第644夜:友の会創立70周年記念会(2)
今夜は、27日に開催された東京こけし友の会創立70周年記念例会で頒布された新品こけしの紹介である。コロナ禍で例会での新品こけしの頒布は少なくなっていたが、この記念例会に向けて入手難の工人からも記念になるようなこけしを作っていただいた。また、人気の阿部進矢工人からは帽子こけしと木地玩具各種が送られてきた。いずれも普段は作らないような珍しい型のこけしであり、出席した会員を喜ばせた。口絵写真は、木村敦工人の70周年記念こけしの表情である。
遠刈田系、早坂政弘工人の松之進型(1尺1寸3分)とえじこ2種(原は白胴)。松之進型をすっかり自分のものにした政弘さんの大寸ものは表情に張りがあり、今回も出色の作品となっていた。3本しか無く、欲しかった会員は多かったと思われる。
鳴子系、松田大弘工人の復元こけし2種。右は幸八作かとされる古作(鈴木敬蔵)の写しで、こけし手帖に「原」こけしの写真が掲載されて注目を浴びたもの。左は仙台の工人の木地に庸吉が描彩したとされるこけしの復元作で、やはり鳴子型ではないためか関心は薄かったようだ。
鳴子系、右は佐藤こずえ工人のねまりこ。左は大沼秀顯工人の伝・岩太郎型こけし(6寸)。こずえさんのねまりこは胴模様が2種類あり、一方はいちごのような模様である。
中ノ沢の半澤正則工人の善吉型こけし(4寸)。
弥治郎系、井上春未工人の5寸こけし各種。久し振りの頒布品で、春二から伝承している各種のこけしを作ってくれた。
津軽系、盛美津雄工人のこけし各種。相変わらずの出来栄えで、盛秀こけしを各種作っている。
蔵王系、阿部進矢工人の帽子こけし(左)と木地玩具(右)各種。進矢さんも高齢となり、多くの注文を抱える中で、頑張って作ってくれたことに感謝!感謝!
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