遠刈田系

第537夜:英太郎(18歳)

Eitaro_18sai_kao 日本の五輪メダル・ラッシュと競うように急拡大を続ける新型コロナウイルスに対して、国や地方自治体はもはや打つ手はないようだ。国民にひたすら自粛を求め、ワクチンの普及に望みを託している。五輪での日本選手の活躍にTVを始めマスコミの関心は完全にそちらに向いており、コロナに関する報道はめっきり少なくなってしまった。さて、筆者のこけし活動もヤフオクに頼る所が大きくなっている。そんな中で、先日、佐藤英太郎の18歳作と言う保存完璧のこけしが出品され、獲得に走ってしまった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は18歳英太郎の表情である。

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第525夜:2本の亀之進こけし

Kamenoshin_s17n_kao 今日から5月に入った。緊急事態宣言下、いつものゴールデンウィークに比べたら各地の人出は圧倒的に少ないようだが、新型コロナの変異種感染拡大を防ぐにはまだまだ多いようだ。正月時のような大幅な減少に繋がるかどうかはもう少し日を待たないと分からない。ここのところヤフオクに状態の良い古品の出品が増えている。老齢ないしは亡くなった古コレクターの所蔵品なのであろうか…。そんな中から先日落札した大葉亀之進のこけしが届いた。戦後の泣きべそ顔の亀之進はいただけないが、戦前の古武士然とした辛口のこけしや反対に大らかな明るい表情のこけしは魅力的だ。口絵写真は、亀之進の表情である。

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第505夜:こけしと由来(佐藤文男)

Fumio_s17_kao 古品と呼ばれるような古いこけしを扱う場合、そのこけしの由来(来歴)は重要な要素の一つである。由来とは、そのこけしが作られてからこれまでに歩んできた経過ということで、その過程で著名なコレクターに所有されたとか、文献等に掲載されたとかいう事があると、そのこけしに対しては一定の評価がされているということで、それ相応の扱いがされている。そのような由来については、陶磁器のようなものはそれが収納されている箱に箱書きのような形で記載されていることが多いが、こけしに関しては胴底に旧所有者の印やラベルなどで残されているものが多い。手書きで書かれた文言は、その書き手が判然としないことからその信憑性は参考程度に考えた方が良い場合もある。特に日付(制作日、入手日)については注意が必要である。さて、先日、ヤフオクに遠刈田系の佐藤文男の戦前作が出品されていた。文男の戦前作には興味を持っていたので、早速kokeshi wikiを見てみると、何とそのこけしがwikiに掲載されているではないか…。wikiにもヤフオクの出品解説にも、寺方徹氏旧蔵品と記されており、由来のはっきりしたものであった。そのためもあって入手欲は一気に高まり、その分価格も上がってしまったのは仕方のないことだろう。今夜はそのこけしを改めて紹介しよう。口絵写真は、その表情である。

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第498夜:2021年元旦(松一こけし)

Matu1_s35_kao 明けましておめでとうございます!

コロナ禍で激動の一年となった2020年の大晦日は全国で4500人を超える新規感染者となった。最早、欧米の感染者数が対岸の火事とは言えない状況になりつつある。そんな中にあっても、東日本では荘厳な初日の出が見られ、自宅からは朝日に輝く壮麗な富士の姿を拝むことが出来た。一日も早いコロナの終息を願わずにはいられない。口絵写真は、新春に相応しい伊藤松一さんのこけしである。

 

 

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第482夜:ワンコインのこけし(哲郎)

Teturo_kitiya_kao 新型コロナの感染は相変わらず高止まりで推移しており油断は出来ない状態が続いている。Gotoキャンペーンにより相当安価に旅行や飲食が楽しめると分かっていても、高齢故に指をくわえて見ているだけなのは残念この上なしである。さて、時間に任せてヤフオクを覗いていると、ワンコイン以下で出品されているこけしが散見される。中には「おっ!」と思うようなものもあるが、殆ど応札が無いままに終了を迎えるものも多い。最近はそういう掘り出し物を殆ど出品価そのままで落札することも多い。今夜はつい先日入手した佐藤哲郎のこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第480夜:そして秋保こけしは・・・

Syo7_4sun_kao 胴上下に2本の太い緑のロクロ線を締め、頭には満艦飾を思わせる赤の細かい手絡模様を華麗に配した秋保のこけしは、こけし界随一の美人こけしとして輝きを放っていた。そんなこけしに憧れて秋保工芸の里を訪れたのは平成24年の7月、照りつける太陽が眩しい季節であった(第740夜)。こけしの名門菅原家は既に無く、山尾家も事前の問い合わせにこけしは作っていないということであった。秋保こけしとしては唯一残っていた佐藤円夫さんを訪ねた。お父さんである武雄さんの古いこけしを見てもらうためであった。佐藤三蔵ー武雄ー円夫と続いている佐藤家の秋保こけしも、今作られているものは現代風にアレンジされており昔日の面影は遥か彼方に行ってしまったようであった。その円夫さんも平成29年に亡くなり、今は息子の武直さんが後を継いでいるのであろうか。さて、先日ヤフオクで入手したのは菅原庄七の4寸こけし。小寸のこけしでありながら、その存在感は半端ではない。口絵写真は庄七小寸こけしの表情である。

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第478夜:秋保の三姉妹(武治)

Takeji_mame_3hon いよいよ菅さんが総理となって日本の舵取りを行うことになった。自民4役や新内閣の顔ぶれを見ると、サプライズ的なものは見られず、安部さんを引き継いで菅さんらしい堅実な布陣と思われる。今回の内閣は長くて1年の暫定的なもので、菅さんが本領を発揮するのは総選挙を経て本格的な内閣になってからであろう。ところで、今ヤフオクでの話題は、将棋の藤井二冠が王位を獲得した第61期王位戦の封じ手3通に尽きるだろう。締め切りまであと4日を残した今時点で、第4局は2千万、第2局は1千万、第3局でも5百万を超えている。最終的には幾らまで上がるのか気になるところである。そのヤフオクで、先日こけしの出品を眺めていると、締め切り10分前に秋保の豆こけし3本セットを発見した。それまで全然気づかずにいたものである。以前、同じ秋保の庄七の豆こけし3本セット(第48夜)を入手しており、今回のものにも手が伸びた。最終的な競り合いに何とか勝って無事落札。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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第475夜:熊谷仁奈さんの木地挽物

Nina_futa_meruhen 仙台の熊谷仁奈さんから最新作の蓋付入れ物が送られてきた。頸椎ヘルニアを患って、そのリハビリ中の作品とのことであった。そのため本人的には内部の刳り抜きが不十分なのでと恐縮していたが、白木地の胴にはビリ鉋を使ったザラ挽きで模様を付け、品格のある作品に仕上がっている。しかも、大きく刳り抜いた中には赤ダルマが1個入っている。木地挽物が好きな国恵には嬉しい貴重な一品であった。そこで、これまで折々に作ってくれた仁奈さんの木地挽物を紹介したいと思う。口絵写真は、蓋付入れ物を斜め上から見たところである。

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第438夜:朝倉英次の古作復元

Eiji_s38_kao 緊急事態宣言が全国に出されてから2週間が経ち、自粛の成果が出てくる頃だが東京でも新規感染者の100人超えが続いている。まだまだ皆の自粛が足りないようだ。さて、大正期からこけしを作っている朝倉(佐藤)英次は正末昭初の頃に見られる一側目のこけしが素朴な味わいを持っていて評価も高く人気もあるようだ。そのため、この型のこけしを希望する愛好家も多く、妻きぬさんもその写しを作っている(第261夜参照)。今夜は、英次自身が戦後に作った自身の古作の写しを紹介する。口絵写真はその表情である。

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第433夜:庄七、本型で見参!

Syo7_s9_kao東京などに緊急事態宣言が発せられてから一週間以上になるが、新型コロナウィルスの感染は全国的に広がっている。このような状況を受けて、緊急事態宣言の対象地域が「全国」となった。さて、昨夜は庄七の三蔵型を紹介したが、秋保こけしの大本命である庄七の一般的なこけしについては適当なものが無く紹介に至らなかった。ここ数日所蔵のこけしを整理していて、保存状態はそれ程良くないが表情の良い庄七が出てきたので、今夜はそれを「庄七の本型」として紹介したいと思う。口絵写真はその表情である。

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