弥治郎系

第529夜:気になった篤こけし

Atushi_kogata_kao横浜では混迷するワクチン接種より関心の高かったアミメニシキヘビが遂に発見され、無事に捕獲された。筆者が借りている家庭農園から道を隔て目と鼻の先、やれやれと言った心境である。さて先日、ヤフオクに出ていたこけしの中に気になるこけしがあった。出品解説と胴底の署名から、それが弥治郎系の小倉篤のこけしであることが分かった。しかし、どうも良く見かける篤のこけしとは雰囲気が違う。かなり心惹かれるこけしなのである。そういう出品があった場合、締め切り前にkokeshi wikiなどを参照して素性などを調べるのだが、今回はそこまで詳しく調べずに、取り敢えず入手に走った。その後、wikiを調べて、それがどのようなものであるかが見えてきた。今夜はその篤のこけしを紹介しよう。口絵写真は、その表情である。

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第514夜:裕介さんの精助写し(小)

Yusuke_sesuke6_kao 東京と周辺3県の緊急事態宣言が21日で解除と決まったようであるが、まだまだ喜ばれる状態でないことは確かである。さて、昨夜に続いて佐藤裕介さんにお願いしていた精助こけし(6寸)の写しである。「原」こけしは、第493夜で紹介したものである。残っているものが多くはない精助こけしではあるが、小寸のペッケ型は比較的見かけることもある。裕介さんの精助ペッケ写しは以前にも頼んだことがあり(第119夜)、今回は2回目となる。前回作は胴がかなり太目のボリューム感に溢れたものであったが、今回は弥治郎の一般的なペッケと言ってよいだろう。口絵写真はその表情である。

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第513夜:裕介さんの精助写し(大)

Yusuke_sesuke10_kao今年も白石での全日本こけしコンクールの中止が発表されたが、お膝元の宮城県では新型コロナの新規感染者が100名を超え厳しい状況が続いている。さて、昨年末に入手した精助こけしの写しを、いわき市の佐藤裕介さんにお願いしていたが、それが出来上がったので紹介したい。裕介さんには、以前、大野栄治と精助の写しを作って貰っており、その力量は確認済み。写しをお願いする場合、工人さんによっては年単位の日数を要する場合もあったりするが、裕介さんの場合、最初にどのくらいの日数で作れるかを言ってくれるので安心できる。今回も、コロナ禍で2月には大きな地震があったにも拘わらず、3か月ほどで大小2種の精助の写しを作ってくれた。今夜は、その内の大きい方のこけしである。口絵写真はその表情である。

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第502夜:今年最初の古品こけし(鎌田文市)

Bun1_s5_kao 年が明けてからもひたすら自粛生活が続く中で、今年初めて入手した古品こけしが届いた。鎌田文市の古作こけしである。鎌田文市は大正期から戦後まで長期に渡ってこけしを作り続けており、その残るこけしも数多い。しかし、文市作として心惹かれる作は昭和1桁台以前のものであり、そうした所謂古作こけしは数も少ないこともあって、なかなか中古市場には出て来ない。今回ヤフオクに出品されたこけしは、まさにそう言った時期のものであり、運よく入手できたことに感謝したい。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第493夜:精助のこけし(ペッケ)

Sesuke_s15_kao_20201218182701 東京のコロナ感染者が800人を超え、益々増加の傾向を示す中、空からは一気に大量の雪が落ちてきて、関越道では1000台を超える車が雪の中に閉じ込められてしまった。正月まで残り2週間を切ったが、厳しい状況が続く中で年越しを迎えそうである。さて、昨夜に続いて精助こけしの紹介である。こちらは半年ほど前に入手した小寸のペッケ型である。精助のペッケについては第118夜で昭和14年作を紹介しており今夜のペッケで2本目となるが、前回作と比較しながら紹介しようと思う。口絵写真はその表情である。

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第492夜:精助の大寸こけし

Sesuke_s14_syaku_kao 師走も中日を過ぎ、お正月まであと2週間余りとなったが、コロナ感染は依然増加傾向を続け、年末年始2週間のGotoトラベルも一時中止が決まった。今年1年のこけし界を振り返えると、やはりコロナ禍に振り回された1年であったと言えるだろう。こけしのイベントは若い愛好家を中心に多くの人が集まって「密」を作る場となることが避けられず、主要なイベントは軒並み中止となってしまった。友の会の例会も3月から12月まで中止が続いており、10月からは「オンライン例会」が開かれている。来年1月の新年例会は開催の方向で、色々な対策を検討しているが、どうなるであろうか…。さて、弥治郎系の髙橋精助のこけしは、その辛口の佇まいが気に入っており、入手の機会を伺っていた。しかし精助のこけしは昭和14~16年の復活時のこけしが小寸のペッケを中心に少知られているだけで、市場に出てくることもあまり無い。その精助の大寸こけしが先週ヤフオクに出品され、日曜日に締め切りを迎えた。程よく古色が付いているが退色は見られず状態の良いこけしであったが、最低価が高かったためか応札者が現れず、無競争で入手することが出来た。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、その精助こけしの表情である。

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第448夜:春二の子持ちこけし(太胴)

Haruji_komoti2_ko 先月の20日から続けていた本ブログの毎日更新は一昨日に13日間で止まってしまった。緊急事態宣言が今月末まで延長されるとの話で息切れをしてしまったのである。今日からまた改めて更新を始めるが毎日とはならないのでご了承を…。さて、国恵は入れ子こけしなどの細工物も好きでありコレクションアイテムの一つとして関心を持っている。佐藤春二はドテラの着物を着た子持ち(入れ子)のこけしを種々作っており、第926夜でその一つを紹介した。今夜は、そんな春二の子持ちこけしの内、太胴のものを紹介しようと思う。口絵写真は、中に入っている可愛い子こけしである。

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第437夜:新山茂のこけし

Shigeru_s15_kao 昨夜との関連から、やはり早逝してしまった新山茂のこけしを取り上げたい。こけしの世界で珍品・稀品と言われるこけしがある。種々の理由で製作数が少なかったもので、多くは戦前のものである。国恵はこけしを満遍なく集めている訳ではないので、それらのものがどうしても欲しいという訳ではないが、程々の価格で入手できるのであれば手元で見てみたい気はある。弥治郎系の新山茂のこけしもそんな1本であった。茂は久治の次男で大正9年の生まれである。尋常高等小学校を卒業の昭和10年から父久治について木地修業をし、昭和14年までこけしや玩具類を作ったという。昭和15年に軍隊に入り、19年10月30日に戦死した。従って、茂のこけしは昭和10年から14年頃までのものしか無く、残るこけしは少ない。口絵写真は茂こけしの表情である。

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第428夜:33年7月の伝喜こけし

Denki_s3307_kao 新型コロナウィルスの影響で、こけしに関する行事も全く無くなってしまった。家に籠って自粛している老人コレクターにとってはヤフオクの出品こけしを眺め、時折参戦するのが唯一の楽しみになっている。今夜は、先週纏めて入手したこけしの中に入っていた佐藤伝喜のこけしを紹介しよう。伝喜のこけし(戦後)と言えば、昭和33年の作が有名で、中でも6月の復活作が評価も高い。国恵も好きなこけしの一つで、本ブログでも94夜369夜で紹介している。伝喜の33年のこけしは、6月のほか、7月、11月、12月にも頒布しているようだ。今夜のこけしは胴底の署名から7月のもの。6月作との違いを見て頂ければと思う。口絵写真は、7月作の表情である。

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第412夜:こけし談話会(大野栄治)

2002danwa_s3_kao 昨9日(日)は東京こけし友の会の「こけし談話会」があった。新型コロナウィルス拡散が危惧される中、また湯沢の犬っこまつり(秋田県こけし展)とも重なったためか10名の参加者であった。それでもテーマである大野栄治のこけしは弥治郎時代の作から戦後まで各年代の秀作が揃い、見応えのある談話会となった。口絵写真は弥治郎時代の大野栄治の表情である。

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