第609夜:英太郎こけしが大量に…(1)
2月の後半、ヤフオクに佐藤英太郎のこけしが大量に出品された。1本ずつの出品で、大きさは8寸から8寸5分ほど、胴模様は全て木目である。コレクター放出品ということから、英太郎の熱烈なコレクターが特注で作って貰ったものと思われる。どのような経緯で作られたものか、いつ頃のものかというような情報は出品者からは得られなかった。出品は2回に分けて行われ、全部で50本ほどとなった。筆者は英太郎のコレクターではないが、興味から各回で1本ずつ入手したので紹介する。今夜は、第1回目の出品作である。
出品こけしには1本ずつ「1★」からナンバリングされており、最高は「61★」であった。但し、欠けているナンバもあり、実数は第1回目が39本、2回目が13本で合わせて52本であった。出品こけしに同じものはなく、伝統的なものから、本人型、それに木地人形も含まれている。但し、署名は全て「英太郎作」のみであり、××型などの記載は無い。英太郎木目模様の集大成と言っても良いものだろう。材料も何種類か使われているようだ。このような出品内容から、特に欲しいという訳ではないが、1本入手しようと思い、一番安価なものに狙いを定めた。結果は、下から2番目の価格のものをゲットできた。なお、最高価は25,052円、最低価は2,770円であった。
こちらがそのこけしである。大きさは8寸3分。本人型であろう。面描の筆はよく伸び、筆太に力強く描かれている。鬢は下部が大きく後ろに跳ね、3筆の鬢飾り、8筆の手絡模様とも大きく踊っている。水準以上の出来栄えのこけしであり、価格があまり上がらなかったのは好みの問題であろうか…。
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