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2023年11月

第658夜:友の会で入手のこけし(菅原庄七)

Syo7_s13_kao 友の会の例会頒布では、受付の順番を元にした「一般頒布」(新品こけし、中古こけし)の他、珍しいこけしや入手難のこけしが中心の「抽選頒布」、また戦前作や人気の高いこけしを集めた「入札」の三種類が用意されている。各頒布の内容は前回(657夜)を参照されたい。11月例会の入札品には大野栄治と菅原庄七の2本の大物が存在感を発揮して鎮座していた。今夜は運良く入手できた菅原庄七のこけしを紹介しよう。

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第657夜:友の会11月例会(R5)

Reikai2311_nishiyama 昨日(26日)は東京こけし友の会の11月例会があった。暖かい日が続いた中で急に真冬になったような寒さに霧雨のような雨も混じって出掛けるのが億劫になるような天候であった。案の定、会場への集まりは捗々しくなく30名を切ってしまう状況であった。11月のおみやげこけしは土湯系の西山敏彦工人。4種類の注文に対して、10種類もの可愛いいこけしを送ってくれて、受付での選択に迷う会員が多数見られた。口絵写真は筆者が選んだ勝次型。

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第656夜:デビュー以前のこけし(高橋美恵子)

Mieko_10sai_kao 前夜取り上げた通さんにちなんで、今夜はその妹の美恵子さんのこけしを取り上げてみたい。最近は新人工人が少なく希少性があるためか、まだ修業中のこけしが販売品として出てくる事も珍しくなくなったようだ。これまでは、師匠や工人会等の承認をもって正式な工人として認められ、こけし界にデビューするという形をとっていたが、そういうしきたりはもはや過去のものとして無くなっていくのだろう。一方、蒐集家の方はデビュー以前のこけしにも関心があり、そういうものが見つかると入手して保管していた。特に修業に入る前の幼い頃に作られたものは稀品扱いとなっている。今夜のこけしは、美恵子さんの10歳の時の作品である。

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第655夜:通さんのミニこけし

Toru_mini_mae 前夜に引き続き、土湯系ミニこけしの更に小さなものを探してみた。すると高橋通さんの3本組が見つかった。中古での入手と思われるが経緯は覚えていない。通さんの若い頃のものであろう。前回の喜平ともども鯖湖のこけしであることは偶然であろうか。その最小のものは喜平ミニこけしの更に半分くらいの大きさである。口絵写真は、その通さんの最小ミニこけしである。

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第654夜:喜平のミニこけし

Kihe_mini_uekara 前回、荒川さんのミニこけしの話をしたが、他にもミニこけしがないかと土湯系のこけしを探してみた。すると、渡辺喜平の4本組のこけしが見つかり、その中の一番小さいこけしが荒川こけしとほぼ同サイズのミニこけしであった。中古で入手したこけしであるが、昔は大きさが異なる何本かで組にして販売することも多かったようだ。昭和30年代のものであろうか。口絵写真はミニこけしを上から見たところである。

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第653夜:荒川さんのミニこけし

Yoichi_ujiie_mini_uekara 前回紹介した荒川さんの磯谷茂型こけしを入手した際、おまけのように付いていた小さいこけしがあった。あまりに小さいため当初は気に留めずにいたが、磯谷型の紹介が一段落したので改めて取り出してみた。すると見覚えのある面描、胴には細かいロクロ線とその間に点のような模様が描かれているのが確認できたのである。小寸こけし(豆こけし)には、大寸の形態と描彩をそのまま縮小したミニチュア型と小寸用の形態と描彩を施したものがある。口絵写真はその豆こけしを斜め上から見た所である。

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第652夜:荒川さんの磯谷茂写し

Yoichi_shigeru_kao本千夜一夜物語のバックアップ用にブック版を作っており、先日第14巻を発行した。その中の第466夜では友の会の10月例会(平成22年)の報告が載っている。そこには新品頒布こけしとして、荒川洋一さんの磯谷茂と氏家亥一の復元こけしが紹介されている。ともに4寸の大きさで数も少なかったが値段も相当高く入手を見送ったことを覚えている。その磯谷復元作が先日のヤフオクに出品されていた。復元作は2種あり保存状態も良いので参戦して、思ったより安価に手にすることができた。今夜はその紹介しよう。口絵写真は、磯谷復元作の表情である。

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第651夜:敏の初期作

Satoshi_syoki_kao 昨夜に引き続き、初期作の話をしよう。今夜は秋保の菅原敏のこけしである。敏は庄七の後継者として、戦後の秋保こけしを支えていた重要工人であった。本作は昨夜の庫治と同時期に入手したもので、大きさも同じ5寸。初期作らしい初々しさを持った2本を並べてみると、ほのぼのとした愛らしさに心が和む。口絵写真は、その表情である。

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第650夜:初期庫治(3)

Kuraji_syoki5_kao 当初は「好きなものは何でも…」といった感じで闇雲に始めたコレクションも、日が経ち数が増えてくると何らかの目標を決めて集めることになる。一概に「こけしのコレクション」と言っても更に細分化された目標をたてることになる。例えば「初期作」という目標をたてたとしよう。これは本の蒐集における「初版本」に該当するものであろう。この「初期作」であるが、本と違って一本一本手作りされるこけしでは全く同じものはあり得ず、1本入手したからそれで終了ということにはならない。まして、初期作の期間がある程度長い場合には、その間に作風の変化も考えられ尚更である。すなわち、目標の中身を向上させるという作業も必要になってくるのである。今夜は「初期庫治」について考えてみよう。

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第649夜:陽子さんの4足亀こけし

Yoko_4kame_kao 盛秀太郎の戦前古作こけしには色々な模様のものが残っているが、中でも円盤から4本の足が伸びているような模様(通称4足亀)はよく知られている。この4足亀の代表は『こけし這子』に掲載されている7寸4分のこけしであろう。そして、この4足亀は、盛美津雄、奥瀬一家(鉄則、陽子、恵介)が復元を行っている。今夜は、奥瀬陽子さんの4足亀を見てみよう。口絵写真は4足亀の表情である。

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