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2023年1月

第604夜:正吉の初期こけし

Syokiti_syoki_kao 今年最初の「大物」を入手した。佐藤(大原)正吉のこけしである。年が明けて、書肆ひやねの「こけし往来(第71集)」が届き、その委託入札の頁に載っていたものである。ひやねは最近はヤフオクにも精力的に良品を出品しており、そちらで入手する方が多くなったが、長年の付き合いである往来は勿論気になる存在である。米浪旧蔵というそのこけしの鋭い視線に魅せられて応札した。最低価が相応のものであったせいか応札は他に無く入手することが出来た。今夜はその正吉こけしを紹介したいと思う。

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第603夜:正子さんの勘治型こけし

Masakot_kanji_kao 鳴子の高橋正子さんから年賀状を頂いた。正子さんは高橋盛さんの孫、義一さんのお姉さんであり、輝行さんの奥さんでもある。「高勘」のこけしの描彩も手掛けており、「高勘」の血縁工人である。『「高勘」本家と義一こけし』という本を作ってお送りしたことからお話をするようになった。和紙の用紙に自筆のこけし絵を描いた賀状は今では珍しく貴重なものなので紹介することにした。また、勘治型のこけしも送って頂けたので、併せて紹介したい。

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第602夜:昭和29年の正一こけし

Syoichi_s29_kao 先日のヤフオクに保存の良い佐藤正一のこけしが出ていた。太治郎型ラブの筆者は未だ持っていない昭和29年作ということもあって争奪戦に参戦した。出品数が増えたこともあって最近は落札価が下がっていた正一こけしであったが、久し振りの競り合いでは福沢諭吉の出番と相成った。さて、正一のこけしに関しては気になることがあった。それは鹿間時夫著「こけし・人・風土」に記載されていた正一訪問の話である。そこで改めて同書を読み直してみると、その訪問は昭和28年11月のことであることが分かった。そのセンセーショナルな記事の内容から、この時期の正一こけしに興味が湧いたのである。

 

 

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★大沼秀雄さん逝去★

年が明けて間もない今日5日、こけし界には辛いニュースが入ってきた。鳴子の長老大沼秀雄さんが、今日の午前1時58分に亡くなられてしまった。行年94歳ということでした。秀雄さんは言わずと知れた鳴子系の本流、大沼岩太郎の直系で戦後の第二次こけしブームを牽引して活躍した中心工人。80歳台の中頃からはこけしの製作を中止していましたが、昔話を聞ける貴重な工人でした。筆者は鳴子を訪れる度に、秀雄さん、正吾さんのお宅を訪ねるのが恒例となっており、何よりの楽しみでもありました。遊佐福寿さんを入れた正吾・秀雄・福寿の三人組は同級生ということもあって仲が良く、それぞれに特徴のあるこけしを作っていました。この三人とのお付き合いは私のこけし蒐集の中核であり、大いなる楽しみでした。その最後の一人であった秀雄さんも遂に逝かれてしまった。ただただ寂しいことである。秀雄さんのご冥福をお祈りいたします。

第601夜:2023年明け

Fukujyu_nkanji_kao 明けましておめでとうございます!

2023年が明けた。大晦日の昨日は曇り空で初日の出が心配されたが、今日は年明けに相応しい晴天。日が差す前に西方に聳える富士山が紅色に染まり始め、そして待望の初日の出、マンションの彼方から今年最初の光が輝いた。まだ続くコロナ禍にウクライナ戦争、諸物価の高騰など悲観的な昨年を覆す明るい一年になって貰いたいものである。さて、今年最初に紹介するこけし、昨年最後にヤフオクで入手したこけしである。

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