木地山系

第471夜:こけし界の二刀流(奈良吉弥2)

Nara_gohe_kao 新型コロナの感染者は日本全国で増え続け、東京以外でも1日に100人を超える県も散見されるようになった。そして我が横浜のある神奈川県も今日は119人を数えるに至った。そんな中、半年ぶりに埼玉の病院に出掛けることになった。何故埼玉の病院かと言うと、担当医師の転勤に付いて行ったためである。元々は筆者が勤めていた病院(品川)に居たのだが、その後、東京の御茶ノ水、そして今は埼玉の北浦和になっている。今は薬を貰うのが中心で三か月に一度通院しているのだが、前回は緊急事態宣言中で通院せずに薬を送って貰った。今回も通院しないと、次回は初診扱いとなり特別初診料が別途5千円かかるということで、意を決して出掛けたのである(苦笑)。さて、MLBの大谷翔平にちなんで始めた「二刀流」シリーズであるが、本家の大谷は肘の治療で今期も二刀流は適わず残念なことであった。奈良吉弥の二刀流については第436夜で紹介したのだが、その時には片方(木地山型)だけの紹介であった。先日、ヤフオクで待ちに待ったもう一方の鳴子型(小松五平型)が手に入ったので、今夜はそれを紹介しよう。口絵写真は、鳴子型の表情である。

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第436夜:こけし界の二刀流(奈良吉弥)

Nara_kijiyama_kao 日本全体の自粛体制の中、こけし産地もすっかり落ち込んでしまったようだ。一日も早いコロナの終息を願って、「お百度参り」ではないが、緊急事態宣言の終了日(5/6)まで本ブログの更新を毎日続けたいものである。さて、昨夜の木地山こけしの繋がりで今夜は奈良吉弥を選んだ。大湯温泉の奈良吉弥は当初新型こけしの木地を挽いていたが、昭和37年に仙台の鈴木昭二と知り合ったことから、鈴木清・昭二の弟子となって本格的に木地修業を行った。3年半の後、大湯温泉に戻って地元の木地山系に倣ったこけしを作り始めた。その後、大湯温泉の小松五平の木地も挽き、昭和43年に五平が中風で倒れてからは鳴子系の五平型のこけしも作り始めた。それから僅か3年後の昭和46年に交通事故で早逝したのが何とも惜しまれる。(現時点では、五平型のこけしが手元に無いので、木地山系のみの紹介となるので悪しからず)。口絵写真は木地山系の表情である。 

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第435夜:保存の良い戦前久太郎

Kyutaroo_s10_kao 海外では新型コロナウィルスの感染拡大が一段落してきた国もあるようだが、日本では未だピークを迎えたとは思えない感染発生が続いている。特に医療関係者の感染は、医療崩壊に繋がる恐れがあり心配である。我々高齢者の出来ることは、外出自粛でひたすら家に籠ることであり、国恵としては本ブログの更新にひたすら励んでいる次第である。テーマはどうしても好きな鳴子系が多くなってしまうが、他の系統にも目を向けてみよう。今夜は木地山系の小椋久太郎である。本こけしも先日ヤフオクで入手したものであるが、その保存の良さ(特に色彩)は素晴らしく、とても戦前作とは思えない状態である。口絵写真はその表情である。

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第396夜:友の会11月例会(R1年)

1911reikai_tatuo 去る24日(日)東京こけし友の会の11月例会があった。先月の例会は高円寺フェスと重なったためか40人台の参加者と少し寂しかったが、今月は直ぐ近くの書肆「ひやね」で山河之響の会のイベントがあったこともあり60人の参加者と賑やかな例会となった。冒頭、会長から21日に放送のあった「所さん!大変ですよ」の話があり、例会は始まった。お土産こけしは木地山系の佐藤達雄さんで4種類。ギャラリーは江口幹事から「木の節」をテーマにした興味深い話があった。新品こけしは7工人、入札・抽選にも面白い作品が並んだ。第二部は、橋本正明氏、鈴木副会長に岩附工人のトリオで土湯系湊屋系列のこけしを俯瞰した楽しくも勉強になる話があり、最後にジャンケン大会を行って散会となった。口絵写真は筆者が頂いた達雄工人の治一型お土産こけしである。

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第367夜:友の会6月例会(写真のみ:R1年)

1906reikai_ichigoro 東京こけし友の会の6月例会は、23日(日)に開催された。筆者は体調不良で欠席したため恒例の例会報告は掲載出来ず、関係者から頂いた写真のみ掲載させて頂く。ご了承下さい。口絵写真はおみやげこけしである阿部市五郎さんの石蔵型。

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第350夜:小椋久太郎のミニチュアこけし

Kyutaro_s12syo_kao 昨夜までの「周辺のこけし」達と一緒にヤフオクに出品されていた小椋久太郎のこけし。他の出品と同様、この久太郎も大小2本のセットとして出ていた。特に小寸の方のこけしが気になって入手したもの。久太郎のこけしは大寸は梅鉢模様が多く、小寸には菊模様が多く、大寸と小寸で作り分けていたように思っていたが、今回のものは小寸にも拘わらずしっかりと梅鉢模様が描かれている。またその表情にも惹かれた。口絵写真は小寸久太郎の表情である。

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第348夜:周辺のこけし(鈴木国蔵・幸太郎)

Kotaro_dai_kao 平成31年4月1日、清々しい青空の下、新年号の発表があった。『令和』。出展は「万葉集」とのことで初めて日本の書物から選ばれた。新年号が始まるのは5月1日からで、今日は未だ平成である。さて、今夜は一応、木地山系に分類されている鈴木国蔵・幸太郎のこけしである。入手したこけしに署名は無く、胴底に鉛筆で「湯沢 鈴木国蔵」の記入がある。しかし、この大きな頬紅を付けたこけしは、一般には息子の幸太郎作と言われているので、国蔵・幸太郎というタイトルにした。口絵写真は一番大きいこけしの表情である。

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第285夜:郷玩時代のこけし(小椋久四郎)

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もう50年に近づくこけし蒐集歴の中で古品に目を向けるようになったのはその三分の一位の年数ではないだろうか。鳴子ファーストを自認する国恵志堂として、鳴子の古品には力を入れてきたが、その分他系統の古品はおざなりになっている。最大の要因は資金繰りであり、それは致し方のないことで、古品コレクターなら一本はあるであろう久四郎も諦めていた。さて、今回の玉峰コレクションではひと目で久四郎こけしと思われたが、胴底の鉛筆書きでは久太郎となっており、現品を見るまでは期待と不安が入り混じっていた。今夜は、その久四郎こけしを見てみよう。口絵写真はその表情である。

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第278夜:友の会6月例会(H30)

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連日の梅雨空が明けた昨24日(日)、東京こけし友の会の6月例会があった。出席者は約50名。100名を超える出席者が会場に溢れ、展示されたこけしを見るのも一苦労だった例会が遥か昔のことのように思われる。その分、ゆっくりとこけしを眺め、お気に入りの作品を見つける余裕ができた。例会は、この週末から始まる、とげぬき地蔵尊高岩寺信徒会館での「山形県のこけし製作・実演」の抽選入場の話から始まり、ギャラリーは江戸時代に生まれた工人の作ったこけしの展示と解説、新品こけしの頒布は6工人、状態の良い古品を含む入札・抽選・中古こけしの頒布と続き、第二部は鳴子で開催されたこけし談話会、下谷こけしまつり、伝統の匠展(佐藤正廣さん)の模様がスライドで紹介された。口絵写真は、筆者が頂いた本間功さんのおみやげこけし。

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第245夜:今年最初のこけし(石蔵)

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ここ数日、北陸地方の豪雪が報じられているが、その北陸に9日から2泊3日で蟹ツアーに出掛けて来た。場所は松尾芭蕉で有名な加賀温泉郷(石川県)の山中温泉。初日(9日)は雪など何処にも無く冬らしい気配も無かったが、夕方から雪交じりの雨が降り出し、翌朝起きてみると一面の銀世界。全く一夜にして真冬になってしまったような感じで雪国の厳しさを思い知らされた。帰宅がもう半日遅かったら大変なことになっていたかも知れない。その9日の夜にヤフオクで石蔵こけしの締め切りがあり、旅先でもあったので間際にスマフォで入札したら運よく落札となり、今年最初の入手こけしとなった。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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