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第744夜:後期高齢者突入!(そごう是伸展)

Yoshinobuten2025_ejiko 昨26日、75歳となり晴れて「後期高齢者」の仲間入りを果たした。桜も開花し気温も急上昇、春を飛ばして初夏を思わせる中、千葉そごうで開催中の柿澤是伸展(第32回宮城県の物産と観光展)に出掛けて来た。去年は是伸さんが来られなかったため二年振りの再会、前回お願いした高勘古品写しも手にすることができた。是伸さんは今回も伝統型と創作型の作品を持って来られたそうだが、創作型は早々に無くなってしまったそうで何とも複雑な思いでもある。口絵写真は勘治型のえじこ。

千葉そごう6階の催事会場は物産・観光展なので、平日の午後にもかかわらず多くの客が訪れていた。是伸さんの出展コーナーはその外れの奥まったところ、客もまばらで是伸さんは小寸物の木地挽きを行っていた。並んでいるこけしは伝統的なものが殆どであり、今回は伝統型を中心に持ってきたのかと思って聞くと、創作型は初日の午前中に殆ど売れてしまったとのことであった。

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こちらが会場の全景と是伸さん。小寸の創作型は数点しか残っていなかった。伝統型はいずれも力作揃いで、勘治型や盛型のほか普段はなかなか作らない「けさの」型も並んでいた。

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こちらが貴重な創作型。昨今のこけし界で若い愛好家が好む「かわいい」系のこけしである。

 

今回は、2年前に依頼した古品2点(勘治型、盛型)も作って持ってきてくれた。

Yoshinobuten2025_kanji_utushi

こちらは勘治かと言われている高勘古作(第559夜参照)とその写し。大きさは7寸2分。真ん中が「原」、左は試作(1年前)、右が今回の作品。

Yoshinobuten2025_sakari_utushi

こちらは盛の大正期の作で「古鳴子」と言われているものとその写し。大きさは6寸8分。真ん中が「原」、左は試作(1年前)、右が今回の作品。

Yoshinobuten2025_sakari_utushi2

こちらは盛こけしの頭部(昭和初期)が出てきたので是伸さんに預けたら胴を新たに作って盛の頭を嵌め込んでくれた(左)。ただ嵌め込み部分が欠けていた為、顔を傾げたような感じになっている。1尺2寸の大きさにして貰ったため、やや胴長な感じもするが、黄胴と肩の山の緑ロクロ線が映えて斬新な感じのこけしとなっている。右はそれと同型の是伸作、胴のロクロ線に緑が加わって戦後風になっている。

Kokeshido_bag

同好の方より、75年記念の小物入れポーチを頂いた。国恵志堂のマークも入っており有難い。多謝!!

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