土湯系

第371夜:憲一の勝次型

Kenichi_katuji_s37_kao 西山憲一は多くの勝次型を作っているが、これまで今ひとつ気に入った作に出会わず、手元にこれと言った作は残っていない状況であった。先日のヤフオクに表情の良い勝次型が出ており、何とか入手することが出来た。これもこの4月に入手した勝次こけしのご縁かとも思う。今夜はその勝次型を紹介したい。口絵写真はその勝次型の表情である。

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第363夜:第8回下谷こけしまつり

1906shitaya_gunso_1 今日(6/14)から、鶯谷の挽物玩具「ねぎし」にて下谷こけしまつりが始まった。早いもので今回で8回目となっている。最近のこけしイベントの恒例のようで、本イベントでも早朝3時には数名が並んでいたとのこと。開場の9時には30名余りの愛好家が列をなしていたそうだ。それから1時間程がピークで、筆者が訪れた午後3時時点では、2名程の客が居ただけで静かな会場になっていた。人気の本間直子さんのこけしは既に完売となっており、他の工人の作でも珍しいものは早々に無くなったようだ。本間さんは明日の午前中に帰宅されるそうだが、他の工人さん方は16日まで会場で接客にあたるとのこと。口絵写真は、入手したこけしの群像である。

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第352夜:西山勝次のこけし

Katuji_s16_kao 長い間こけしのコレクションをしている中で縁遠いこけしもある。国恵にとっては西山勝次のこけしもそんなこけしの一つであった。勝次のこけしは古品市場でもしばしば出会ったが、出来栄えと保存状態がなかなかマッチせず入手に至らなかったのである。先日ヤフオクに出た勝次のこけしは陸奥売店の印があり、保存状態も上々、勝次としては特に古いものではないが標準的な出来映えであり、軽い気持ちで入札に参加したところ国恵志堂のコレクションに加わることになった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第332夜:篠木さんの湊屋風こけし

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今日から2月である。2月と聞いて何となく春らしさを感じるが外はまだまだ寒い。先週の友の会新年例会には招待工人のお一人として土湯系の太田孝淳さんが出席された。孝淳さんの師匠は篠木利夫さんで、一昨年78歳で亡くなられた。篠木さんは昭和43年に佐藤佐志馬について木地修業したが、こけしは本人型を志向したため収集界でもあまり注目されなかったようだ。国恵も篠木さんのこけしは1本も所有していなかったが、今年になってからヤフオクで篠木さんの珍しいこけしを目にし、これも何かの縁と思って入手した。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第326夜:こけし界の二刀流(柿崎文雄)

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今年も余すところ二日を切った。関東地方は好天の30日である。今年最後の本ブログの話題は「二刀流」にした。大谷翔平がMLBで実践・披露した投打の二刀流はやはり今年の大きなニュースであり、それへの便乗である(苦笑)。さて、こけしの二刀流の意味合いとしては、二つの別の系統のこけしを本格的に製作したということにした。とは言え、今回取り上げた柿崎文雄さんにしても、土湯系(中の沢)のこけしを作り始めてからは鳴子系のこけし製作は止めているから、2系統のこけしを同時に製作という意味での二刀流ではないことはご了承願いたい。口絵写真は最近ヤフオクで入手した鳴子型こけしの表情である。

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第316夜:喜平の鯨目(戦前)

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福島県飯坂温泉の渡辺喜平のこけし(特に戦前作)は好きなこけしの一つでもあり、本ブログでも何回か紹介してきた。喜平は正末昭初からこけしを作っていたようだが、確実に喜平作と言われるこけしは昭和16年以降のものであるようだ。その喜平のこけしには目の描法が異なる2種があり、一方は一側目で眼点が大きくて丸いドングリ目のもの、他方は鯖湖の鯨目である。これまでドングリ目のこけしは入手できていたが、鯨目には縁が無く、ようやく手にすることが出来たので紹介したい。口絵写真は鯨目こけしの表情である。

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第313夜:弘道の微笑み(S34年の変化)

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今、斎藤弘道の昭和34年後半の作品がヤフオクに出ていて、結構な価格になっている。弘道のこけしは昭和33~34年頃のものが評価が高く人気もある。弘道LOVEの国恵志堂でもこの時期の作品には特に注意を持って眺めてきた。手作業で作るこけしであれば、全く同じように作っていても時の流れとともに変化は出てくるもので、34年作の署名のある作品でも前半と後半では細部に違いが出てきており、その微笑みから受ける印象も違ってくる。今夜はその辺りの所を見てみたい。口絵写真は、ひと月ほど前にヤフオクで入手した34年後半弘道の表情である。

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第311夜:こけし談話会(忠蔵一家)

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昨18日(日)は東京こけし友の会の「こけし談話会」があった。テーマは高橋忠蔵一家のこけしで初参加の方も含めて13名の参加があった。予定された方が来られなくなったため大正期の作品は見られなかったが、橘訪問(昭和12年)後の忠蔵こけしが幅広く持ち寄られた他、珍品の忠臣、佳隆の初期作、通、美恵子、順子のこけしが展示され、忠蔵一家のこけしを堪能することが出来た。また、昭和16年作のキンこけしもあった。口絵写真は昭和12年頃の忠蔵こけしの表情である。

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第300夜:弘道のえにし

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こけしのえにし(縁)の話はよく聞くことであるが、今回もそんな縁の繋がりである。23日の東京こけし友の会の例会に出掛けると、入札品コーナーに「弘道の微笑み」が立っていた。弘道と言えば、第298夜で先日入手した珍しい表情の弘道を紹介したばかりである。それが呼び水となって、この弘道との出会いが会ったのであろうか。33年~34年の弘道は国恵が愛するピーク期のこけしであり、機会があれば成るべく入手してきた。今回の作は6寸物で未だ持っておらず、入札を頑張って入手できた。口絵写真は、その弘道の表情である。

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第299夜:友の会9月例会(H30)

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昨23日(日)は東京こけし友の会の9月例会があった。久し振りの好天であったが、遠刈田で開かれている「伝統こけしろくろまつり」とぶつかった影響もあってか参加者は60名に達せず、やや寂しい例会となった。おみやげこけしは土湯系の西山敏彦さん。例会ギャラリーは田中副会長の担当で、蝶模様が描かれたこけしの話があった。新品頒布は6工人。入札・抽選を含めた中古こけしの頒布では、小寸3本が入った袋セットが沢山あって楽しめた。第二部では、美轆展をはじめとする各地のこけし催事、また全国こけしまつりの様子とコンクールの入賞作の解説が審査員でもある鈴木幹事からあった。また、カメイ美術館から発行された「伝統こけし 最新工人録」も頒布された。口絵写真は、筆者が頂いたおみやげこけしで、珍しい輪入りであった。

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