肘折系

第747夜:藤の花と巳之助

Ashikaga_top 一昨昨日(5/1)、栃木の「あしかがフラワーパーク」に藤の花を見に行ってきた。あしかがフラワーパークには新駅ができる前に何度か行ったことがあったが、駅から近くなりライトアップも楽しめるようになったので出掛けたのである。GWの中間の平日のためもあってか大混雑という訳ではなかったが、インバウンド(特に東南アジア)の観光客が目立った。天気にも恵まれ、藤を始め満開の花々を満喫することができた。

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第728夜:2025年新春!

Bunkiti_30y_kao 明けましておめでとうございます!

関東地方は眩いばかりの初日の出で新しい年が始まった。昨年は元旦から能登半島の大地震、羽田空港での衝突事故という大惨事が発生した。被災された方々の御苦労は並大抵ではなかったと心が痛む思いである。本年は安寧の日々が続くことを祈っている次第である。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

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第725夜:友の会12月例会(R6)

2412reikai_jyuno_gangu 東京こけし友の会の12月例会が昨8日、開催された。12月の例会は第2日曜であるため11月例会から2週間しか経っておらず、本ブログの更新も続いてしまった。おみやげこけしは弥治郎系の新山真由美さん。4種類のこけしが並んでいた。リモートからの参加工人は遠刈田系の小松里佳さん。今は関西に在住とのことで、いずれは遠刈田に戻りたいとのことであった。12月は新品頒布こけしは無く、書籍を含む中古こけしの良品が中心であった。第二部の持ち寄り鑑賞会は佐藤重之助さんで、定評の初期作から小品まで見応えのある作品が揃った。口絵写真は、重之助の木地玩具。

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第699夜:湯田初期の丑蔵こけし

Ushizo_s8_kao 佐藤丑蔵のこけしと言うと「湯田時代」という言葉が欠かせない。kokeshi wikiに拠れば、大正10年に湯田で開催された木地講習会の講師として招かれ、その後、小林辻右衛門が作った木地工場の指導員として湯田に残った時から始まり、昭和17年に盛岡市にある県の職業補導所へ勤めることなるまでの期間を言うようだ。それ以前の遠刈田、肘折時代の作品は判然としない。天江コレクションの正末・昭初のこけしは「フランケン」等を呼ばれ肘折の風土性を色濃く残した作品となっている。今回はそれ以降、湯田初期の丑蔵こけしである。

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第690夜:友の会3月例会

2403reikai_bunkiti_kao 昨日は、東京こけし友の会の3月例会があった。桜の開花は遅れているが、38名の出席があった。お土産こけしは鳴子の吉田勝範さん、作並の平賀輝幸さんがリモートで参加され、色々なお話で会員との交歓が図られた。ギャラリーは平賀工人にちなんで会長が作並系の話をされた。新品頒布は4工人で5種類のこけし。今回より、第二部として「みんなで持ち寄り鑑賞会」が始まり、初回は佐藤文吉のこけしがテーマであった。口絵写真は文吉の第一ピーク期のこけしの表情。

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第684夜:佐藤文六のこけし

Bun6_s13_kao 昨夜に引き続き、今夜は佐藤文六のこけしである。文六のこけしはかなりの数が残っており、中古・古品市場でも時々見かけるが、第4期と言われる昭和16年以降のものが多いようだ。筆者は文六のこけしは小寸を1本持っていたが、やはり本格的なものを探しており、先日それに合致するものを入手できたので紹介したいと思う。口絵写真はその表情である。

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第683夜:中島正のこけし

Nakatada_senzen_kao 本ブログも、その1、その2を合わせると1700夜に近づいているが、未だに取り上げられていない工人も多々あるようだ。それらの工人の多くは紹介するに足るようなこけしを持っていないという理由が多いが、持っていても偶々紹介を見送ってしまったものも多いので、気付き次第取り上げて行こうと思う。今夜は肘折の中島正。正のこけしは戦後作を1本持っていただけであったが、先日念願の戦前作を入手することが出来たので紹介しようと思う。口絵写真は戦前作の表情。

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第650夜:初期庫治(3)

Kuraji_syoki5_kao 当初は「好きなものは何でも…」といった感じで闇雲に始めたコレクションも、日が経ち数が増えてくると何らかの目標を決めて集めることになる。一概に「こけしのコレクション」と言っても更に細分化された目標をたてることになる。例えば「初期作」という目標をたてたとしよう。これは本の蒐集における「初版本」に該当するものであろう。この「初期作」であるが、本と違って一本一本手作りされるこけしでは全く同じものはあり得ず、1本入手したからそれで終了ということにはならない。まして、初期作の期間がある程度長い場合には、その間に作風の変化も考えられ尚更である。すなわち、目標の中身を向上させるという作業も必要になってくるのである。今夜は「初期庫治」について考えてみよう。

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第640夜:友の会7月例会

2307reikai_toshinari 一昨日の23日(日)は東京こけし友の会の7月例会があった。前日に梅雨が明けての大暑ということもあって、年配者がやや少なめで会場出席者は30数名であったが、初めて参加の方が4名もあったのは嬉しいことであった。リモートからは津軽系の阿保六知秀工人と正文工人が参加されて大いに盛り上がった。おみやげこけしは肘折系の吉野誠二工人で、4種類を依頼したが何と10種類も作ってくれた。口絵写真は早坂利成工人の豆こけし・独楽入りのエジコ。ミニギャラリーは阿保工人にちなんで「幸兵衛と伊太郎」であった。

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第638夜:久し振りの友の会例会

Reikai2306_hati 先週の日曜日(25日)の友の会例会はコロナ禍から復帰して3回目の出席であった。前2回では特にこけしの入手は無かったが、今回は抽選順が最初になったので新品のこけしも久し振りに入手することができた。例会には吉野誠二工人が出席され、昭一師匠との昔話等を話され大いに盛り上がった。コロナ前には毎回例会報告を本ブログに掲載していたが例会出席が出来なくなってからは止まってしまっていた。その間に若手の幹事がインスタグラムに出品こけしを掲載してくれるようになり、そちらにお願いすることにした。今後は紹介したい時に随時掲載したいと思う。今夜は今例会での入手品を紹介しよう。口絵写真は中里香織工人の胴模様の蜂である。

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