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2024年8月

第713夜:友の会8月例会(R6)

Reikai2408_norio_kao 昨25日(日)は東京こけし友の会の8月例会があった。通常の例会は8月は休会であり、頒布を中心とした特別例会である。残暑が厳しい中、初参加の方も含めて29名の参加があった(リモートでの中継は無し)。おみやげこけしは民芸店「たつみ」で頒布された山形系のこけしや話題作等、面白いものがあった。頒布品は全て中古品で、入札品、抽選品、一般頒布品に分かれていて、いずれも本状態が良く選ぶ楽しみを満喫することができた。口絵写真は、おみやげの佐藤憲雄こけしの表情。

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第712夜:奴鬢の忠蔵!

Cyuzo_yakko_senzen_kao 「奴鬢」という言葉をご存じだろうか…。先月末にヤフオクで入手した忠蔵こけしは、出品タイトルに「奴鬢/珍品」と出ていた。筆者は「奴鬢」という言葉を知らなかったが、出品者は委託業者で元の所有者のリストに「奴鬢」という言葉があったようだ。平頭に描かれた鬢が、普通に見かける忠蔵のこけしよりもかなり大きい。実は本年4月に縁あって入手した戦前の忠蔵こけしの鬢がやはり大きなものであったことを思い出し、比べてみたくなったのである。今夜はこの2本のこけしを紹介したいと思う。口絵写真は戦前の忠蔵こけしの表情。

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第711夜:直治型のこけし(まとめ)

Naoji_kata_eitaro_kao 前回、哲郎の直治型をとりあげたことから、改めて直治型について纏めておこう。小原直治のこけしは「こけし辞典」で遠刈田系タイプとされており、遠刈田系を代表するこけしである。筆者は、我妻信雄のこけしが好きであり、信雄が直治型を目指したことから直治型に興味を持った。しかし、直治のこけしを入手するなどほぼ不可能で、信雄こけしを中心に他工人の直治型を集めている。今夜はそれら直治型のこけしを紹介する。口絵写真は英太郎直治型の表情。

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第710夜:哲郎の直治型

Teturo_naoji_kao 昨日19:57スマフォで緊急地震速報が鳴ると同時に強い揺れが襲ってきて並べてあったこけしが一斉に倒れた。一昨日「南海トラフ地震臨時情報」が出たばかりであり緊張感が走ったが大過はなかった。さて、ここのところ吉弥家のこけしを話題にしているが、今夜もその続きである。ヤフオクで入手し、昨日届いたこけしである。出品写真を見た時に、その描彩の特徴から、それが小原直治型のこけしであることは直ぐに分かったが、胴底の署名は「哲郎」となっていた。吉郎平系列の哲郎が直治型を作ったという話は聞いたこともなかった。

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第709夜:良輔の吉弥写し

Sryosuke_kao 毎日うだるような暑さが続き、昼間の外出は極力避けているが、パリ五輪の深夜TV放送による睡眠不足も重なって体調維持が気にかかる。ここのところヤフオクには遠刈田系の良いこけしが出ている筆者は遠刈田系はあまり力を入れて来なかったが、定評のある良品には食指が動いてしまう。吉弥繋がりで、今夜は先日入手した斎藤良輔のこけしを紹介する。口写真はその表情である。

 

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第708夜:吉弥の黒ピーク

Kitiya_60sai_kao 8月に入って最初の週末、外は猛暑、内は五輪中継で賑わっている。三年振りの五輪であるが選手の戦いは正に悲喜こもごもである。さて、第706夜では佐藤吉弥のこけしを取り上げたが、それから程なくして吉弥のピーク期と思われる黒ロクロ線のこけしがヤフオクに現れた。保存も良く、是非欲しいと参戦したが、想定を遥かに超える金額になってしまった。それでも何とか入手することが出来たので、今夜はその紹介である。口絵写真はその吉弥こけしの表情。

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