« 第612夜:「辞典」のこけし(菅原敏) | トップページ | 第614夜:松一さんの初期(戦中)こけし »

第613夜:今朝吉の小寸こけし(祝!WBC優勝)

Kesakiti_3sum_kao 今日は、日本の侍ジャパンがWBCを14年ぶりに制覇し、その話題でTVの番組も持ちっきりであった。昨日の準決勝、今日の決勝とも有り得ないような劇的な勝利で優勝を勝ち取った。明るいニュースが少ない昨今、東京での桜満開と共に飛びっきりの明るいニュースであった。さて、今夜は先月ヤフオクで入手した大内今朝吉の小寸こけしの紹介である。今朝吉の3寸こけしは珍しいので入手した。

Kesakiti_3sum_2men

こちらが、そのこけしである。大きさは3寸。胴底には鉛筆書きで「昭10年 今朝吉」とある。今朝吉のこけしは大正期のものから知られており、昭和5年頃まではらっきょう頭が特徴であり、その後は卵型の丸頭に替わり、大寸では縦長のやや角張った頭も見られる。大正から昭和初期のものは頭頂部に赤いカセが見られるが、それ以降はカセは描かれない。太い眉、眼点のはみ出た強い表情、丸鼻に墨のみ三筆の口が特徴である。胴模様は赤と緑のシンプルなロクロである。

さて、本こけしは今朝吉こけしとしては多く残っている昭和5年~10年頃のものである。小寸こけしとは言え、この時期の今朝吉の特徴を余すところなく有しており、小さいためか、描線は細いが、眉は大きく勢いがあり、眼点のはみ出した鋭い表情をしている。今朝吉の確かな力量が伺われるこけしである。

Kesakiti_3sum_gunzo

所蔵の中(6寸2分)・大(7寸8分)こけしと並べてみた。本こけしの大きさが分かると思う。

Kesakiti_3sum_hikaku

ペアで出品されていた慎二のこけし(右)と並べてみた。慎二は上手く作っているが、一連の復元作の影響がでているようだ…。

« 第612夜:「辞典」のこけし(菅原敏) | トップページ | 第614夜:松一さんの初期(戦中)こけし »

土湯系」カテゴリの記事

古品」カテゴリの記事

小寸こけし」カテゴリの記事

全て」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 第612夜:「辞典」のこけし(菅原敏) | トップページ | 第614夜:松一さんの初期(戦中)こけし »

最近のトラックバック

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ