鳴子系

第199夜:危なかった竹雄こけし

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この竹雄のこけしを求めたのは都内のこけし店で、ほぼ1年前になる。鳴子の大沼竹雄の古いこけしであることは直ぐに分かったが、左側頭部が黒く汚れている。竹雄古作にしては程々の価格だったのはその難点があったためであろう。入手後、本ブログにあげることも無く、そのまま仕舞込んでいた。先日こけしの整理中に出てきたが、黒い汚れのため手放そうとしていたら、それを知った同人から諫言を受けてしまった。そこで改めて良く観賞し、調べてみるとなかなかの作だという事が分かってきた。危なく貴重な竹雄古作を手放すところであった。諫言をしてくれた同人には感謝しなければならない。口絵写真はその竹雄古作の表情である。

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第196夜:ファーストこけし

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先日、妹の家に行った折、古くなった段ボールの箱が2個出て来た。中を見るとこけしが入っており、どこに行ったか不明になっていた収集間もない頃のこけしが出て来た。その中に、初めて購入した岡崎仁治のこけしも入っており、国恵志堂コレクションの最初の1本として本ブログの記録に残すことにした。口絵写真は、その表情である。

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第195夜:福寿の勘治型(S30年代前半)

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東京こけし友の会の例会では、会場前方のテーブルに頒布用のこけしが並べられている。向かって中央に中古こけし、右に新品こけし、そして左に入札と抽選のこけしである。会場に入ると先ずは入札こけしの所に向かうことが多い 。昨25日の例会では、入札こけしの中にお馴染みの大きなこけしが並んでいた。近づくと「こんにちは」とにっこり微笑んでいる。それが福寿さんの勘治型であることは直ぐに分かった。今夜は、運よく国恵志堂「福寿コレクション」に仲間入りしたこけしを紹介する。口絵写真はその表情である。

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第192夜:第6回下谷こけしまつり

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本日(6/16)より、鶯谷の挽物玩具「ねぎし」で恒例の下谷こけしまつりが開催されているので、午後に出掛けて来た。午前中の開店前には20人程の行列が出来ていたとのこと。大沼秀顕さん、新山吉紀さん、新山真由美さん、平賀輝幸さん、阿部国敏さんが会場に来ておられた。本間直子さんは会場には来られず出展のみのようであったが、こけしは既に売り切れていたようである。今年で6回目となり、毎年馴染みの工人さんの顔とこけしが見られるのは嬉しいことである。口絵写真は今年還暦を迎えた大沼秀顕さんの写真が印刷されたTシャツ。

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第191夜:是隆・茂さんの旧作(昭和30年代)

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鳴子の柿澤是隆さんが亡くなってから1年が経とうとしている。月日の流れは早いものである。そんな折、ヤフオクで是隆さんの旧作を見つけた。姿・形、その表情は見慣れている是隆さんのものとは全く異なり、署名がなければ是隆作とは思い付かないだろう。ほぼ同時期に、やはりヤフオクで「大場茂」署名のこけしを見つけた。こちらも(滝島)茂さんの旧作と思われたので入手した。是隆さんの一周忌を前に同僚の茂さんの作と2本の旧作が揃ったのも何かの縁であろう。今夜はその2本を紹介したい。口絵写真は是隆さんの旧作の表情である。

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第185夜:誓の仲間が増えた

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先週末は湯沢から弘前へと久し振りにこけし行脚を満喫した。一面の新緑の息吹の中にやや濃いピンク色の八重桜が名残を惜しんでいた。都会に居るとこけしへの想いにも波があり、本ブログの更新も延び延びになってしまうが、今は想いが強くなっており暫くは頻繁に更新ができそうである。さて、大沼誓のこけしは好きなこけしであり、特に状態が良い戦前作が出るとつい欲しくなってしまう。そこで、最近ヤフオクで入手し、国恵志堂の誓コレクションに仲間入りしたこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第181夜:最近入手の古品(遊佐民之助)

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今夜は鳴子の遊佐民之助である。民之助のこけしは大正期を中心にした第1期、昭和15年から18年の第2期、昭和26年から亡くなる28年までの第3期に分かれる。戦後の復活作も戦前作と変わらない古雅溢れるこけしを残しているため、戦後作でも戦前作に勝るとも劣らない評価を受けており、人気も高い。昨日終わったヤフオクにも戦後作が出ていたが8万円近くの高額で落札されていた。今回の民之助も戦後作であるが、古品扱いで紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第176夜:最近入手の古品(高橋盛)

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今年は開花後、気温の低い日が多いせいか、ここ横浜でも未だ花見が出来るくらいに桜が咲いている。さて、古品の5回目の今夜は高橋盛のこけしである。「高勘」のこけしは国恵志堂が最も力を入れているもので、大正期のものから最近のものまで地道に集めているが、昭和初期の状態の良いものがなかなか見つからない。そんな中で出会ったのがこの盛。「愛玩鼓楽」のNo.769の現品で昭和7年「橘」頒布のものである。保存がとても良いという訳ではない(胴裏にはヒビが入っている)が、程良い大きさと、この時期の特徴である平頭が明確なので入手した次第。口絵写真は、その表情である。

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第175夜:最近入手の古品(大沼竹雄)&花見2

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今年の花見は3日に靖国神社に行ったのだが、隣の千鳥ヶ淵は見頃ではなかったので、昨7日(金)に再び訪れてみた。昼時点では未だ小雨も降っている中、ほぼ満開の千鳥ヶ淵の桜を楽しんだ。今年は1本の木でも咲く時期に差があり、木全体が満開になるモクモク感は少なかった。午後になり天気も回復したので、六義園にも行ってみた。こちらは大きな枝垂桜の名所であるが、それは既に散って葉桜になりかけていたのが残念だった。来年に期待しよう。
さて、今夜の古品は大沼竹雄のこけし。昭和10年前後の鳴子では、松田初見と共に盛んに売り出していたと言われているが、そのこけしは驚くほど出て来ない。国恵志堂も大寸を1本持っているに過ぎない。今回は保存の良い竹雄だったので迷わず入手した。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、その表情である。

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第174夜:最近入手の古品(高橋直次)

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古品シリーズ第3回目の今夜は鳴子の高橋直次のこけしである。老舗「高亀」の高橋武蔵の3男である直次は昭和19年5月30日に24歳で没しているため、その残るこけしは多くはなく特に状態の良いものにはなかなか巡り合わない。国恵志堂も小寸のたちこが1本あるだけであったが、今回出会った直次は非常に保存の良いものであり入手した。口絵写真は、その表情である。

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