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第643夜:友の会創立70周年記念会

Tomo70kinenkai_ribon_20230828213201 昨27日(日)、東京こけし友の会の創立70周年記念会(例会・懇親会)が東京文具共和会館で開催された。朝からの猛暑の中、木村敦工人、吉野誠二工人、中根大阪こけし教室会長、矢田前名古屋こけし会会長を始め、60名を超える方々が参加された。コロナ禍で30名台の出席者が続いた中で、久し振りの大盛況となり椅子の追加を行うほどであった。13時30分から特別例会が始まり、記念こけしを作ってくれた弥治郎系の木村工人や新作の玩具を持参して参加いただいた吉野工人からお話を伺い、本例会のために特別に用意された新品こけしの頒布、古品多数を含む優品の入札などで参加者は大いに楽しむことが出来た。その後、鈴木会長が記念こけしにちなんで弥治郎系こけしの歴史を多数の古品を展示して解説して第一部は終了となった。次いで、会場を2階に移しての懇親会となり、こちらにも40名を超える方々が参加された。口絵写真は、参加者に受付で配られた名札用のリボンが付いた豆こけし。大きさ2寸で弥治郎系の池内潮音工人が作って下さり形や描彩の異なる数種類のものがあった。

 

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特別例会での頒布品の並んだ会場前面のテーブル。左から入札品、阿部進矢工人のこけしと玩具各種。新作こけしの頒布品。

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多くの参加者で一杯になった会場。

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パネルによる木村敦工人の紹介の後、木村工人からお話を伺った。ワインが好きということと、新型よりも伝統的な物を作るほうが好きという我々にとっては嬉しい言葉があった。

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吉野工人のお話し。今製作に取り組んでいるというこけしが花車を押している木地玩具を紹介された。

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弥治郎こけしの解説用に展示された、弥治郎の古品群。その蒼々たる陣容にため息が出るほどであった。

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懇親会会場の全景。鈴木会長の挨拶により宴会が始まった。ビール等のアルコールを含む飲み物とケータリングで注文した四角い箱入りのおつまみセットが各人に配られた。最初は教室形式に並べられたテーブルと椅子は、暫くすると皆が向き合う長方形に並び替えられ、飲食を共にしながら久し振りの会食に話も弾んだ…。

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ビンゴ大会で参加者に贈呈される景品群。懇親会も半ばを過ぎ、参加者お待ちかねのビンゴ大会が始まった。景品はこけしの他に本なども用意され、全員に渡るだけの数が揃っていた。

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会場に展示されていた、記念こけし(右)と「原」である佐藤伝のこけし。木村敦さんは今は伝喜型のこけしを中心に作成しており、今回の伝型は形態的にはあまり好みではないと話していたが、そこは期待の工人さん。伝こけしの古風な面影を見事に再現した作品に仕上げてくれた。70周年記念に相応しいこけしに感謝である。

 

※)例会で頒布された新作こけしについては次回に紹介…

 

 

 

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