山形系

第366夜:戦後の黒田ウメノと正司さんの写し

Umeno_s44_kao 現在自宅で安静中なので、滞っていた本ブログの更新を進めておこう。懇意にしている米沢の長谷川正司さんは昨年後半から体調を崩し、この冬シーズンはこけしを作っていなかった。その正司さんから電話があり6/9にこけしが送られてきた。今年の1月に訪問した折に預けて来た黒田ウメノのこけしの写しである。早速電話をすると、暖かくなって体調も良くなりこけしも作り始めたとのこと。声にも張りがあり元気さが伝わってきた。鳴子のこけし祭りコンクールにも出品したいと話していた。山形系は後継者難が深刻で、現在作っているのは小林清さんと長谷川正司さんくらい。先ずは喜ばしいことである。口絵写真は、黒田ウメノの表情である。

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第330夜:雪の米沢初詣(正司さん訪問)

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先週の17日から一泊二日で米沢に行ってきた。懇意にしている長谷川正司さんを訪問し、上杉神社で今年一年の健康を祈り、小野川温泉で米沢牛を食するのが目的である。福島までは快晴であったが山形路に入ると曇が覆うようになり米沢に着くと雪も舞うようになっていた。それでも今年は例年に比べて雪は少ないとのこと。上杉神社で初詣を終え、宿の車で小野川温泉に向かう頃にはかなりの降雪になっていた。口絵写真は長谷川正司さんの大作の表情である。

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第291夜:郷玩時代のこけし(小林清蔵)

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台風が行ったと思ったら、またあの酷暑のぶり返し…。高齢者の身には厳しい。室内に居ることが多いが熱中病には気を付けねば…。弥治郎の吉野稔弘さんが8/2に急逝されたとの訃報を聞いた。事情は良く分からないが、将来を期待された新人であったたけに残念である。ご冥福をお祈りする。暑さによる「億劫さ」に気を取り直して、本ブログの更新に励まねば・・・。今夜も玉峰コレクションのこけし(小林清蔵)である。山形系、小林家のこけしではやはり吉太郎に惹かれることが多く、清蔵のこけしはこれまで入手する機会に恵まれなかった。今回は纏めて入手した中に入っていたものであり、改めて清蔵こけしを調べてみた。口絵写真は清蔵こけしの表情である。

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第236夜:戦前の広三(2)

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山形系の奥山広三のこけしは好きなこけしの一つなので、製作時期が違うものがあると出来るだけ入手してきた。先ずは戦後作から集め始め、ようやく戦前作に辿り着いて、千夜一夜(1)の第820夜で紹介した。先日、更に古そうな広三をヤフオクで見つけ入手することができた。今夜はその広三こけしを紹介しよう。口写真は広三こけしの横顔である。

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第231夜:復活!正司さん

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11/19(日)、友の会の旅行は山寺駅にて解散となり、殆どの参加者は山形に戻り新幹線で帰京することになったが、筆者は山形で参加メンバとは別れ、米沢行きの普通列車に乗った。長谷川正司さんに会うためである。昼過ぎから再び雪が降り出し、米沢に着いた頃にはかなり激しくなっていた。駅から少し離れた宿にチェックインするのを諦め、正司さんに車で迎えに来て頂く。既に辺りの地面には雪が積もり始めていた。今年初めての本格的な降雪とのこと。雪の中を正司さんのお宅に着く。口絵写真は、近作の吉太郎型こけしの表情である。

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第220夜:打ち出の小槌(2)

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こけし千夜一夜物語(1)の第220夜で、阿部正義さんの打ち出の小槌を紹介した。その時の小槌は玩友からの借り物であった。先月の友の会の入札に同様の小槌が出品され、ようやく手元に置く事が出来る様になった。丁度220夜が近づいていたこともあり、同じ220夜で紹介することにした。師匠の小林清次郎さんが木地細工物を得意にしていた影響か息子の清さん、弟子の阿部正義さんとも極小木地玩具を超絶技術で製作する。このような技術もしっかりと後世に引き継がれて欲しいものである。口絵写真は、その小槌の頭に付いているダルマである。

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第202夜:小林はつえのこけし

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今夜紹介するのは、纏めて入手した小寸こけしの中に入っていたこけしである。そのこけしは2本あり、見た目の感じから山形系のこけしと思ったが、誰の作か工人名が浮かばない。胴底を見ると「はつえ」と書かれている。しかしそれだけではやはり分からず、Kokeshi Wikiにも該当するような工人は見当たらない。こういう時に重宝するのが高井氏の「東北のこけし」。特に巻末の掲載工人名簿が役に立つ。写真掲載されていない工人も含めて、系統別・あいうえお順に最近の工人までくまなく記載されているからである。そこで、山形系の工人を見てみると「小林はつえ」という工人名が見つかった。写真掲載は無いが「小林清次郎妻女」とある。山形系の名工・清次郎さんの奥さんの作であることが分かった。口絵写真はその表情である。

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第136夜:入れ子こけし(小林清)

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昨夜は、小林清次郎さんの入れ子(孫持ち)こけしを紹介したが、今夜はその息子の清さんの入れ子こけしである。清さんはその控え目な性格もあってか、昭和の名工清次郎さんの陰に隠れてあまり目立たない存在であった。しかし、その木地技術は、千夜一夜(1)第272夜で紹介したように、清次郎さんを凌ぐほどの力量を持っている。清次郎さん、会田栄治さんという山形県の巨頭が相次いで亡くなり、清さんも山形系のトップとしての働きが期待されている。口絵写真は、清さんの入れ子こけしの表情である。

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第135夜:入れ子こけし(小林清次郎)

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こけし工人とは、こけしを作る人のことを言うが、元々は木を材料にしてロクロを使って加工し、種々の木地製品を作る木地師と言われる人々が、余技としてこけしを作ったことに始まる。昭和になって、木地製品の中でもこけしの比重が高くなっても、戦前に生まれた工人は概ね木地技術に長けており、その技をこけしの細工物などに発揮してきた。小林清次郎さんもそんな一人で、入れ子など応用している。千夜一夜(1)の第271夜で紹介した入れ子もその一つである。今夜は、その清次郎さんの孫持ちを紹介しよう。口絵写真は、孫持ちこけしの表情である。

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第90夜:正司さん訪問

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こけし工人の老齢化と後継者問題は、やや活気を取り戻してきたこけし界に深刻な影を落としている。弥治郎系や遠刈田系など新人工人の出現は嬉しい話であるが山形系ではそのような話は無く、現在純粋に山形系のこけしを作っているのは小林清さんと長谷川正司さんの二人くらいである。その正司さんも3年前に奥さんを亡くしてからは休業状態となり昨年後半からようやく仕事を始めたような状況であった。その後今年にかけて体調を崩したこともあり、様子を伺いに米沢を訪ねた次第である。現在は体調もすっかり回復して頗る元気になっており、往年の切れ味鋭いこけしを作っていて安心した。口絵写真は依頼していた吉太郎写しの表情である。

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