肘折系

第474夜:ビスクドールの微笑(佐藤巳之助)

Mino_s14_futome_kao2 今日の東京の新型コロナ感染者数は95人と久し振りの2桁台となった。慣れとは恐ろしいもので、緊急事態宣言が出されて自粛していたころは10人単位の増減で一喜一憂していたのに、今では2桁と言うだけで実際には100人近いというのに、随分と減った気がしてしまう。トランプ米大統領は未だ日に万単位の新規感染者が出ているのに、もう新型コロナに勝ったようだと吹聴しているようだ。さて、ヤフオクに見慣れないが興味を惹かれるこけしが出た場合、先ずはkokeshi wikiを開いて検索する。そこで全てが分る訳ではないが、入札に参加するかどうかの参考になる。数日前に出品されたこけしは佐藤巳之助(昭和14年)となっていたが、戦前の巳之助として国恵は認識していないものであった。wikiを検索すると殆ど同手のものが載っており、安心して入札に臨むことが出来た。そうして入手した巳之助のこけしを紹介する。口絵写真はその表情である。なお、手元に届いてからwikiの写真と詳細に比べたところ、同一のものと思われる。

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第413夜:迫力の伊之助こけし

Inosuke_gokubi_kao 最近では古品こけしはヤフオクに出ることが多く、どんなものが出てくるかは楽しみである。しかし古品は価格も相応のものであり、入手には十分な吟味も必要となってくる。さて、肘折系の斎藤伊之助のこけしは多くは残っていないようだ。国恵志堂もなかなか入手する機会に恵まれなかったが、3年程前にようやく手にすることが出来、それ1本で十分満足していた。ところが、1月末に締め切りを迎えたヤフオクに保存状態のとても良い伊之助が出ていた。その伊之助は手持ちの伊之助と比べて眉・目に迫力があり、思わず惹き込まれてしまった。久し振りに何としても欲しいという欲求に駆られ、当然のように値が上がる中、費用の算段をして何とか入手することが出来た。今夜はそのこけしを以前からある伊之助と並べて紹介したい。口絵写真は、その表情である。

 

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第400夜:佐藤誠次のこけし(2)

Seiji_s19_kao 今年も残り半月というところで400夜に達した。更新のペースは鈍っているが、今は続けることが大事と思っている。さて、先日、ヤフオクで佐藤誠次のこけしを入手した。荒川洋一の亥一型などと4本セットの中に入っていた。誠次のこけしも多くは無く、珍しいこけしの部類に入るであろう。ちょうど1年前の12月のヤフオクで入手した10本セットの中にも誠次(戦前作)が入っており、今回改めて並べて比較してみた。誠次のこけしに関しては、戦後作を千夜一夜(1)の第342夜で紹介しているが、今回の2本はそれとは趣が異なるものであった。口絵写真は戦前誠次の表情である。

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第384夜:友の会旅行(R元)2日目

1910ryokokai_wakabaya 友の会旅行の2日目、予報の雨は朝には上がり、日差しも差し込む中、朝食前に酒田の朝市と山居倉庫の散策から始まった。朝食後、本日の最初の訪問地は市内の「土門拳記念館」、ここでは「古寺巡礼」の名作セレクションが展示されていた。次いで肘折温泉に向かう途中、白糸の滝ドライブインで休憩、対岸に架かる白糸の滝を眺める。やがてバスは大蔵村に入り肘折温泉に到着。昼食はそば処「寿屋」で手打ち蕎麦と名物の「ざぶとん(焼き油揚げ)」に舌鼓…。食後は温泉街を散策しながら鈴木征一工人宅へ。こけしと語らいを楽しんだ後、最後の目的地、新庄市の小林繁男工人宅へ。沢山のこけしや玩具の他、美味しい芋煮までご馳走になり、名残惜しい中、解散場所の新庄駅に向かった。口絵写真は若葉旅館の入り口に置かれている水鉢。

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第383夜:友の会旅行(R元)第1日目

1910ryokokai_ribon 令和になって最初の東京こけし友の会の旅行会が10月5(土)、6(日)の二日間で行われた。今回の目的地は山形県で日本海沿いのあつみ温泉から鶴岡、酒田と北上して一泊、翌日は山間部の肘折から新庄に向かうコースであった。訪問する工人さんは、阿部進矢さん、五十嵐嘉行さん、鈴木征一さん、小林繁男さんであり、併せて、クラゲで有名な加茂水族館、酒田の山居倉庫、土門拳記念館などの名所も見学する盛り沢山の内容であった。そのためか、参加者は女性9名、男性11名の計20名となり、中型の観光バスを2日間チャーターした賑やかで楽しい旅となった。参加者の胸には稲田瑛乃さん(五十嵐さんの弟子)作成の愛らしいリボンこけしが飾られて旅行気分を一層盛り上げていた。さて、今回はその1日目の紹介。口絵写真は筆者が頂いたリボンこけしである。

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第379夜:こけし談話会(R1#2)

1909danwa_konosuke_s5_kao 今日(9/8)、東京こけし友の会の「こけし談話会」令和元年度第2回が鶯谷の「ねぎし」で開催された。台風15号が接近する予報の中、吉野誠二工人を含む12名の参加者が集まった。テーマは肘折の鈴木幸之助と横山政五郎で、持ち寄られたこけしはそれぞれ20本以上で、合わせて50本余りにも及び、豪華な談話会となった。また、保存の良い運七もあって色を添えた。口絵写真は幸之助(昭和5年)の表情である。

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第345夜:友の会3月例会(H31)

1903reikai_seiichi_1 24日(日)は東京こけし友の会の3月例会があった。桜も咲き始めた中、約60名の出席者があった。おみやげこけしは肘折系の鈴木征一さんで4種類。新品頒布こけしは6工人で、出席された岩附工人から解説もあった。友の会ニュースでは、TBSで放映された「マツコの知らない(こけしの)世界」にゲスト出演された渡辺兄妹から番組の裏話なども披露された。入札・抽選こけしの頒布を挟んで、第二部は新企画の「トークバトル」があり、幹事の鈴木、国府田の両名がそれぞれ「思い出のこけし」を持参して、思い出話を披露し、会場からもトークへの参加もあり、最後に出席者の挙手による判定があった。恒例のジャンケン大会で大寸こけしを贈呈して散会となった。

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第333夜:昭三のこけし(4)

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1月の友の会例会では抽選こけしの中に小林昭三のこけしがあった。抽選の順番は中程であったが、抽選コーナーには昭三のこけしが残っていたので、入手することができた。昭三のこけしは既に3本持っており、それらは本ブログで紹介している。今回の昭三こけしはそれら3本とはかなり異なった木地・描彩のものであったので、比較する意味もあって入手したのである。口絵写真はその昭三こけしの表情である。

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第251夜:健康美人(作り付け周助型)

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今日(17日)は嬉しい1日であった。平昌の冬季五輪で羽生選手が日本待望の金メダルを2連覇で獲得、また宇野選手との一位、二位のダブルメダルでもあった。また、筆者が注目しているカーリング女子も午前は中国に接戦で敗れたものの夜間にはOARに快勝して、4勝1敗で予選を折り返した。明後日からの後半戦が楽しみである。さて、肘折系の周助型は巳之助・昭一父子が「たつみ」の勧めで周助に肉薄する作品を作って人気を博した。その周助型には、明治・大正・昭和の3型を中心に多くの種類があるが、表情の強い迫力のあるものが多い。そんな中から今夜は、比較的おとなしい表情のこけしを紹介しよう。口絵写真はそんな巳之助こけしの表情である。

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第246夜:小林英一のこけし

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岩手県湯田温泉で作られてきたこけしは「湯田こけし」として独特の味わいを醸し出して我々を惹きつける。特に戦前の作品にはその傾向が強いようだ。湯田のこけしは、大正10年に丑蔵が木地講習会の講師として湯田にやってきたことから始まる。その後、丑蔵は小林辻右衛門が経営していた小林木工所に留まって木地挽きの指導を行い、多くの弟子を養成し、こけしも沢山作った。この時期の丑蔵のこけしとその弟子たちが作ったこけしが湯田こけしということになる。辻右衛門はこけしは作らず、その二男の英一が丑蔵の弟子となってこけしを作ったが、昭和22年10月に31歳の若さで亡くなってしまった。今夜は最近入手した英一のこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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