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2021年12月

第558夜:千代五郎のこけし

Chiyo5_s9_kao 今年も残り3日を残すのみとなった。新型コロナに翻弄された1年であったが、オミクロン株の出現によって来年も予断を許さない状況が続きそうである。さて、今夜紹介するこけしは、第554夜の円吉と一緒に入手したこけしである。喜多方の小椋千代五郎・甚九郎親子のこけしは雑系に分類されており、筆者がこけし蒐集を始めた第二次こけしブームの頃にはあまり注目を浴びるこけしではなかったように思う。その後、そのこけしの多様性は世の中の風潮にマッチしたのか、次第に人気が出てきた。筆者も単体では入手する機会がなかったが、今回纏めて入手した中に入っていたので、改めて鑑賞してみたいと思う。口絵写真はその表情である。

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第557夜:「国恵志堂ブックス」第4回配本

Ikuo_book_cover_part 「国恵志堂ブックス」の第4巻として「幾雄と栄治郎型こけし」を発行した。昨年の「正吾のこけし(追悼)」から始まって、今年は3冊を作り上げたことになる。コロナ禍でこけしの活動も大きな制限を受ける中、今や筆者の活動の大きな部分を占めるようになってきている。あるテーマを選定し、それに関係する工人とこけしの写真を中心に、そのこけしと工人に纏わる話をふんだんに入れている。こけしも古品から今風のものまで幅広く含めている。工人の経歴や過去の工人の顔写真などは、こけし界のバイブルである「こけし辞典」(kokeshi wiki)から借用することで、一貫性を保持できるよう考慮している。また、表紙に工人の写真を使用しているのも特徴の一つである。今回は、栄治郎型の中心工人である岡崎幾雄さんに登場願った。口絵写真は、その表紙の部分拡大である。

 

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第556夜:友の会12月例会(R3年)

2112reikai_yoshimi 12日(日)には、東京こけし友の会の今年最後となる12月例会が開かれた。コロナ禍で10月、11月の2か月は人数を絞った申込み制での開催であったが、新規感染者の急激な減少から、今月は従来通りの自由参加での開催となった。会場は、10月からの東京文具共和会館で、11月と同じ5階であったが、隣の5A会議室であった。換気、消毒液、手袋などの感染予防対策を施した中で、約40名の方々が参集された。おみやげこけしは遠刈田系の小山芳美工人で、4種類が用意されていた。12月は例年通り新品の頒布は無く、この1年の頒布品と中古こけし、それに書籍類が安価に頒布された。また、今月の会場の様子がズームで配信され、例会に参加できない遠方の方々にも会場の雰囲気を味わって頂けたと思う。口絵写真は、筆者が受け取った芳美工人のおみやげこけしである。

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第555夜:円吉のこけし

Enkiti_s12_kao 一週間ほど前、ヤフオクで古品を含む18点のこけしを纏めて入手した。中には新しいこけしや新型のようなものも含まれていたが、未だ持っていないこけしも入っており、入札に参加した。古品としての状態は普通であり、程々の価格で落札できたと思う。今夜はその中から最も大きかった円吉のこけしを紹介しよう。筆者は円吉の梅こけしが好きなので、その手の物は3本持っていたが、今回の棒こけしは初めてであった。胴底にもロクロ線が引かれた面白い様式であるのも興味を引いた原因である。口絵写真はその円吉こけしの表情である。

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第554夜:美津雄の初期こけし

Morimitu_s5303_kao 盛秀型の睫毛こけしにはあまり惹かれるものがなかったので、特別の訳あり品以外は殆ど所有していなかった。ところが最近は、ネットでも盛美津雄の初期の睫毛こけしが出てくるようになり、それらを見ているとじっくりと見てみたいと思うようになり、ヤフオクでも入手するようになった。友の会の例会には、盛秀を始め美津雄さん、鉄則さん、陽子さんの睫毛こけしが毎回出ることが多く、11月の例会でも、美津雄さん3本、鉄則さん2本の睫毛こけしが並んでいた。その中の1本は、その面描や署名、底書きなどから初期のものと思われ、入札に参加した。最近では、盛秀型こけしは会員には食傷気味なのか、応札は他に1件しか無く、入手することが出来た。今夜はそのこけしの紹介である。口絵写真は、初期睫毛こけしの表情である。

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第553夜:ピークに向かう文吉こけし

Bunkiti_s39_kao 今日から師走である。激動の2021年もあと一か月となった。現在のコロナの鎮静化が続くことを願わずにはいられないが、オミクロンという変種が発見されて事態は怪しくなってきた。さて、今夜も友の会の例会で入手したこけしの紹介である。当日の入札こけしの群像は第551夜で紹介しているが、その中に佐藤文吉のこけしは3本含まれていた。1本は昭和20年代中頃の作で珍しく、当日の入札でも人気が高かった。もう1本は昭和39年頃と記載のある胴上部にくびれがある1尺のこけし、そしてもう1本が今夜紹介する文吉である。会場でこの文吉を見た時に頭に浮かんだのは、「木の花(第8号)」の<戦後の佳作>⑧に載っていた文吉のこけしである。しかし、この文吉はあまり人気がなく他に応札者はなく筆者が手にすることが出来た。口絵写真は、その文吉の表情である。

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