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2022年7月

第584夜:正吉ダルマの秘密…

Syokiti_daruma_kao 大原(佐藤)正吉のこけしは好きなこけしの一つで、各年代のものを集めている。ひと月ほど前のヤフオクに、その正吉のダルマが出ていた。もちろん戦前の作ではないが、正吉のダルマは持ってなく、しかもその堂々たる風情に魅せられて入手した。競争相手は一人しかなく、出品価の千円に200円を足した価格で落札できた。送られてきたダルマは思ったよリも大きく、そのまま飾り台の上に乗せておいた。そのダルマの秘密に気付いたのは一昨日、ダルマを倒した時であった。今夜はその秘密を明かそう。口絵写真は正吉ダルマを斜め上から見たところである。

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第583夜:「国恵志堂ブックス」第5回配本

Umeki_book_cover2 「国恵志堂ブックス」の第5巻は「梅木父子のこけし」を発行した。梅木さんとは私家版「梅木修一の岡長型」(平成13年8月発行)を作成した時から親しくお付き合いさせて頂いている。その修一さんも90を超え、頭はしっかりしているが身体の方は大分弱って来たようだ。前作から大分日が経ち、娘の直美さんも立派に成長したので、お二人のこけしを中心に纏めた。出来上がった本を見て頂き、お二人に喜んで頂けたのが何よりの喜びである。令和4年6月20日発行。口絵写真は、その表紙である。

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第582夜:日の丸丹頂…(栄五郎)

Ei5ro_hinomaru_atama 2か月程前に栄五郎昭和初期の定寸良品を入手したが、今回それと近い時期の小寸(ペッケ)がヤフオクに出てきた。出品者は前回と異なるが、同じように保存の良い良品である。前回の8寸とペアで並べてみたく、またまた手を出すことになってしまった。小寸という事もあってか、前回作に比べて程よい価格での入手となった。並べた結果は想像通りのお似合いさん。保存の良い戦前こけしをペアで眺める至極の時間を味わうことができた。口絵写真は、頭頂部のベレー模様。

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第581夜:虎吉のアヤメこけし

Torakiti_ayame_kao 2週間ほど前になるが、ヤフオクに表情の良い土湯系こけしが出品されていた。その形体と描彩から、虎吉か二代目虎吉の作ではないかと思ったが、胴底に署名は無く、工人を連想させる記載もなかった。気になったのは、胴中央に大きく描かれたアヤメの模様。そこで、Kokeshi wiwkiの虎吉の項を見てみると、昭和16年の作として数本のアヤメ模様のこけしが載っていた。しかしそれらのこけしはいずれも潰し目で胴底には「佐久間虎吉/岩代川俣」のゴム印があると言う。また、アヤメの形状もやや異なるようだ。結局、工人名は特定できないままに入手することとなった。その後、工人も判明したので報告しよう。口絵写真は、その表情である。

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第580夜:福寿の墨絵こけし

Fukujyu_sumie_kao 先日のヤフオクに福寿さんの墨絵こけしが出ていた。描彩を墨だけ(口など一部紅を使うこともある)で描いたこけしがあることは知られており、福寿さんの墨絵こけしも以前は手元にあった。昔から人形や玩具の類として作られてきたこけしは、赤を中心とした明るい色彩で飾られているのが当たり前である。その用途から墨絵こけしが色彩こけしより売れるとは考えられず、工人も愛好家からの依頼など特別の理由があって作ったものだろう。墨絵こけしは弔事に使われるというようなことを聞いた覚えもある。筆者も普通は墨絵こけしを入手しないが、他ならぬ福寿さんの作であり、昭和30年代の作で見所も多々あるために入手した。口絵写真は、その表情である。

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