鳴子系

第226夜:こけし談話会(桜井万之丞・コウ)

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昨5日(日)は東京こけし友の会のこけし談話会があった。この談話会は通常第2週に行われるのだが、今月は第2週にとげぬき地蔵尊高岩寺での木地山系こけしのイベントがあるため、一週繰り上げての開催となった。テーマは鳴子系の桜井万之丞・コウのこけしで、万之丞、コウ、昭二の作品が戦前作を中心に展示され、幹事の解説の後、じっくりと鑑賞することが出来た。参加者は12名。口絵写真は大正期の万之丞こけしの表情である。

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第225夜:引き寄せられるこけし(高橋盛雄)

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今日から11月、今年もあと2か月を残すだけとなった。先日、書肆ひやねに落札こけしの秋山耕一郎を受け取りに行った折、2階のこけし棚を眺めていると気になるこけしを見つけた。高橋盛雄のこけしである。「高勘」好きの国恵は盛雄こけしもそれなりに持っているが、このこけしには何か惹かれるものがあり、連れて帰ることにした。同一工人の同じようなこけしであっても一本一本違うのが手作りの良さ。もう持っているからと流してしまうのではなく、常に良いものを求める気持ちを大切にしたい。口絵写真は、その盛雄こけしの表情である。

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第224夜:秋山耕一郎のこけし

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今夜紹介するのは、秋山耕一郎のこけしである。耕一郎のこけしは時々見かけるが、それらは戦後の昭和30年代以降のもので、新型こけしの影響を感じさせる甘い表情のものである。耕一郎は戦前からこけしを作っているとのことであるが、戦前作は文献等でも紹介されていないようだ。今回のこけしは胴底の「秋山耕一郎」という記名と「昭17」という書き込みから戦前の耕一郎こけしと思われるものである。耕一郎の真作であれば珍しく貴重なこけしと言えるだろう。口絵写真は、その戦前、耕一郎のこけしの表情である。

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第221夜:親子達磨(福寿と寿彦)

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このところ雨模様の日が続いていたが、今日は久し振りにお日様が顔を出したので本ブログ用の写真を撮った。殆どの工人がこけし以外に達磨も作るようだが、達磨はこけしほど伝統性がないため、工人の個性で割合自由に作っているようだ。国恵は達磨を意識して集めている訳ではないが、福寿さんの達磨だけは異なるものが見つかると入手してきた。その結果は千夜一夜(1)の第856夜で紹介したが、今のところ5種類が見つかっている。その息子寿彦さんの達磨はこれまで見た記憶がなかったが、今回ヤフオクに出て来たので、福寿達磨と並べて紹介しよう。口絵写真は寿彦達磨である。

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第214夜:友の会9月例会(H29)

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昨24日(日)は東京こけし友の会の9月例会があった。清々しい秋晴れの下、約70名の方々が参集された。冒頭、会より出席者全員に豆こけしのプレゼントがあり、一気に雰囲気が盛り上がった。こけし界ニュースで今後のこけし関連イベントの案内があり、ギャラリー、新品こけし、中古こけし(入札、抽選)の頒布と続いた。今月は、小寸・豆こけしをビニール袋に入れた頒布品が相当数出品されて、会員を喜ばせた。第2部はシーボルト・ハウスでのこけし展、遠刈田のろくろまつり、鳴子の全国こけし祭りの報告もあった。最後に恒例となったジャンケン大会で大寸こけしを配布して散会となった。口絵写真は筆者が受け取ったおみやげこけし。

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第210夜:盛雄こけしの木地は…?

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先月末より夏風邪をこじらせてしまい本ブログの更新も滞ってしまった。さて第209夜で、友の会8月臨時例会で入手した高橋盛雄のこけしを紹介したところ、しょ~じ氏より「木地は福寿ではないか・・・」とのご指摘を頂いた。確かに言われてみれば木地に関しては迂闊にも殆ど考えたことはなかった。戦前の「高勘」では家族(一家)でこけしを作っており木地別人は珍しいことではなかった。盛雄は昭和12年から戦後まで木地業を離れており、その間、昭和20年からは福寿が木地修業に入り、以降「高勘」こけしの木地を一手に引き受けて挽いていた。盛雄は木地があまり得意ではなかったという話もあり、盛雄こけしの木地を福寿が挽いていた可能性は大きいと考えられる。そこで改めて、その当時の盛雄こけしと福寿こけしを並べて検討を試みた。今夜はその検討したこけしを紹介しよう。口絵写真は、友の会で入手した盛雄こけしの表情である。

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第199夜:危なかった竹雄こけし

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この竹雄のこけしを求めたのは都内のこけし店で、ほぼ1年前になる。鳴子の大沼竹雄の古いこけしであることは直ぐに分かったが、左側頭部が黒く汚れている。竹雄古作にしては程々の価格だったのはその難点があったためであろう。入手後、本ブログにあげることも無く、そのまま仕舞込んでいた。先日こけしの整理中に出てきたが、黒い汚れのため手放そうとしていたら、それを知った同人から諫言を受けてしまった。そこで改めて良く観賞し、調べてみるとなかなかの作だという事が分かってきた。危なく貴重な竹雄古作を手放すところであった。諫言をしてくれた同人には感謝しなければならない。口絵写真はその竹雄古作の表情である。

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第196夜:ファーストこけし

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先日、妹の家に行った折、古くなった段ボールの箱が2個出て来た。中を見るとこけしが入っており、どこに行ったか不明になっていた収集間もない頃のこけしが出て来た。その中に、初めて購入した岡崎仁治のこけしも入っており、国恵志堂コレクションの最初の1本として本ブログの記録に残すことにした。口絵写真は、その表情である。

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第195夜:福寿の勘治型(S30年代前半)

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東京こけし友の会の例会では、会場前方のテーブルに頒布用のこけしが並べられている。向かって中央に中古こけし、右に新品こけし、そして左に入札と抽選のこけしである。会場に入ると先ずは入札こけしの所に向かうことが多い 。昨25日の例会では、入札こけしの中にお馴染みの大きなこけしが並んでいた。近づくと「こんにちは」とにっこり微笑んでいる。それが福寿さんの勘治型であることは直ぐに分かった。今夜は、運よく国恵志堂「福寿コレクション」に仲間入りしたこけしを紹介する。口絵写真はその表情である。

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第192夜:第6回下谷こけしまつり

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本日(6/16)より、鶯谷の挽物玩具「ねぎし」で恒例の下谷こけしまつりが開催されているので、午後に出掛けて来た。午前中の開店前には20人程の行列が出来ていたとのこと。大沼秀顕さん、新山吉紀さん、新山真由美さん、平賀輝幸さん、阿部国敏さんが会場に来ておられた。本間直子さんは会場には来られず出展のみのようであったが、こけしは既に売り切れていたようである。今年で6回目となり、毎年馴染みの工人さんの顔とこけしが見られるのは嬉しいことである。口絵写真は今年還暦を迎えた大沼秀顕さんの写真が印刷されたTシャツ。

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