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2023年7月

第641夜:幸兵衛のこけし

Kobe_s9botan_kao7月の友の会例会では、ミニギャラリーとして「幸兵衛と伊太郎」と題して所蔵の幸兵衛と伊太郎のこけしを展示して簡単な解説を行った。伊太郎のこけし(大小2本)は本ブログで紹介済だが、幸兵衛のこけしは未紹介なので、改めて紹介したいと思う。幸兵衛も伊太郎も津軽系の希少こけしであり所蔵することを考えたことはなかったが、運良く巡り合わせで国恵志堂にやってきた。口絵写真は幸兵衛の表情である。

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第640夜:友の会7月例会

2307reikai_toshinari 一昨日の23日(日)は東京こけし友の会の7月例会があった。前日に梅雨が明けての大暑ということもあって、年配者がやや少なめで会場出席者は30数名であったが、初めて参加の方が4名もあったのは嬉しいことであった。リモートからは津軽系の阿保六知秀工人と正文工人が参加されて大いに盛り上がった。おみやげこけしは肘折系の吉野誠二工人で、4種類を依頼したが何と10種類も作ってくれた。口絵写真は早坂利成工人の豆こけし・独楽入りのエジコ。ミニギャラリーは阿保工人にちなんで「幸兵衛と伊太郎」であった。

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第639夜:昭二の初期作2

Syoji_16sai_kao 活動の大半が戦後である鳴子の桜井昭二は戦前作が残っている稀な工人でもある。14歳頃から木地挽き・描彩を始め、当初は父万之丞を模したこけしであった。戦後は伯父大沼岩蔵の弟子となり、岩蔵こけしを継承して鳴子の中心的な工人として活躍したことは周知の通りである。戦前の万之丞型は、眼点の大きな愛らしいこけしであり、kokeshi wikiにもその手の作例が載っており、同手の筆者蔵は第494夜で紹介している。ところで、先日ヤフオクに出た16才との記載がある昭二のこけしは面描の雰囲気が異なるものであり気になって入手した。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

 

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第638夜:久し振りの友の会例会

Reikai2306_hati 先週の日曜日(25日)の友の会例会はコロナ禍から復帰して3回目の出席であった。前2回では特にこけしの入手は無かったが、今回は抽選順が最初になったので新品のこけしも久し振りに入手することができた。例会には吉野誠二工人が出席され、昭一師匠との昔話等を話され大いに盛り上がった。コロナ前には毎回例会報告を本ブログに掲載していたが例会出席が出来なくなってからは止まってしまっていた。その間に若手の幹事がインスタグラムに出品こけしを掲載してくれるようになり、そちらにお願いすることにした。今後は紹介したい時に随時掲載したいと思う。今夜は今例会での入手品を紹介しよう。口絵写真は中里香織工人の胴模様の蜂である。

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