土湯系

第172夜:最近入手の古品(阿部金一)

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先日、10本ほどの古品を入手する機会があったので、それらを順次紹介したい思う。初回の今夜は阿部金一のこけし。金一のこけしは、阿部家4代のこけしの一点として千夜一夜(1)第890夜で紹介したが、その金一こけしは一側目のこけしであった。今回、目にした金一は阿部家伝来の鯨目であり、そこに惹かれて入手した次第。口絵写真はその表情である。

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第171夜:太治郎から弘道へ

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4月に入ったものの、今日は寒い1日である。先月12日~13日に一泊二日で名古屋に出かけた折、玩友Z氏とこけし鑑賞会を開いた。最近の収集品の多くはヤフオクからが多いので、どうようなものかはほぼ分かっているが、やはり現物を見るのは楽しいものである。そんな中に太治郎の大寸物があった。共に太治郎好きで好みは一致するが、国恵志堂には大寸太治郎は既に1本あるので、このヤフオクには参加せず見守っていた。幸い、その太治郎はZ氏の手に落ち、今回それを見ることが出来た。こちらからも最近入手の弘道33年を持って行ったが、並べてみると実に良く似ているのである。特に表情は、この手の太治郎をお手本にしたかと思えるほどであった。口絵写真は、その大寸太治郎の表情である。

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第157夜:33年の弘道

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先月の28日、椅子から立ち上がった瞬間、腰に痛みを覚えた。当初は歩くのにも支障があったが、それほど強い痛みではなく数日して歩行は出来るようになった。今でも長いこと座っていると痛みがあるので、軽い腰痛持ちになったしまったようだ。そんな中でもヤフオクを見ていると、弘道のこけしが纏めて5本出ており、胴底の署名からその内の1本が昭和33年作であることが分かった。33年後半から34年前半が弘道こけしのピークであり、中でも33年作は出ることが少ないので、弘道ラブの国恵志堂にしてみれば見過ごすわけには行かず頑張ってしまった。口絵写真は、その弘道こけしの表情である。

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第155夜:子持ちえじこ(高橋通)

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国恵志堂は、入れ子こけしや子持ちえじこなどの細工物が好きである。単にこけしを作るのに比べたら遥かに面倒であり、それなりの木地技術が要求される。従って誰にでも要望できるものではないが、そのようなものがあれば出来るだけ入手してきた。先日、ヤフオクに高橋通さんの子持ちえじこが出ていた。通さんのこのような作品は初めて見たので、何とか頑張って手にすることが出来た。今夜はその子持ちえじこを紹介したい。通さんの思わぬ工夫なども知ることが出来、これも収穫であった。口絵写真は、そのえじこの表情である。

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第145夜:友の会12月例会(H28)

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昨11日は、今年最後の友の会12月例会があった。11月例会から2週間ほどでの例会で参加者が心配されたが、68名の出席があった。おみやげこけしは土湯系の野地三起子さん。例会ギャラリーは「大沼新兵衛とその後継者たち」がテーマ。今月は新品の頒布は無く、頒布は中古品が中心で、更にこけし関連文献の頒布もあった。入札・抽選こけしの頒布のあと、第2部は、みちのくこけしまつりの報告と各系統のこけし製作を記録したビデオの放映があった。最後に恒例のこけしとカレンダー等を巡るジャンケン大会で盛り上がり、散会となった。口絵写真は、筆者が入手した三起子さんのおみやげこけし。

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第143夜:今朝吉の眼力

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昨夜は、眼点が下瞼からはみ出した渡辺求のこけしを紹介したが、今夜はやはり眼点が下瞼からはみ出した大内今朝吉のこけしを紹介しよう。今朝吉は大正期からこけしを作っていたが、昭和12年頃に製作を止めて息子の一次に木地業を任せたとされる。戦後は昭和29年頃より35年頃まで、一次の木地に面描のみ行った。従って、今朝吉のこけしは昭和1桁台が中心で、残るものは多くないらしい。口絵写真は、今朝吉こけしの表情である。

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第131夜:渡辺和夫の後継者たち

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先月(10月)の友の会例会には、岩附義正さんの新作(由吉型と米吉型)が並んでいた。岩附さんは最近、精力的に湊屋のこけしを作っており、7月例会では虎吉型と七郎型が頒布されている。岩附さんは湊屋の渡辺和夫(二代目浅之助)の弟子であるが、和夫の後継者としては、弟子として岩附さんの他に、野地忠男さん、太田精二さん、直接の弟子ではないが息子の渡辺亨さんが名を連ねている。しかし、野地さん、亨さんは既に亡く、太田清二さんも高齢で量産は難しく、現状では岩附さんと野地三紀子さん(野地忠男さん娘)に期待がかかる。今夜は、この和夫さんの後継者のこけしを見てみよう。口絵写真は、岩附さんの由吉型の表情である。

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第129夜:芳藏賛歌!

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先週末の締め切りで保存状態が良好な古品が20本程、ヤフオクに出ていた。ここ暫く古品の出品が途絶えていたので注目して見ていた。中に何本か欲しいこけしがあり、入札に参加して2本を入手することが出来た。昨年は極上の古品が大量に出品され、その価格も鰻上りであったが、昨今は大分落ち着いてきて、相応の価格で手にできるようになったのは喜ばしい。さて、今夜は入手した内の1本、岩本芳蔵のこけしを紹介しよう。出品コメントでは大きさが7センチとなっており、豆こけしに近い小品と思っていたが、届いたこけしは17センチの立派なものであり、嬉しい間違いであった。口絵写真はその芳藏の表情である。

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第125夜:二代目虎吉のこけし(大頭)

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最近のヤフオクでは、何本かを纏めて出品されるケースが増えてきた。第二次こけしブームの頃に集めていた収集家が高齢になり、亡くなったり、収集を止めたりして、そのこけしを処分するために出品しているのだろう。第二次こけしブームは今から思うと、正に狂乱的なこけしブームで大量のこけしが作られ、収集家や一部の投資家の手に渡っていった。その数は膨大であり、今後も中古市場には多くのこけしが出てくるのであろう。このため、1本のこけしが欲しいために、何本かのこけしを纏めて落札することになり、複雑な思いを禁じ得ない。先日も、8寸から尺2寸まで7本のこけしが大きな段ボール箱で送られてきた。欲しかったのは二代目虎吉の1尺だけであったのだが・・・(苦笑)。口絵写真は、その二代目虎吉こけしの表情である。

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第101夜:白目の芳蔵(&ルノワール展)

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昨27日は国立新美術館で開催されている「ルノワール展」に行ってきた。5月に行った若冲展では3時間もの待ち時間があったため、ある程度の覚悟をしていたが、何と全くの待ち時間無しで会場に入ることが出来た。会期が4月末から8月末と長いこと、シルバー割引が無いことが影響しているのかも知れない。しかし若冲展が異常なのであって、このルノワール展くらいの混み具合で名画を鑑賞したいものである。さて、今夜のこけしは戦前の芳蔵こけし(本人型)である。口絵写真は、その表情である。

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