当たり、数百本ほどの頒布が何回も行われたようで、相当数のこけしが世の中に広まったようである。今回のヤフオクでは、その内の3本を組にして安価に出品され、保存状態も製作当時そのままのように良かったので入手してみた。3本でも、頒布時の1本の1/3程度の価格で入手できた。今夜は、そのソニー頒布のこけしを紹介しよう。口絵写真は、福寿こけしの表情である。

Sony_box

Sony_box_in

ソニーの頒布当時そのままの形で送られてきた。このような感じで、1本ずつ段ボールの箱の中に入れられて、頒布の会員に送られたのであろう。

Sony_shiori

各回の頒布こけしには、工人(製作者)のプロフィールが栞に書かれて同封されている。

Sony_3hon

Sony_3hon_syomei

今回入手の3本である。左から、桜井昭二、遊佐福寿、煤孫盛造である。大きさは8寸5分程。胴底の署名は通常のもので、ソニー頒布を示す記載や印、シール等は一切付いてない。

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