第728夜:2025年新春!
さて、今年の年賀状である。昨年12月の友の会例会で頒布された新山実さんの鏡餅の形と色合いに魅かれて入手、頭には柚子の替わりに名工作田栄利の組ダルマからちょうど良い大きさのものを載せてみた。
こちらも恒例の初日の出(左)と朝日に染まる富士の姿(右)。毎年同じようなものになってしまうのは仕方なく、ご容赦願いたい。日の出の時間は7時3分であった。
そして、同じく恒例のお節。こちらも昨年と変わりなし。作るのは年に一回のため、レシピを見ても思い通りにはいかず、今回も思いの外時間をくってしまい、この4品でお終いとなってしまった…
昨年の12月、ヤフオクに10品程を纏めた出品が幾つか出ていた。古品は殆ど無かったが昭和30年代から40年代前半のものが中心であった。このような場合10品全部が欲しいということは稀で、中に2,3本欲しいものがあれば入札に参加することになり、あとは価格次第となる。
その中にこのようなこけしの出品があった。大きさは5寸から7寸、写真左から、斎藤源吉、佐藤佐志馬、阿部平四郎、小掠久太郎、佐藤文吉、大内一次、佐藤丑蔵、西山憲一、佐藤守正、高橋盛である。この中で多くの人が注目するのは佐藤文吉であろうか。他には、小掠久太郎(署名無し)や佐藤丑蔵(63歳)も気になるかも知れない。落札価は税込みで2万8千円を超えたが、3名が2万5千円越で争った。この落札価が妥当であったかどうかは難しいところか…
文吉を見てみよう。大きさは6寸。胴底に「三十才」の署名がある。中程に段がある珍しい形態。30才といえば昭和27年頃、文吉が本格的にこけし作りに取り掛かるのは30年代に入ってからであり、昭和20年代は珍しい。前髪や鬢は小さく、小振りの二側目は可愛い。戦後の可愛いこけしの風潮を感じさせるこけしである。胴模様は肘折っぽい横菊で、下の菊はやや複雑に筆を重ねている。文吉のこけし歴の中では空白に近い時期のものであり、それだけに数は少なく、それなりの人気があったものと思われる。
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