第661夜:友の会12月例会(R5)
昨10日は、大谷のドジャース移籍報道から始まった。師走とは思えない暖かな日曜日、今年最後の東京こけし友の会12月例会は、例会終了後に「伝統こけしの発祥を探る報告会」が開催され、仙台のこけし研究家・高橋五郎氏と佐藤康広工人も参加されることから、50名前後の参加者があり、友の会70周年の最後を飾る賑やかな例会となった。今夜はその様子を報告する。口絵写真は鎌田美奈枝さんのおみやげこけし(幸治郎型)。
今月のおみやげこけしは弥治郎系の鎌田美奈枝さん。7種類(鎌文型6種、幸治郎型1種:左から2番目)もの小寸こけしを作ってくれた。
こちらが入札こけし。後列左から佐藤丑蔵、佐藤文吉、岩本芳蔵、佐藤慶春、××、二代目虎吉の笠こけし。中列左から柏倉勝郎、大沼岩蔵、木村吉太郎、佐藤英吉、阿部常吉。前列左から盛美津雄、奥山喜代治、大野栄治、高橋忠蔵の野菜籠。
こちらが抽選こけし。左から阿部薫、毛利タマ、毛利専蔵、佐藤善二。中列左から渡辺忠蔵、井上ゆき子、佐藤丑蔵、大沼健三郎、佐藤哲郎のやみよ。前列左から、佐藤英太郎、井上はるみ、秋山一雄、(失念)、本間留五郎。
例年、12月例会は新品こけしの頒布は無いのだが、今回は遠刈田系の佐藤康広さんが上京・参加され、復元こけしや各種のこけし、えじこ、玩具などを沢山持参され、嬉しいハプニングであった。(こけしの詳細は次回に掲載)
復元こけしの解説をする康広さん。「原」こけしは三春町歴史民俗資料館に保管されている遠刈田系の古作こけし。そのこけしに関して、今回、東北生活文化大学、文教大学の先生方が中心となって各種の科学的分析を行い、伝統こけしの発祥を探った結果が報告された。
報告会で解説される高橋五郎さん。五郎さん蔵の鳴子古作こけしに関しても木材の科学的分析から年代の探求が行われ、大沼又五郎よりも古い可能性が指摘された。
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