土湯系

第463夜:正一のえじこ

Syoichi_s34_zentai 今日から7月が始まった。オリンピックイアーと呼ばれた2020年が、こんな形で半ばを迎えるとは誰が想像したであろうか。一か月余りに及ぶ自粛期間を終え、徐々に各種制約の解除が進んでいるが、まだまだ感染者0には程遠い状況が続いている。そんな中、コロナとは直接関係ないであろうが、5月末からのほぼ一か月間で4名の工人(新山学、小林定雄、今泉房雄、高橋正吾)が黄泉の世界に旅立たれて行った。戦後の第二次こけしブームを支えた方々である。時の移り変わりは静かにそして確実に進んでいるのであろう。さて、先日、ヤフオクで佐藤正一のえじこを入手したので、今夜はその紹介をしたい。口絵写真は斜め上からの全体像である。

 

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第462夜:渡辺和夫の初期こけし

Kazuos_s49_kao 6月も三分の一を過ぎた。東京では未だ10名台の新規陽性者が見つかっているが、一応落ち着いた状況で推移しているようで、東京アラートも解除されるようだ。しかし、欧米ではかなりの感染者数が出ているにもかかわらず、黒人問題で大規模なデモが行われており感染拡大が危惧される。さて、ここのところ「福寿物語」の方が忙しくて、本ブログの更新が滞っていた。久しぶりの今夜は、土湯系の渡辺和夫のこけしである。和夫は湊屋の各種こけしを復元して評価も高いが、その初期のこけしはあまり知られていない。koeshi wikiでは、和夫は昭和46年より佐久間芳雄について木地修業をし、当初は芳雄の由吉型を作っていたとある。そんな時期の和夫のこけしがヤフオクに出たので入手した。芳雄の同時期のものも出ていたが、価格が5倍もしたので諦めた。口絵写真はその和夫こけしの表情である。

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第457夜:土湯の小寸こけしセット(野地忠男)

Noji_syosun_3hon_tocyo ここのところ土湯系こけしの話が続いているが、今夜はその発端となった(第452夜)野地忠男さんの小寸こけしを紹介しよう。野地さんは元々はサラリーマンのこけし収集家でそれが高じてこけし作りを目指し、40歳を越えてから渡辺和夫さんに師事してこけし作りを始めた異色の工人。あまり大物は作らず、定寸物を中心に土湯系として程よい大きさのこけしを各種作り、小寸物でも髷、傘、帽子冠りなど面白いものを沢山残している。今夜は、そんな中から大きさの異なる3本の坊主こけしを選んでセットにしてみた。口絵写真は、その3本を上から見たところである。頭頂部の蛇の目、前髪とカセの様式がよく分かる。

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第456夜:土湯の小寸こけしセット(陳野原和紀・渡辺和夫)

Kazunori_syosun_set_tocyo 国恵は今でこそ古品にも手を出しているが、こけしを集め始めた昭和40年代後半から50年代にかけては古品は骨董品のように特別なものという感じで見ており、もっぱら新品こけしを中心に収集を行っていた。当時の新品では復元こけしが沢山作られており、こけしの文献などを参考にその手のこけしを選んでいた。土湯系では、陳野原和紀さんが鹿間時夫氏の勧めで佐久間粂松型に挑戦しており、小さなものから大きなものまで各種の粂松型を作っていた。価格も手頃だったので、主要な粂松型はあらかた手に入れていた。その中から、今夜は陳野原さんの小寸2本と渡辺和夫さんとで3本セットにしてみた。口絵写真は、その3本を上から見たところである。

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第455夜:土湯の小寸こけしセット(佐久間芳雄)

Yoshios_syosun_3hon_tocyo 週末で検査数が少ないという事情はあるにせよ、昨日のコロナ感染者は東京で5人、大阪では0になったという。日本人の努力が報われてきた成果が感じられ、この減少状態が続くことを期待したい。さて、昨夜の続きで今夜は土湯系の小寸こけしセットとして、佐久間芳雄のこけしを取り上げた。由吉ー芳衛ー芳雄ー俊雄と続く湊屋直系の工人の中では、評価も人気も今一つと言ったところかも知れない。由吉のような本格的な品位には及ばず、俊雄のようなバラエティさでコレクターを喜ばせるということもない。しかし、木地技術に優れた芳雄は傘冠りや入れ子こけしなどの手の込んだ細工物も盛んに作り、湊屋本来の深い赤とは違う明るい赤を主体にした緻密なロクロ線で玩具っぽいこけしを作った。そんな芳雄には小寸こけしが適しており、今夜紹介する3本組の愛らしさは格別である。口絵写真は芳雄の3本セットを上から見たものである。

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第454夜:土湯の小寸こけしセット(太田精二)

Seijio_syosun_tocyo 日本人の生真面目さと従順さ、それに夏を思わせる暑さも手伝ってか、新型コロナウィルスの新規感染者は減少に転じ、緊急事態宣言も39県で解除されて、自粛していた人々にも動きがみられるようになり、全体的に気持ちの緩みは否定できない。願わくば2週間後も新規感染者が増えないように…。本ブログの連日更新も一段落して、新しいネタを探すべく戸棚の中を物色していると、小寸こけしには土湯系が多いことに気が付いた。理由は色々とあるのかも知れないが、それらの小寸こけしを単体ではなくセットとして見るとまた楽しいものである。今夜はその小寸こけしの中から太田精二工人のこけしを取り上げることにした。精二さんは渡辺和夫さんの弟子で湊屋系列の工人、腕の良い工人でいわき市湯本でこけしを作っているが、大正15年生まれということは90歳台半ばであり、もう作っていないかも知れない。口絵写真は小寸3点(坊主・髷・傘)の頭頂部である。

 

 

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第453夜:野地スマイル(2)

Noji_s53a_kao 昨夜は野地忠男さんの由吉型の最初期と思われる昭和53年作のこけしを紹介したが、その解説の中で触れた「こけし手帖441号」の写真(6頁④)には昨夜紹介のこけしと同手のものと並んでもう1本、6寸のこけしが紹介されている。そのこけしは同じ6寸の大きさであるが、頭の形が逆おむすび形で胴はやや太く三角胴に近いものである。そこで、手持ちの野地こけしを探したところ、そのこけしとほぼ同手のこけしが見つかった。太目で表情はやや異なるが、胴のロクロ模様の様式は同じである。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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第452夜:野地スマイル

Noji_s53_kao ここ5日、東京のコロナ感染者は40人を割っている。緊急事態宣言による自粛の効果が出てきているようだ。まだまだとても安心は出来ないが、先行きに明かりが見え始めたと感じられる。ヤフオクには毎日、種々のこけしが出品され、自宅に籠っている我々にとっては有難いことだ。古品以外にも中古で保存の良い良品も纏めて出品され、安価に入手できこともある。既に持っているものを状態の良いものと入れ替えることも出来る。今夜紹介するのは野地忠男さんのこけし。普段見かける野地こけしとはかなり雰囲気の違うものだったので、調べてみると初期のものらしい。入札は2人しかおらず、安価に落札できたのはラッキーだった。口絵写真はそのこけしの表情である。

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第445夜:三起子さんの初期こけし

Mikikon_h2204_kao 先月(3月)の26日に出掛けたのを最後に公共交通機関を使った外出を控えてから約一か月、コロナ禍でひたすら家に籠った4月も今日で終わる。しかし、感染拡大の終息は見込めず、あと一か月は緊急事態宣言が続くようである。今日は、本来なら診察と薬を貰うために病院に行く予定日であったが、横浜から東京を横切って埼玉まで行くのは、不要不急ではないとは言え流石にリスクは避けられず、電話で薬を出して貰うことに変更した。さて、友の会の例会も休会、こけしのイベントも中止、産地訪問もままならぬ中、こけしの収集活動はヤフオクに頼っている。幸い、古品から中古の秀作まで面白い作品が出てきており楽しみでもある。先日も野地三起子さんの初期と言われる作が出品され、今までのイメージと異なる出来栄えから入手した。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第429夜:今泉源治の由吉型(3)

Genji_yoshikiti_s44_kao TVを見ていたら、露店が出て大いに賑わっている巣鴨商店街が映された。4日(土)の映像である。とげぬき地蔵尊高岩寺は毎月4の付く日が縁日になっており、そのために多くの人がやってきたのであろう。東京都全体に自粛要請が出て多くの繁華街が閑散としている中、異様な光景であった。高岩寺では毎年、朝顔と菊の季節にこけしの催しが開かれており、その都度出掛けていたので特に気になった。今年も7月と11月に開催の計画があったが、少なくとも7月の開催は難しいかも知れない。その人出を見て巣鴨商店街には多くの苦情が寄せられたようだ。さて、最近はコレクターがこけしを整理するためにヤフオクを利用することが多々あり、その場合、数本のこけしを纏めて千円程度で出品される。それらを見ていると、なかなか面白いものが含まれており、そのようなものを安価に入手することは嬉しいものだ。今夜紹介する今泉源治さんのこけしも、そのようにして入手したもの。口絵写真はその表情である。

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