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2022年11月

第594夜:大内恵津子の一次古型

Etuko_shimobukure_kaoヤフオクを見ていたら、ちょっと気になるこけしに出会った。やや下膨れの顔にクリッとした小振りの目、頬紅が愛らしい。明るい色彩の可愛いこけしが氾濫している昨今のこけし界、しかし本作は単に愛らしいだけではなく、何処かで出会ったような親近感を覚えた。岳温泉の大内恵津子のこけしであった。胴底の書き込みから平成16年の作のようだ。今夜はこのこけしを眺めてみよう。口絵写真は表情である。

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第593夜:喜代治が来た!

Kiyoji_s18_kao昨夜終了したヤフオクで、野矢俊文さんの6寸こけしが何と19万円で落札された。次点とは千円差、他に4万円台の入札者が2名。ヤフオクとも長い付き合いであるが、「超」が付く驚きであった。出品者の「ひやね」さんには嬉しい誤算かも知れないが…。さて、先日こけし屋のAさんから、こけし紹介の話が来た。中に戦前の奥山喜代治があるというので、見せて貰うことにした。これまで喜代治のこけしには縁が薄く、戦後の余り状態の良くないこけしを数本持っているだけであった。それだけに戦前の作には食指が動いた。会って見せて貰うと、保存状態も上々のなかなかの良品であり、譲って貰うことにした。今夜はその喜代治のこけしを紹介しよう。口絵写真は表情である。

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第592夜:改めて文吉(2)

Bunkiti_s36_kao 昨夜は佐藤文吉の第2のピーク期のこけしを紹介した。話は前後するが今夜は第1のピーク期のこけしを紹介しよう。第2ピーク期の作は、鹿間時夫氏が<こけし鑑賞>で絶賛した大名物の1尺3寸余りの文六こけしを目指したものであり、どうしても作為が見え隠れする。対して第1ピーク期の作は文六こけしを元にしながらも、文吉自身のこけしとして作られており、その素直なこぼれんばかりの笑顔が魅力的なこけしである。口絵写真はその昭和36年作の表情である。

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第591夜:改めて文吉(1)

Bunkiti_s41_kao 佐藤文吉のこけしは、愛好家の多いこけしの中でも最右翼に列せられるこけしと言えるだろう。こけしブーム華やかなりし昭和の時代、文吉こけしに魅了され、猛蒐集に走り回ったと北村勝史氏は「木の花(第8号)」の『戦後の佳作』で述べている。そして、戦後の文吉のピークは2つあり、第1は昭和36年、第2は昭和39年末から43年末であると。先日ヤフオクに、この第2のピーク期の作と思われる作が出品され、入手したので紹介したい。口絵写真はその表情である。

 

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第590夜:義一さんの盛写し(3)

Yoshikazu_akitasakari_kao 11月に入り今年もあと2か月となった。ようやく収束かと見えたコロナはまた盛り返しつつあるようだ。ここのところ新たに入手するこけしはめっきり減り、本ブログに掲載する話題も減ってしまった。本ブログの書籍化を進める中で、未掲載のこけしも出てきたので、紹介したいと思う。千夜一夜(1)の第15夜で高橋義一さんの盛写しを紹介したが、そこで触れていた秋田時代の盛こけしの写しである。義一さんにお願いした最初の写しであり、その出来の良さに驚き、以後義一さんには沢山の写しをお願いすることになった。口絵写真はその写しの第2作であり、最も肉薄した作品である。

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