第543夜:「国恵志堂ブックス」第3回配本!
高橋正吾さんへの追悼の目的で始めた「こけし本」作り、想像以上に立派な「本」が出来上がり、また正吾さんのご家族を始め、多くの方々からも喜んで頂き、筆者にとっても喜ばしいことであった。ネットでのフォトブック(写真集)制作サービスを使った作ったものであるため色々と制約もあるが、読み物としての「こけし本」としても一応満足の行くものとなっていると思う。ブログ「こけし千夜一夜物語」を「本」という形に纏めたいという思いは以前からあり、それがこのような形で実現できる目途もたち、「こけし本」作りを本格的に進めていこうと思っている。今回はその3回目、タイトルは『「高勘」本家と義一こけし』で、筆者の好きな鳴子系「高勘」のこけしを纏めることとした。鳴子系の中でも「高亀」と双璧と言われる「高勘」はそこに属する工人も多く、とても1冊では網羅できないため、今回はその中心たる「高勘」本家と、現在ではその唯一の血縁後継者である高橋義一さんのこけしを中心にした。福寿さんを始め、柿澤一家など弟子筋のこけしに関しては、別途纏めて行きたいと考えている。口絵写真は表紙である。
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