« 第706夜:黒から赤へ(吉弥) | トップページ | 第708夜:吉弥の黒ピーク »

第707夜:友の会7月例会(R6)

Yukiko_moti_daruma 昨28日、東京こけし友の会の7月例会があった。朝から茹だるような猛暑にも拘わらず、40名もの参加者があった。おみやげこけしは木地山系の佐藤達雄工人、リモートでの参加は津軽系の稲田瑛乃工人。新品頒布こけしは5工人の力作が揃った。入札・抽選・中古こけしの頒布が終わると、第二部の持ち寄り鑑賞会に移り、テーマは井上ゆき子工人で、持ち寄られた作品を前にして楽しい一時を過ごした。口絵写真は、ゆき子工人の姫ダルマ。

Reikai2407_omiyage

今月のおみやげこけしは木地山系の佐藤達雄工人のこけし4種。右から、泰一郎型、石蔵型、嘉市型花模様、嘉市型。

Reikai2407_inada Reikai2407_mamiya_kosaku

リモートからの参加工人は津軽系の稲田瑛乃さん。北海道の小樽(銭箱)からの参加であり、工人になった経緯、現在作っている作品など、現況をお話頂いた。稲田工人にちなんで、津軽系に間宮明太郎・正男のこけしについて鈴木会長が解説を行った。

Reikai2407_new

こちらが新品頒布。左から井上春未美工人の5寸各種(2本)、津軽系稲田瑛乃工人の2.5寸エジコと5寸こけし、弥治郎系富塚由香工人の栄治型6寸(初作)、中ノ沢の関根由美子工人の重治型桜模様こけし(5寸、4寸)である。他に弥治郎系の佐藤英之工人(3.3寸)と佐藤美喜子工人(3.7寸)の子持ちこけしが1組ずつあった。

Reikai2407_nyusatu

こちらが入札こけし。後列左から、30年代の佐藤辰雄、団子梅の小椋久太郎、大寸の井上ゆき子、奥山喜代治、斎藤源吉。中列左から、高橋順子、大内一次、佐藤護(直助型)、佐藤春二(茂吉型)、井上はる美、秋山慶一郎、高橋定助。前列左から、高橋盛、遊佐福寿(えじこ)、桜井コウ、鈴木安太郎(えじこ)、佐藤伝喜。

Reikai2407_cyusen

こちらは抽選こけし。後列左から、高橋正吾(笠)、鈴木征一、瀬谷幸治、国分栄一、佐久間常雄。中列左から、瀬谷幸治(えじこ)、佐藤英裕、佐藤武雄、瀬谷幸治、野地忠男。前列左から、岡崎幾雄、笹森淳一。

 

第二部は井上ゆき子さんの作品の鑑賞会。20名余りの方々が集まり、作品は春二の弟子になる前のもの(栄治型)から春二の弟子時代、45~46年の初期作品、裏にとんぼ模様が入った全盛期の作品各種、それに遺品となった最後に描彩した貴重なものや小寸の10本組、えじこやだるま等の木地玩具まで30数点がテーブルに並んだ。

Yukiko_moti_syoki

初期作品。左の2本は栄治型(春二弟子以前)

Yukiko_moti_kogata Yukiko_moti_mage

春二古型(左)と髷・着物など

Yukiko_moti_isaku

遺作となった作品(日付の署名あり)

Yukiko_moti_10

小寸10本組…

Yukiko_moti_ejiko Yukiko_moti_hina

玉えじこ(左)と子持ちえじこ(右、木皮付き)、雛こけし

 

 

« 第706夜:黒から赤へ(吉弥) | トップページ | 第708夜:吉弥の黒ピーク »

弥治郎系」カテゴリの記事

友の会」カテゴリの記事

こけしイベント」カテゴリの記事

ダルマ・木地玩具」カテゴリの記事

写し」カテゴリの記事

その他」カテゴリの記事

全て」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 第706夜:黒から赤へ(吉弥) | トップページ | 第708夜:吉弥の黒ピーク »

最近のトラックバック

2024年11月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ