土湯系

第560夜:高橋仲代のこけし

Nakayo_s19_kao 2022年の年が明けて10日が経った。この間、新型コロナの変異種オミクロン株が急速に感染者を増やし、沖縄・山口・広島ではまん延防止等重点措置が発令された。ようやく落ち着いてきてイベント等も開かれるようになったこけし界も楽観はできない状況になりつつある。さて、今年2回目のブログ掲載には、昨年末に入手した土湯系の高橋仲代のこけしを取り上げることにした。国恵志堂コレクションの中でも太治郎型は重要な位置を占めており、その範疇のこけしとして仲代のこけしには興味を持っていた。仲代のこけしは以前にもヤフオクに出品されたが、高額の競り合いに敗れて入手できなかった。今回はほどほどの価格であり入手に至った。口絵写真は、その仲代こけしの表情である。

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第551夜:久し振りの友の会例会(R3年11月)

2111reikai_miharu 昨日は東京こけし友の会の11月例会があった。コロナ禍のために昨年の3月から休会が続いていたが、10月から再開された。この間に例会の会場も替わっており、10月はお休みした筆者は今月が新会場(東京文具共和会館)への初参加となった。先月、今月と、例会は定員を制限した申込制となっており、今月は30人余りの方々が参加された。なお、12月(12/12)は定員を制限せず、従来通り自由に参加できる例会になるとのことである。口絵写真は、筆者が受け取った三春さんのおみやげこけし(治一型)である。

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第548夜:阿部広史のこけし(戦前作)

Hiroshi_s14_kao 今日から11月になった。今年もあと2か月になった訳である。今日の新型コロナ新規感染者は、全国で2桁、東京では何と1桁の9人になった。感染者数が少なく出る月曜とは言え、このまっしぐらの減少は逆に恐ろしいくらいである。少ない感染者数が却って用心する気持ちを高めているようだ。さて、土湯系で太治郎家以外に「甘美なこけし」を作る系列として「上の松屋」がある。筆者が蒐集を始めた昭和40年代、阿部広史のこけしは佐藤佐志馬と共に、土湯系では最も入手難なこけしであり、戦後のものでも手元に置くことは出来なかった。金蔵から広史、計英へと伝えられたこけしは十日月形の二側目が特徴で、そのあどけなさ、可憐さと愛らしさが同居した表情はコレクターの人気も高い。特に金蔵のこけしは希少で評価も高く、広史の初期のものは金蔵と混同されることも多い。今夜の広史は昭和10年代の中頃のもので、初期のようなしっとりとした甘美さではないが、その名残を秘めた優品である。口絵写真はその表情である。

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第547夜:弘道の微笑み(誕生)

Hiromiti_s3307_kao コロナ禍の中で、本ブログの更新も滞りがちであるが、久し振りに書く気を起させるこけしがやってきた! 斎藤弘道のこけしである。弘道のこけしは「弘道の微笑み」と題して、昭和33~34年作のこけしを追求しており、国恵志堂の蒐集テーマの最右翼に位置するものである。筆者が最初に弘道のこけしを見たのは「こけし 美と系譜」である。88頁には、太治郎と弘道のこけしが3本ずつ掲載されている。その弘道こけしに魅了されて、以来50年に渡る蒐集生活を送ってきたのである。今、その「美と系譜」の解説を読み直すと、弘道の製作日付けに間違いがあることも分かる。今夜紹介するこけしは、そこには載っていないもの、3本の内、左2本の間に位置する時期のものである。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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第542夜:野地スマイル(3)

Noji_s5307_kao 毎日が休日の生活をしていると記念日に対する感覚も薄らいでくる。そう言えば今日は秋分の日、それに合わせた訳ではないだろうが、今日はNHK総合で大谷の試合を中継していた。昨日、久し振りのHRを打ったこともあって、TV観戦をした人は多かったのではないだろうか。4時間を超える長い試合で、大谷は4四球でHRは無く、ひたすら疲れた試合ではあった。さて、野地さんの初期のこけしには特に興味を持っており、第452夜と453夜で紹介した。先日ヤフオクに、その頃の作と思われるが、表情が全く異なる野地こけしが出てきたので入手した。他に応札した人は居なかった。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真は、その表情である。

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第541夜:帰ってきた蛸坊主(続編)

Yoshizo_s40dainaka 前回の掲載から一か月以上も経ってしまった。ちょうど東京オリ・パラの間を休んだことになる。自粛生活の中で、オリ・パラ観戦に多くの時間を費やしたことも理由の一つではあるが、この間、新しいこけしとの出会いが無かったことが最大の理由である。8月の入手こけしはヤフオクでの3本組1点のみ、長い蒐集生活の中でも稀有なことであった。9月になって、ぼつぼつこけしも入ってきており、本ブログも再開することになった。10日程前にヤフオクで岩本芳蔵のこけしを入手した。戦後の極一般的な芳蔵のこけしであったが、保存が良かったのと、ぜひ並べて見てみたいこけしであったからである。口絵写真はその芳蔵こけしの表情である。

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第524夜:荒川さんの酒井正進型こけし

Arakawa_syoshin_kao 去る21日に荒川洋一さんから電話を頂いた。以前お預けした酒井正進戦前作(安藤良弘描彩)こけしを返却していただくことに対する連絡であった。コロナ禍の中であるがお元気で、客は少ないが家の周りの片付けもので忙しいとのことで安堵した。橘コレクションの正進こけし(第912夜)が再現されなかったのは残念であるがこれも仕方のないこと。そんな折、ヤフオクに荒川さんの酒井正進型こけしが出品され、良い出来で今作ったばかりのような保存状態に惹かれて入手した。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第463夜:正一のえじこ

Syoichi_s34_zentai 今日から7月が始まった。オリンピックイアーと呼ばれた2020年が、こんな形で半ばを迎えるとは誰が想像したであろうか。一か月余りに及ぶ自粛期間を終え、徐々に各種制約の解除が進んでいるが、まだまだ感染者0には程遠い状況が続いている。そんな中、コロナとは直接関係ないであろうが、5月末からのほぼ一か月間で4名の工人(新山学、小林定雄、今泉房雄、高橋正吾)が黄泉の世界に旅立たれて行った。戦後の第二次こけしブームを支えた方々である。時の移り変わりは静かにそして確実に進んでいるのであろう。さて、先日、ヤフオクで佐藤正一のえじこを入手したので、今夜はその紹介をしたい。口絵写真は斜め上からの全体像である。

 

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第462夜:渡辺和夫の初期こけし

Kazuos_s49_kao 6月も三分の一を過ぎた。東京では未だ10名台の新規陽性者が見つかっているが、一応落ち着いた状況で推移しているようで、東京アラートも解除されるようだ。しかし、欧米ではかなりの感染者数が出ているにもかかわらず、黒人問題で大規模なデモが行われており感染拡大が危惧される。さて、ここのところ「福寿物語」の方が忙しくて、本ブログの更新が滞っていた。久しぶりの今夜は、土湯系の渡辺和夫のこけしである。和夫は湊屋の各種こけしを復元して評価も高いが、その初期のこけしはあまり知られていない。koeshi wikiでは、和夫は昭和46年より佐久間芳雄について木地修業をし、当初は芳雄の由吉型を作っていたとある。そんな時期の和夫のこけしがヤフオクに出たので入手した。芳雄の同時期のものも出ていたが、価格が5倍もしたので諦めた。口絵写真はその和夫こけしの表情である。

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第457夜:土湯の小寸こけしセット(野地忠男)

Noji_syosun_3hon_tocyo ここのところ土湯系こけしの話が続いているが、今夜はその発端となった(第452夜)野地忠男さんの小寸こけしを紹介しよう。野地さんは元々はサラリーマンのこけし収集家でそれが高じてこけし作りを目指し、40歳を越えてから渡辺和夫さんに師事してこけし作りを始めた異色の工人。あまり大物は作らず、定寸物を中心に土湯系として程よい大きさのこけしを各種作り、小寸物でも髷、傘、帽子冠りなど面白いものを沢山残している。今夜は、そんな中から大きさの異なる3本の坊主こけしを選んでセットにしてみた。口絵写真は、その3本を上から見たところである。頭頂部の蛇の目、前髪とカセの様式がよく分かる。

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