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前髪を三又に分けた大葉亀之進の戦前のこけしは、筆者が注目しているものの一つである。その残るこけしは昨夜紹介の小林吉兵衛より更に少ないと思われる。その戦前の亀之進のこけしは2本持っているがいずれも一側目のものであり、二側目のものは垂涎の的であった。その二側目が出たのだから食い付いてしまうのは当然のこと。今夜はその亀之進のこけしを紹介する。口絵写真はその迫力の表情である。
続きを読む "第740夜:妖しい大亀ついに登場!" »
こけしの終活も考えねばと思いつつ、まだまだ所有欲には負けてしまう。最近は古品がヤフオクによく出るようになり、持っていないものが出てくるとつい手が出てしまう。今年に入ってからでも既に何本かがコレクションに加わっている。山形の小林兄弟のなかで吉兵衛のこけしは持っておらず、市場ではなかなか見かけないが、先日のヤフオクで小寸ながら状態の良いものが出たので迷わず入手した。今夜はそのこけしの紹介である。口絵写真はその表情。
続きを読む "第739夜:吉兵衛のこけし" »
昨日開催された2月例会の報告である。寒さの厳しい日であったが、遠方の方を含め約40名の方々が参集された。今月はリモートで参加される工人は無く、オンラインでの例会中継もお休みとなった。おみやげこけしは鳴子の岡崎靖男さん(4種類)。新品頒布こけしは4工人。抽選のこけしは無かったが、入札を含めた中古こけしの良品が並んだ。第二部の持ち寄り鑑賞会は岩本芳蔵がテーマで、戦後の活動を示す作品の数々に楽しい一時を過ごした。口絵写真は、芳蔵珍品の顔である。
続きを読む "第738夜:友の会2月例会(R7)" »
今夜も昨夜に続いて「伝統こけし会」の頒布品である。ヤフオクに出品された「伝統こけし会」の頒布こけしは30本程あったようだが、昨夜の佐藤伝喜の他に入手したのは桜井昭二の1本だけである。添付の解説紙によれば、桜井昭二は第21回の頒布で昭和33年1月ということになっている。一目で岩蔵型と思われるので、岩蔵型としては極初期のものと推測される。口絵写真はその表情である。
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