弥治郎系

第165夜:落ち穂拾い(佐藤正)

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以前、ヤフオクなどでなかなか良い出来なのに全く注目されず、誰にも応札されないで見過ごされてしまうこけしを、失礼ながら「落ち穂拾い」などと呼んで取り上げた。今回もそれに類するこけしの話である。佐藤正のこけしである。渡辺求の優品を入手したことから、その弟子である佐藤正のこけしにも注目していたが、なかなか思いを叶えてくれるものには出会わなかった。そんな折、先日、佐藤正の8寸、6寸の2本組がヤフオクに出品されていた。8寸は三日月目、6寸は十日月目で、特に8寸はその表情に惹かれた。結局、他に誰も応札せず、出品値の600円でゲットできてしまった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、その表情である。

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第163夜:友の会2月例会(H29)

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昨日(26日)は東京こけし友の会の2月例会があった。当日は会場の直ぐ近くを東京マラソンが通るため、朝からかなりの人出があった。おみやげこけしは弥治郎系の高田稔雄さん。例会ギャラリーは季節を反映した雛こけし特集。新品こけしは6工人。入札品は10点、抽選品は12点であった。第二部はイベントの報告ということで、今年になってから各地で開催されたこけし関係の催事がプロジェクターで映写された。最後は恒例のジャンケン大会で散会。口絵写真は筆者が受け取った高田さんのおみやげこけし。

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第156夜:友の会1月例会(H29)

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昨22日は、東京こけし友の会の新年例会があった。例会参加者は100名には達しなかったが、昨年同様90名を超える方々が参集された。招待工人は弥治郎系の富塚由香さんと高田稔雄さんであったが、富塚さんは体調不良で欠席された。お土産こけしは柴田良二さん(木地山系)と新山真由美さん(弥治郎系)の4寸こけし。会は、会長の新年挨拶、招待工人紹介・挨拶、皆勤賞表彰、頒布こけし解説、入札品解説と続き、新年例会用に揃えられた各工人の力作こけしの頒布となった。最後に、色紙や大寸こけし、高田工人寄贈のこけしを巡る大ジャンケン大会で大いに盛り上がり散会となった。その後、高田工人を囲む懇親会が場所を改めて開催された。口絵写真は筆者が入手したおみやげこけし2本である。

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第154夜:吉紀・真由美夫妻の小関写し

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昨夜が締め切りだったヤフオクに「こけし人形図集」という戦前の文献が出品されていた。この文献の名前についてはしばしば聞くところであったが、その全容については知らなかった。今回の出品の解説と掲載写真から、戦前のこけしが沢山掲載されていることが分かり、ぜひとも見て見たいと挑戦した。しかし、同様に思う方も多かったと見え、価格は鰻上りに上がり、相当頑張ったものの残念ながら落札には至らなかった。次に機会を期待しよう。さて、年明けにこけし同志のK氏より、こけしが送られてきた。新山吉紀・真由美夫妻による小関幸雄戦前作の写しとのこと。なかなか良い出来なので、紹介させて頂く。口絵写真は真由美さんの写しの表情である。

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第146夜:左内のこけし(戦前)2

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友の会の例会も終わり、今年のこけし関係の行事もほぼ終了となった。第3次こけしブームとかで、ここ2,3年友の会も若手愛好家の増加、例会参加者の増加が見られたが、最近はそれも一段落したようでブームも最盛期を過ぎたように感じられる。最も、各地のこけしイベントはまだまだ盛況のようで、先のみちのくこけしまつり(12/3開会)では、前月の28日から並んだ方を先頭に50名を超える方々が開会前に並んでいたとのこと。初日の午前中はどこも大変な賑わいのようだ。さて、今夜はぽっぽ堂さんから移ってきた新山左内のこけしを取り上げよう。口絵写真は、その表情である。

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第142夜:今年の逸品(渡辺求)

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今年もあと20日余りを残すだけとなった。最近はこけしの整理にも努めているが、まだまだ「物欲」に抗しきれず、この1年間で100本を大幅に超えるこけしが集まってきた。今夜はその中でも特に気に入っている渡辺求のこけしを紹介しよう。この求は一目見て欲しいと思ったこけしで、その最大の魅力は表情である。やや上方に視線を向けた眼点の大きな明敏な瞳に魅せられてしまったのある。その上で、大きさ、木地形態、描彩、保存状態なども満足のいくものであり、入手の最終関門となる価格も相応のものであった。年金生活の身であれば、3万円台が一つの目安になろうか。口絵写真はその求こけしの表情である。

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第120夜:こけし談話会(H28#2)

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昨18日は東京こけし友の会の「こけし談話会」があったので、その報告である。通常は第2日曜日が定例であるが、9月の第2週は友の会の旅行会が入っていたため、一週ずれて第3週になった次第である。今回のテーマは「本田鶴松・亀寿のこけし」で、出席者は14名、こけしは鶴松・亀寿・久雄・四竃健康など40本程が持ち寄られた。中でも、鶴松、亀寿はそれぞれ10本以上が集まり壮観であった。口絵写真は稀品の一つである四竃健康の表情である。

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第119夜:裕介さんの精助写し

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昨夜紹介した精助こけしの写しを佐藤裕介さんに打診したのは7月後半になってから。程なくして裕介さんから承諾の返事をもらって、精助こけしを裕介さんに送付した。裕介さんから連絡があり、こけしが届いたのは今月の4日。写しの製作については個々に色々な事情があり、長いものだと数年かかることもある。一か月余りで作って頂いた裕介さんに感謝したい。口絵写真は、その精助写しの表情である。

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第118夜:精助のこけし

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先週の友の会旅行では、七ヶ宿の横川で横川木地業の歴史についての話を聞いた。その中で、横川には木地師の高橋精助が弥治郎から移り住んでいたという話があった。精助は明治時代から木地を挽いており、こけしも作っていたと推測されるが、現存するものは昭和14,5年に収集家の要望で作った少数が知られているに過ぎない。前から欲しかった精助こけしを入手したのは7月で、その写しを佐藤裕介さんにお願いしていたのが先日出来上がった。今夜は、先ずその精助こけしを紹介したい。口絵写真は精助こけしの表情である。

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第113夜:新山実の栄五郎写し2

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東北、北海道に多大な被害を出した台風10号が過ぎ去ったと思ったら、今度は台風12号が九州から西日本に近づいている。今年は台風がなかなか発生しなかったが、発生し出したら立て続けに日本(特に北海道・東日本)を襲っている。熊本地震に始まって、西日本の集中豪雨、そして東日本への台風襲来と天変地異が続いている。
さて、第111夜で新山実さんの大正期栄五郎写しの紹介をしたが、実さんには同時に昭初の栄五郎写しもお願いしていた。今夜はその栄五郎写しを紹介しよう。口絵写真は、その栄五郎写しの表情である。

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