弥治郎系

第249夜:友の会1月例会(H30)

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昨28日(日)13時30分より、東京こけし友の会の1月例会があった。ここのところ例会への出席者が減少気味であったが、新年例会ということもあって90名程の方々が参集された。招待工人は弥治郎系の新山実さんと星定良さん、それに昨年出られなっかた富塚由香さんも加わって3名という賑やかな例会となった。会長挨拶、招待工人の紹介と挨拶、例会皆勤出席者への記念こけし贈呈、頒布こけしの解説と続き、阿部進矢さん等入手が難しい工人の頒布品も多く、皆さん大いに楽しまれたようだ。最後に大寸こけしのじゃんけんでの贈呈を行って散会となった。その後、17時より会場を変えて招待工人を囲む懇親会に移り、こちらには30名が参加されて、大いに盛り上がって終了となった。口絵写真は筆者が受け取ったおみやげこけし2本である。

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第242夜:新山享のこけし

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ここ2回は弥治郎系新山家のこけしを取り上げて来た。新山家は弥治郎系を代表する重要な家系であるが、最近では福太郎を継承する吉紀・真由美工人が活躍する一方で、久治直系の久志の後継者たちは陰の薄い存在となってしまった。かく言う国恵も久治・久志のこけしはある程度所蔵しているものの、その息子である久城・慶志・享のこけしとなると友の会のおみやげこけし程度しか記憶にない。そんな中で目に付いたこけしがあったので紹介したい。新山享のこけしである。口絵写真は、その表情である。

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第241夜:新山家の戦前のペッケ(久志と茂)

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弥治郎系新山家のペッケは小寸こけしの中でも形態・描彩が良くマッチして愛らしいこけしの筆頭に挙げても良いと思う。同じようなペッケでも、やはり作る工人によって個性は出てくるもので、各工人のペッケを集めるのも楽しいものである。今夜は、戦前の新山久志と茂のペッケを紹介しよう。茂は大正9年生まれの久治の二男で久志の弟にあたるが、25歳で戦死したために残るこけしは少ない。口絵写真はその茂のペッケの表情である。

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第240夜:久城のペッケ

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昨日(27日)締め切りのヤフオクに新山久治の小寸こけしで出ていた。昭和8年の記載があるもので、昭和一桁代の久治の小寸ものはあまり見かけないこともあってか、7万円を超える価格で落札されていた。弥治郎の新山本家は久治・久志が戦前・戦後と活躍し、久志の息子の久城、慶志、亨もその伝統を引き継いでこけしを作っていたが、今は誰も作っていないようだ。先日の友の会例会の中古品のコーナーに新山久城のペッケが出ていた。久治を彷彿させる出来栄えに目を付けていたが、自分の順番まで残っていてくれたのはラッキーだった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は久城ペッケの表情である。

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第235夜:匠の技(佐藤春二)

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最初にこの種のエジコを見た時には驚いたものだ。篭に入った幼子の首が回るのは分かるとしても、中の身体もまた篭の中でクルクル回る仕組みは、一体どうやって作ったのだろうと思う。静止が基本のこけしと違って、このエジコは頭と胴体が動くところが何とも面白い。幼子の胴体に描かれた赤・緑・紫の丸円模様もどのようにして描いたのだろうか…。この手のエジコが誰によって何時から作られたのか定かではないが、春二が作り出したような気がする。口絵写真は、その表情である。切れ長の凛々しい瞳は幼子というより妙齢の少女を思わせる。

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第207夜:高岡幸三郎のこけし

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仙台地区には戦前から色々な系統の工人が出入りしていたために、その影響を受けて系統がはっきりしないこけしが散見される。高岡幸三郎のこけしもそういった範疇に入るこけしの一つであろう。それを物語るように、幸三郎のこけしは「こけし 美と系譜」では作並系に、「東北のこけし」では山形系(仙台亜系)に、そして「こけし辞典」では弥治郎系の変型に分類されている。今夜は、その幸三郎のこけしを見ていこう。口絵写真は、幸三郎こけしの表情である。

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第206夜:星博秋さんの初期こけし

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東京では8月に入ってから連日雨降りが続いており、連続記録を更新しそうな状況である。本ブログの写真は晴天時の自然光で撮っているため、写真を撮る機会もなかなか無く、ブログの更新も滞ってしまった。気を取り直し、以前に撮っておいた写真から話題を拾ってみた。今夜は前回に関連して弥治郎の星博秋さんのこけしである。胴底に記入された日付から初期のこけしと思われるので紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第205夜:本田裕輔さんの初期こけし

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東京こけし友の会の例会では、珍しいこけしや入手困難なこけしが抽選こけしとして出品される。抽選品を入手するには応募用紙に名前を書いて抽選箱に入れる必要があるので、とりあえず入れておく。筆者は抽選には弱いので期待はしていなかったが、かなり早い段階で名前が呼ばれた。今回は特定のこけしを狙っていた訳ではなかったので、本裕輔こけしを選んだ。胴底に昭和50年との記載があり、年齢に換算すると16歳ということで初期作と思われたからである。口絵写真はその裕輔こけしの表情である。

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第203夜:友の会7月例会(H29)

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昨23日(日)、東京こけし友の会の7月例会があった。ここのところ例会参加者は減少気味で、62名の出席であった。おみやげこけしは新山匠太さん(弥治郎系)、こけし界ニュースでは新刊「伝統こけしの本」の紹介、高橋通さんの製作再開の話など、ギャラリーは「入れ子のこけし」、新品頒布こけしは6工人、中古こけし(入札、抽選を含む)頒布を経て、第二部では阿部木の実展(カメイ美術館)や木地山系伝統こけし製作・実演(とげぬき地蔵尊高岩寺)の報告があった。口絵写真は、筆者に渡された匠太さんのおみやげこけし(喜一型)。

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第200夜:弥治郎3家合体こけし誕生

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今年1月の中旬、ヤフオクにこけしの頭と胴2体がバラバラになった状態で出品された。頭は鳴子系のもので、胴体は弥治郎系のもの。いずれも戦前の著名工人のもので、個々のパーツとしての状態はなかなか良い。資料として何かの役に立つかも知れないし、関連の現行工人に修復して貰えるかも知れないと思い入手した。弥治郎の胴2体は繋げられそうなので、先月、下谷こけしまつりに上京した新山吉紀さんに見て貰い、修復をお願いした。そのこけしが本日届いたので紹介したい。口絵写真は、修復こけしの頭となった木村敦さんの表情である。

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