第503夜:大頭のこけし(倉吉)
暫くぶりの更新である。2月に入ってコロナの新規感染者は減少傾向になっているが、まだまだ安心できる状態には程遠い。今は、東京五輪組織委員会の森会長の進退問題が炎上している。さて、こけしは丸い頭と円筒形の胴を繋げた形が基本であるが、その両者の形・大きさにはかなりの幅があるようだ。そんな中で、頭を極端なまでに大きくしたこけしが戦前から時々見られる。山形系の小林一家のこけしもその一つであり、特に倉吉のこけしは大頭で有名である。倉吉のこけしも大正期のものは均整のとれた形であり、昭和5年頃をピークに大頭のものがあり、それらは倉吉こけしの中でも総じて高評価であるようだ。先日、ヤフオクに倉吉の大頭が出たので手を出してしまった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、その大頭こけしの表情である。
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