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2021年11月

第550夜:力さんの大正期誓型

Tikara_sei_taisyo_kao TVのワイドショーで新型コロナを取り上げる件数がめっきり減って来た。コロナの新規感染者が激減したのが理由であり、それはそれで喜ばしいことである。海外では、また感染者が増える傾向が見られ、日本はそうならないように気を引き締めなければならない。さて、鳴子の大沼力さんは本人型と誓型の2種類のこけしを作っていたことはよく知られているが、その内の誓型は黄胴に赤い正面菊を3つ三角形状に配したものが主体で、これは西田コレクションの誓こけしをお手本にしたものである。先月末、ヤフオクに見慣れない重ね菊模様の力こけしが出品されていた。力さんのこけしとしては初めて見る型で、それは誓の大正期のこけしを写したものと思われた。結局、このこけし(本人型との2本組)は誰にも注目されず、出品価の1100円で落札することが出来た。今夜は、そのこけしを改めて紹介しよう。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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第549夜:清一のエジコ

Seichi_ejiko_kutie 新型コロナの新規感染者も急激に減り、昨日、今日と暑いくらいの秋日和で11月が始まった。ワクチンの接種率も7割を超えて一応の安心感はあるが、海外では新規感染者の増加も伝えられており油断はできない状況が続いている。10日程まえに、保存の良い古品4点をヤフオクで入手した。その内の1点が、今夜紹介するエジコである。当初は誰の作か分からなかったが、2本の赤線で顎が描かれていることから調べて、長谷川清一のエジコということが判明した。この顎以外には清一のこけしとの共通点を見つけることはなかなか難しい。口絵写真は、斜め上からみた全体像である。

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第548夜:阿部広史のこけし(戦前作)

Hiroshi_s14_kao 今日から11月になった。今年もあと2か月になった訳である。今日の新型コロナ新規感染者は、全国で2桁、東京では何と1桁の9人になった。感染者数が少なく出る月曜とは言え、このまっしぐらの減少は逆に恐ろしいくらいである。少ない感染者数が却って用心する気持ちを高めているようだ。さて、土湯系で太治郎家以外に「甘美なこけし」を作る系列として「上の松屋」がある。筆者が蒐集を始めた昭和40年代、阿部広史のこけしは佐藤佐志馬と共に、土湯系では最も入手難なこけしであり、戦後のものでも手元に置くことは出来なかった。金蔵から広史、計英へと伝えられたこけしは十日月形の二側目が特徴で、そのあどけなさ、可憐さと愛らしさが同居した表情はコレクターの人気も高い。特に金蔵のこけしは希少で評価も高く、広史の初期のものは金蔵と混同されることも多い。今夜の広史は昭和10年代の中頃のもので、初期のようなしっとりとした甘美さではないが、その名残を秘めた優品である。口絵写真はその表情である。

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