鳴子系

第248夜:新兵衛の後継者2

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千夜一夜(1)の第858夜では、大沼君子以下、大沼新兵衛の後継者のこけしについて紹介したが、新兵衛の弟子である佐藤俊雄については触れなかった。佐藤俊雄のこけしとして目するこけしが本人型で新兵衛こけしの俤を殆ど残していないためである。ところが先日、ヤフオクで新兵衛こけしを彷彿させる俊雄の初期作が出品されて入手することができたので紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第244夜:日本の郷土玩具

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新年の恒例行事となった「日本の郷土玩具」が今日12日から表参道のOPAショップで始まった。東京こけし友の会の会員でもある佐々木一澄氏の新春企画で、今回で4回目を迎えた。今回は一澄氏の個展は併催されず、ショップでの展示・即売会となっていた。隣のOPAギャラリーでは、ダルマ絵の展示会が開かれており、一澄氏の作品も展示されている。こけし関係では大沼秀顯さんの新作2種と別途中古のこけしも並んでいた。口絵写真は案内状に掲載された郷土玩具。

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第238夜:戦前の初見こけし

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東京こけし友の会の例会で入札は楽しみの一つである。最近は古品が出ることは減ってきたが、それでも担当幹事さんのご努力で毎回、2,3点は古品が並んでいる。今月はどんな古品があるのかとワクワクしながら入札コーナーに向かう。そして、今回釘付けとなったのは松田初見のこけし。戦前の鳴子で初見や竹雄のこけしは山のようにあったと言われているが、岩蔵や武蔵に比べたらそれらが出てくることはあまりに少ない。という事は残って居ないという事で、大事にされなかったのであろうか。今回の入札ではこの初見に的を絞って挑戦したが、近くに居る強敵に競り合って僅差で入手出来たのはラッキーの一言。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はその初見の表情である。

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第234夜:友の会11月例会(H29)

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昨26日(日)は東京こけし友の会の11月例会があった。11月は東京近辺でもこけし関係の催し物が多く、当日も横浜人形の家では鳴子こけしまつりが開かれていた。そのため例会への参加者数が危惧されたが、開会間際になって増えてきて、最終的には68名の参加となった。おみやげこけしは鳴子系の吉田勝範さん、例会ギャラリーは友の会蔵の岡崎栄治郎こけしを展示し、橋本会長が岡崎幾雄さんによる栄治郎型の変遷を解説された。新品頒布こけしは6工人の力作、中古品(入札・抽選を含む)には状態の良い昭和30年代の良品が揃っていた。第2部は「Time slip:五十年前の産地と工人たち」というタイトルで橋本正明氏が講演をされた。昭和40年代の産地と工人をスライドで紹介し、興味深い楽しい話を聞かせて頂いた。その後、恒例のジャンケン大会で大物こけしを贈呈して散会となった。口絵写真は筆者が頂いたおみやげこけし。

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第233夜:鳴子こけしまつり横浜展(H29)

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11月はこけし関係のイベントが多く、嬉しい悲鳴でもある。今日(25日)は横浜・人形の家で毎年開催されている鳴子こけしまつりに出かけて来た。季節柄、会場前のイチョウ並木が美しく、今年も見事な黄葉を眺めることが出来た。今年の参加工人も3人であるが、高橋義一さんが多忙のため、代りに岡崎斉一さんが久し振りに参加され、懐かしいお顔を拝見することが出来た。会期も今迄は3日間が多かったが、今年は2日間になっていた。口絵写真は、イチョウに彩られた人形の家の外観である。

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第232夜:盛の遊び心…

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11月はこけし関係の行事が目白押しで出歩くことが多いが、通常は定年退職の自由人であるために自由時間は余るほどある。従って、ネットオークションのヤフオクはいつも眺めていることになる。最近では多種多様なものが出品され、よく見ていると面白いものが見つかる。今夜紹介する高橋盛もそんなものの1つ。見慣れた盛こけしとは描彩が異なるため、手元で見てみたく入手した。鳴子系を中心にした保存の良いこけしが15本、ボヘミアングラスの箱に入っていて3500円とは安価と言えるだろう。口絵写真は、その盛こけしの表情である。

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第226夜:こけし談話会(桜井万之丞・コウ)

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昨5日(日)は東京こけし友の会のこけし談話会があった。この談話会は通常第2週に行われるのだが、今月は第2週にとげぬき地蔵尊高岩寺での木地山系こけしのイベントがあるため、一週繰り上げての開催となった。テーマは鳴子系の桜井万之丞・コウのこけしで、万之丞、コウ、昭二の作品が戦前作を中心に展示され、幹事の解説の後、じっくりと鑑賞することが出来た。参加者は12名。口絵写真は大正期の万之丞こけしの表情である。

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第225夜:引き寄せられるこけし(高橋盛雄)

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今日から11月、今年もあと2か月を残すだけとなった。先日、書肆ひやねに落札こけしの秋山耕一郎を受け取りに行った折、2階のこけし棚を眺めていると気になるこけしを見つけた。高橋盛雄のこけしである。「高勘」好きの国恵は盛雄こけしもそれなりに持っているが、このこけしには何か惹かれるものがあり、連れて帰ることにした。同一工人の同じようなこけしであっても一本一本違うのが手作りの良さ。もう持っているからと流してしまうのではなく、常に良いものを求める気持ちを大切にしたい。口絵写真は、その盛雄こけしの表情である。

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第224夜:秋山耕一郎のこけし

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今夜紹介するのは、秋山耕一郎のこけしである。耕一郎のこけしは時々見かけるが、それらは戦後の昭和30年代以降のもので、新型こけしの影響を感じさせる甘い表情のものである。耕一郎は戦前からこけしを作っているとのことであるが、戦前作は文献等でも紹介されていないようだ。今回のこけしは胴底の「秋山耕一郎」という記名と「昭17」という書き込みから戦前の耕一郎こけしと思われるものである。耕一郎の真作であれば珍しく貴重なこけしと言えるだろう。口絵写真は、その戦前、耕一郎のこけしの表情である。

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第221夜:親子達磨(福寿と寿彦)

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このところ雨模様の日が続いていたが、今日は久し振りにお日様が顔を出したので本ブログ用の写真を撮った。殆どの工人がこけし以外に達磨も作るようだが、達磨はこけしほど伝統性がないため、工人の個性で割合自由に作っているようだ。国恵は達磨を意識して集めている訳ではないが、福寿さんの達磨だけは異なるものが見つかると入手してきた。その結果は千夜一夜(1)の第856夜で紹介したが、今のところ5種類が見つかっている。その息子寿彦さんの達磨はこれまで見た記憶がなかったが、今回ヤフオクに出て来たので、福寿達磨と並べて紹介しよう。口絵写真は寿彦達磨である。

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