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第784夜:秀顯さんからの初こけし

Hideaki_moto_tatiko正月行事も一段落して普段の生活に戻りつつある中、本日午前中に大沼秀顯さんからこけしが届いた。昨年6月、鶯谷の「ねぎし」に来られた折にお貸しした元村岩太郎のたちこの復元作が出来たので送ってくれたものである。昨年末には出来上がっていたそうだが、新年の初こけしとして国恵志堂にやってきた。年明けに相応しい作品なので、紹介しよう。

秀顯さんと元村岩太郎(4本)の復元の話を始めたのは平成26年頃。写真のコピーを送って製作を依頼した。そして、4本の内一番大きな作の写しが出来たのは27年になってからで、その年の全国こけし祭りに出品して林野庁長官賞を受賞した。但し、その時点では正確な大きさが分からなかったため1尺で作られた。

その元村岩太郎の4本がヤフオクに出品されたのは一昨年の3月のこと。それまで行方不明であった4本が極上の状態で出品され、筆者にとっては驚愕の出来事であった。何としても欲しいこけしであったが、強力な競争者により3本はその方の元(無物庵コレクション)に行き、最後に残った最小のたちこのみ奇跡的に我が家にやってきた(第688夜参照)。

この無物庵コレクションにより秀顯さんは現物に忠実な復元作を作り、昨年6月の「ねぎし」にも持って来られた。但し、たちこは現物がなかったので写真から復元された。その時に秀顯さんに元村岩太郎のたちこの現品を渡して復元を依頼したのである。

Hideaki_moto_tatiko_hikaku 

Hideaki_moto_tatiko_yoko_hikaku

こちら、左は昨年6月のたちこ、真ん中が元村たちこの現品、右が今回の復元作。昨年の復元作は大きさは同じであるが胴がやや太めであるのと、鬢が3筆で描かれているのが大きな違い。今回作は流石に忠実に作られている。

Hideaki_moto_4hon

今回のたちこを入れて、元村現品による復元作4本が完成した訳である。「原」に忠実な作は最初だけで、以降は次第に変わっていくのが常。この4本もどのように変わっていくのか楽しみでもある。

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