津軽系

第461夜:奥瀬一家の古作挑戦(2)

Okuse_4kame_yoko_kao東京では新感染者が34名となり「東京アラート」が発せられることになった。レインボーブリッジが真っ赤になって都民に注意を促すとのこと。コロナの終息への道は遠いようだ。さて、昨夜に引き続いて、奥瀬一家が盛秀太郎の古作(大正期のこけし)の復元に挑んだ軌跡を見てみよう。「原」こけしは昨夜と同じく「こけし這子の話」に掲載されている盛秀こけしで、大きさは7寸4分、顔はクジラ目で鬼気迫る表情と胴に大きく描かれた「円盤から4本の足が出ているような、所謂『亀模様(4足亀)』」が特徴的なこけしである。口絵写真は陽子さんの亀こけしの表情である。

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第460夜:奥瀬一家の古作挑戦

Okuse_nakime_yoko517 今日から6月に入り、東京のコロナ対応ロードマップもステップ2に移行した。新感染患者数が再び2桁台に上がり心配は絶えないが、経済活動との関係もあっての前進と思われる。欧米を始め外国の状況を見ても、日本より遥かに感染者数が多いにも拘わらず、感染防止策の緩和が進んでいるのも気になるところである。今日は3/26以来の電車に乗って薬を貰いに病院に行ってきたが、久し振りの外出で足の衰えを感じてしまった。さて、毎日ヤフオクを眺めていると時の流れを感じることが多々ある。奥瀬鉄則の6寸から8寸の3本組が、保存状態も良好なのに最低価3000円で誰も応札が無いのである。第二次こけしブームの頃、1本の鉄則こけしを入手するために大変な苦労したのが夢のようである。今夜紹介する陽子さんのこけしもヤフオクで最低価での応札が無く、再出品されたので入手した。やはり他に応札は無かった。口絵写真は、その陽子こけしの表情である。

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第414夜:シネコン「八甲田山」と津軽こけし

Tetunori_sakai_kao 昨11日(祝)夕刻より、渋谷Bunkamuraオーチャードホールにてシネマ・コンサート2020「八甲田山」を鑑賞してきた。このシネマ・コンサートは映画の「八甲田山」をオーケストラの演奏で上映するものであった。この「八甲田山」という映画は筆者の最も好きな映画で、色々と縁深いものでもある。「八甲田山」は作家新田次郎原作の「八甲田山死の彷徨」を映画化したものであるが、大学の先輩でもある新田次郎は山岳小説を得意とした作家で、筆者はその全集を今も書棚に並べているほど熱中した。「八甲田山…」は1971年に刊行されたもので、それは大学2年の時であった。その前年に筆者は自転車で東北地方を縦断しており、その計画の段階で明治35年厳冬の八甲田山中で起こった雪中行軍遭難の悲劇を知ることになった。その東北縦断自転車旅行が筆者のこけし収集の始まりでもあった。その「八甲田山…」が映画化されたのは1977年。過酷な現地撮影と大掛かりな宣伝もあって、映画「八甲田山」は空前の大ヒットとなり、筆者ももちろん、その雄大な画面と哀愁に満ちた音楽に酔いしれたのである。それから40年以上の月日が経ち、映画の画面はリメイクされ、それにオーケストラの演奏を付けたのが、このシネ・コンサート「八甲田山」である。昨年初演があり、今年はその再演ということであった。映画の中では主題の八甲田山のほかに津軽富士と呼ばれる岩木山もその秀麗な姿を現しており、こけしは奥瀬親子のものを取り上げてみた。口絵写真は鉄則の初期盛秀写しの顔である。

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第383夜:友の会旅行(R元)第1日目

1910ryokokai_ribon 令和になって最初の東京こけし友の会の旅行会が10月5(土)、6(日)の二日間で行われた。今回の目的地は山形県で日本海沿いのあつみ温泉から鶴岡、酒田と北上して一泊、翌日は山間部の肘折から新庄に向かうコースであった。訪問する工人さんは、阿部進矢さん、五十嵐嘉行さん、鈴木征一さん、小林繁男さんであり、併せて、クラゲで有名な加茂水族館、酒田の山居倉庫、土門拳記念館などの名所も見学する盛り沢山の内容であった。そのためか、参加者は女性9名、男性11名の計20名となり、中型の観光バスを2日間チャーターした賑やかで楽しい旅となった。参加者の胸には稲田瑛乃さん(五十嵐さんの弟子)作成の愛らしいリボンこけしが飾られて旅行気分を一層盛り上げていた。さて、今回はその1日目の紹介。口絵写真は筆者が頂いたリボンこけしである。

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第370夜:美津雄の古型ロクロ(その4)

Morimitu_rokuro_s50_kao 津軽系こけしの中でも盛秀型古型ロクロ(開き目)は好きなこけしで力を入れてコレクションしている。美津雄さんは各種の盛秀型こけしを作っており、この古型ロクロもそのレパートリーの一つなのだが、それがいつ頃から作られ始めたのかは判然としていない。「盛秀一家のこけし辞典」には美津雄さんのこけしが初期のものから各種年代順に掲載されており有難い。その中では昭和59年のものが一番古いようだ。先日ヤフオクに出品された古型ロクロは、署名と描彩様式からそれより古いものと思われ入手した。今夜はそのこけしを見てみたい。口絵写真はその古型ロクロの表情である。

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第356夜:友の会4月例会(H31)

1904reikai_masashi 今日は、東京こけし友の会の4月例会があった。平成最後の例会であったが、10連休の二日目で好天でもあり、また総会があって新品こけしの頒布が無いという事情も重なって、初参加の3名を含めて49名の参加者であった。おみやげこけしは津軽系の長谷川優志さん。例会ギャラリーは村野委員による工人との楽しいこけしライフの話、その後、入札・抽選を含む中古こけしの頒布があった。第二部は総会。平成30年度の事業報告と決算報告、会計監査報告、令和元年度の事業計画(案)、予算(案)の説明と質疑応答があり、全議案が承認された。なお、役員人事による新役員は次の通り。会長:平塚俊夫、副会長:田中厚志、鈴木康郎(新)、幹事:国府田恵一、目黒一三、佐藤英里子、江口芳夫(新)、相談役:橋本永興(再)、橋本正明(新)。口絵写真は筆者が受け取った優志さんのおみやげこけし。

 

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第343夜:本間直子さんの初期こけし

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最近はインタ―ネットのオークション(ヤフオク)に古品から新作まで数多くのこけしが出品され、国恵もここから入手することが多くなった。先日入手した5本組は、恵介の完品、丑蔵69歳が入っていても一本当たり千円未満での落札であった。その中に本間直子さんのこけしがあった。手元に届いてからそのこけしを眺めて調べてみると、どうやら直子さんの初期のものらしいことが分かった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はそのこけしの表情である。

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第342夜:鉄則のちょっと変わった幸兵衛型

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3月になったのに雨模様の日が続いていたが、今日は久しぶりに明るい太陽が降り注いで春らしい天気になった。今夜はTBS-TVの「マツコの知らない世界」でこけしが取り上げられるなど、本格的なこけしシーズン開幕を思わせる。さて、今夜は奥瀬鉄則のこけしである。第二次こけしブームの頃、1本の鉄則こけしを入手するためデパートの階段を駆け上り抽選の列に並んで、やっとのことで手に入れた思い出が懐かしい。そんな鉄則こけしも今ではネットオークションでいとも簡単にしかも安価に入手できるのである。喜ぶべきか悲しむべきか…。1月中旬、ヤフオクに幸兵衛型と思しき鉄則こけしが出品され、ちょっと珍しいので入手した。そのこけしを紹介しよう。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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第304夜:友の会旅行(H30)1日目

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東京こけし友の会の平成30年度の旅行会が10月19日(金)から21日(日)まで二泊三日で行われた。今回の目的地は津軽で友の会旅行としては7年振りの訪問である。津軽こけし館で開催されている工人フェスティバル参加をメインに周辺の観光地にも足を延ばす魅力溢れる旅であった。参加者は2日目から合流する2名を含めて、男性7名、女性5名の計12名であった。19日(金)の12時45分に弘前駅の改札に集合し、旅行スタートの記念写真を撮って旅行会は始まった。宿泊は津軽こけし館から徒歩10分程の板留温泉「斉川」旅館に連泊した。参加証代りに胸に付けるリボンこけしは阿保正文さんの2寸こけし。口絵写真(筆者用)以外に幸兵衛型や伊太郎型もあった。

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第258夜:明太郎のこけし

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今日21日は春分の日。2日前には当地横浜でも桜が開花した。例年より1週間ほど早い開花であった。ところが今日は一転しての冬模様、朝から雪が舞い始め、昼過ぎには民家の屋根が白く染まっていった。さて、津軽系の間宮明太郎のこけしはこれまであまり注目しないまま今に至っている。最も素朴で原始的なこけしのひとつと評されているが今一つピンとこなかった。ところが先日ヤフオクに出品された明太郎こけしの表情は今までの概念を覆させるものであった。口絵写真は明太郎こけしの表情をやや上方から眺めたものである。

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