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2023年12月

第669夜:津軽こけしの源流を求めて(諒祐6)

Ryosuke_nakigao_kao 今年もあと1日で終わりを迎えることになる。新型コロナが5類となったことで世の中もコロナ前の賑わいを戻しつつあるようだ。こけしに関するイベントもその多くが多少の制限はあるにせよ、以前と同じように開かれるようになった。今年の本ブログは切りの良い601夜から始まったが更新はままならず、ここ数日の追い込みで何とか69夜を追加して終了ということになった。来年は年間100夜を目指して頑張っていきたいものである。さて、今年最後は津軽系の盛諒祐さんを取り上げたいと思う。盛秀こけしの直系継承者として期待されている諒祐さんであるが、製作数は少なく現在最も入手困難な工人と言えるかもしれない。今夜は12月作の有名な盛秀古作の型を取り上げてみたい。今回もご尽力頂いた弘前のA氏に感謝である。

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第668夜:秋山耕作のこけし(2)

Kosaku_terakata_kao 鳴子の秋山耕作のこけしは、製作期間が昭和14年~16年頃までの短期間で、しかも木地:耕作、描彩:とらよ(妻)ということもあってか残るこけしは少ない。筆者も耕作こけしは1本しか持っておらず、それは第510夜で紹介した。今回、2本目のこけしを入手したので、1本目との違い等も比較しながら紹介したいと思う。

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第667夜:気になる斎こけし(戦前)

Hitoshi_s14_kao しばらく前に入手し、気になるところがあったので本ブログで紹介する予定でそのままになっているこけしが出てきた。鳴子の岡崎斎のこけしである。戦後の鳴子こけしを代表する様式の元になった斎のこけしであるが、変化が少ないということもあってか文献等で纏まって取り上げられることは少ないようだ。「こけし辞典(kokeshi wiki)」くらいであろうか。今回、そのこけしと近い時期の斎こけしを入手したので、それと比べて見てみたいと思う。

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第666夜:大宮正男のこけし

Masaoo_s22_kao 前回の好秋のこけしを気に掛けながらヤフオクを眺めていると他にも気になる遠刈田系のこけしが出品されていた。全体にかなり飴色になっており、色彩も赤以外は殆ど飛んでいて判然としない。しかし、その表情にグッと惹かれてしまった。作者は大宮正男となっている。遠刈田系はあまり力を入れてこなかったので調べてみると、何と好秋の弟子ということが分かり関心が高まった。今夜は、師匠の元にやってきた正男のこけしを見たみよう。

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第665夜:好秋のこけし(戦前作)2

Yoshiaki_s14_kao 今年も残すところ一週間を切ってしまった。12月は友の会の例会・報告会、長谷川正司さん訪問、また後半は歯の治療と慌ただしく時間が過ぎてしまった。この間、ヤフオクには興味深いこけしも出品されており、入手したものの本ブログに掲載しないままのものが溜っている。それらを順次、紹介していこう。今夜は、佐藤好秋のこけしである。好秋は遠刈田系の名工松之進の次男であるが、そのこけし(特に戦後作)は今一つ魅力に乏しいと感じてしまう。今回の作は戦前のこけしである。

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第664夜:久し振りの米沢…

Masashi_2312_kititaro_dai_kao_20231221142301 先週の木曜日、米沢の長谷川正司さんから電話があった。以前頼んだこけしが出来上がったとのこと。天気を調べると翌週はかなり強い寒波がきて雪になりそう。そのため急遽、土曜日に日帰りで米沢に行くことにした。新型コロナが蔓延してから福島以北に行ったことは無く、久し振りに東北の地に足を踏み入れた。出発時の東京は日差しが強く、気温も20度余り。午後1時過ぎに米沢に着き駅から出ると、こちらも冬の米沢らしかねる暖かさ…。駅まで迎えにきてもらい、正司宅へ向かった。

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第663夜:友の会12月例会(3)

Reikai2312_yasu_getkao 今夜は、例会で話のあった佐藤康広さんの復元作を見て行こう。今回の報告会で、追及対象の一つとなったのは、三春町歴史民俗資料館に保管されている遠刈田系の古作こけしである。大きさ1尺1寸程で胴上部が窄まり、大きな黒頭が印象的なこけしである。東北生活文化大学と文教大学の先生方が多方面から分析を行い、そこから明らかになったことを取り入れて、康広さんの復元こけしが作られたのである。口絵写真は復元作の表情である。

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第662夜:友の会12月例会(2)

Reikai2312_yasu_ejiko2  12月例会の後に大学の先生方による「こけしの発祥を探る報告会」が開催されることになり、その報告会の中で遠刈田古作こけしの復元に関する話をするために佐藤康広さんが上京することになった。そこで、せっかくなので例会にも参加してもらうことになった。康広さんはその復元こけしを何本か持ってきてくれるとは思っていたが、実際にはそれ以外に各種こけし・えじこ・木地玩具など沢山の作品を持ってきてくれた。12月例会は新品こけしの頒布が無いので、これは大変有難いことであった。今夜は、復元こけし以外の作品を紹介しよう。

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第661夜:友の会12月例会(R5)

Reikai2312_minae 昨10日は、大谷のドジャース移籍報道から始まった。師走とは思えない暖かな日曜日、今年最後の東京こけし友の会12月例会は、例会終了後に「伝統こけしの発祥を探る報告会」が開催され、仙台のこけし研究家・高橋五郎氏と佐藤康広工人も参加されることから、50名前後の参加者があり、友の会70周年の最後を飾る賑やかな例会となった。今夜はその様子を報告する。口絵写真は鎌田美奈枝さんのおみやげこけし(幸治郎型)。

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第660夜:平頭の盛こけし

Sakari_s7doho_kao 一昨日のヤフオクで落札した高橋盛のこけしが早くも届いた。童宝舎の出品で童宝舎のコレクション図集「こけし綴り」(その四)に掲載されているものである。童宝舎の古品はこれまでにかなり入手しているが、今回も「高勘」好きの筆者には見逃せない1本であった。昭和一桁の古品にしては安価に入手できたものである。今夜は、その盛こけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第659夜:秋保の古作こけし追及

Akiu_old_kao今日から12月、今年も残り一か月となった。友の会の入札で庄七のこけしを入手する2日前、ヤフオクに秋保の古作と思しきこけしが出ていた。8寸の大きさにしては頭が小さく、胴が長いこけしである。保存状態は良くなく、前面の緑色は殆ど飛んでしまっている。しかし、その面描の筆致はよく伸びて表情は秀逸であり、手元でじっくりと見てみたくオークションに参加した。今夜は、運良く入手したそのこけしを見てみたい。

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