第677夜:名和コレクション見学会
去る13日(土)、高田馬場にある(株)アリミノの本社にて名和コレクションの見学会が行われた。本見学会は友の会70周年記念行事の一つであったが、スケジュール調整の結果、年越しの1月開催となったものである。こけし界では有名な名和ご夫妻のコレクションは、その系統によって分類され、それぞれの産地に寄贈されてこけし館などに所蔵されている。但し、友の会の元会長である柴田長吉郎氏が選別した各系統を代表する22本は、名和氏とご縁のあるアリミノに寄贈され、その本社に所蔵されており、今回はご厚意により見せて頂くことができた。口絵写真は「パパえ 好子より」と背中に書かれたこけしの顔、名和好子さん描彩か…?
見学会の当日は生憎の空模様で午後からは雪混じり雨となり、今シーズン最も寒い1日となった。そんな中、20名の定員に対して18名の参加者が集まり、戦前の優品を間近で見ながら、こけし談議で大いに盛り上がり、外の寒さを吹き飛ばすような熱気に溢れていた。
展示の全体はこのようになっており、その上部に系統名・工人名・大きさが表示されている。11系統のそれぞれに2本ずつ、計22本のこけしが並んでいる。いずれも各系統を代表するこけしであり、全て大正期から戦前の作品である。
左から、斎藤太治郎、岩本善作、本田鶴松、小倉嘉三郎
左から、佐藤松之進、佐藤直助、我妻勝之助、斎藤松治
左から、小林清蔵、小林吉太郎、高橋胞吉、平賀謙蔵
左から、佐藤周助、奥山喜代治、高橋武蔵、高橋盛
左から、小椋泰一郎、小椋久四郎、照井音治、佐々木与始郎
左から、盛秀太郎、長谷川辰雄
展示棚から取り出して個別に撮影したもの。左から嘉三郎、久四郎、武蔵、胞吉、喜代治、謙蔵…
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