« 2023年4月 | トップページ | 2023年6月 »
24日(水)から今日30日(火)まで、横浜高島屋で「紅花の山形路物産と観光展」が開催されていた。コロナが五類になったこともあって、各地のこけしイベントも以前のように行われるようになった。この山形の観光展には毎回、蔵王系の梅木直美さんが出店・来場しており、筆者も近いので必ず訪れることにしている。初日は混雑が予想されるため、2日目の午後に出掛けてきた。来客は少なく落ち着いて作品を見て、直美さんから話を聞くことが出来た。今夜はその紹介である。口絵写真は姫だるま。
続きを読む "第632夜:第22回紅花の山形路物産と観光展" »
斎藤弘道のこけしでは昭和33~34年と42年に優れた作品があることは常々言われている。弘道ラブの筆者もその頃の作を中心に蒐集を続けてきた。そんな時期の作品の中でも特に注目すべきものはあるもので、その手の物が出てきた時には更に入手を心掛けている。そんなこけしが先日のヤフオクに出品されていた。弘道の42年作で、「こけし這子の話」に掲載されている大正期の太治郎を写したものである。今夜はそのこけしを中心に42年近辺の弘道こけしの変遷を見てみたいと思う。口絵写真は這子写しの表情である。
続きを読む "第631夜:弘道の42年這子写し" »
最近はヤフオクに古品を含めて注目すべきこけしが纏めて出品されている。その内容からして著名なコレクターの蔵品と思われる。その中から、ここ1,2週間で小林善作のこけしを2本入手した。戦前の自身(善作)の作を復元したもので「古型」と呼ばれている。Kokeshi wikiによれば、昭和42,3年頃に多く作られたものとのこと。今夜はその時期の古型について紹介しようと思う。口絵写真は古型の表情である。
続きを読む "第630夜:善作のこけし(古型)" »
前2夜では、笹森さんに伊太郎こけし2本の写しを作って貰ったことを書いたが、それと一緒に製作したこけしと達磨も送ってくれたので、今夜はその紹介をしたい。コロナ禍にあって、また適当な材が見つからなかったことから写しの製作に時間がかかり、その穴埋めもあって作ってくれたもので、その心遣いに感謝する次第。口絵写真は、スイングだるまの頭に描いたボタン模様である。
続きを読む "第629夜:笹森さんの近作" »
今夜も笹森さんに作って貰った伊太郎こけしの続きである。「原」こけしは第213夜で紹介した3寸の伊太郎こけし。昨夜の8寸伊太郎とはタイプの違うものである。小寸ながら如何にも津軽の泥臭さ、おどろどろしさを漂わせた迫力のある表情が魅力の1本である。この3寸、笹森さん的には昨夜の8寸ものとは違った意味で苦労されたのではないかと思う。
続きを読む "第628夜:笹森さんの伊太郎写し(2)" »
最近のコメント