津軽系

第720夜:友の会10月例会(R6)

2410reikai_okuse_daruma 東京こけし友の会の10月例会は、10/27(日)に開催された。おみやげこけしは太田孝淳さんのこけし4種。リモートでの参加は弥治郎系の新山真由美さんで、会長によるミニギャラリーは新山福太郎のこけし。新品こけしは4工人の5種で、2工人は全日本こけしコンクールの受賞型を作ってくれた。抽選、入札にはなかなか面白い作品は揃っており、興味を引いた。第二部の鑑賞会は奥瀬鉄則のこけしを囲んで大いに盛り上がった。

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第703夜:友の会5月例会(R6)

2405reikai_syogoejiko 26日は東京こけし友の会の5月例会があった。清々しい季節になり、こけし関係のイベントも増えてきたが、例会出席者は32名とやや少なめであった。おみやげこけしは津軽系の阿保六知秀さん、新品頒こけしは4工人。オンラインでの参加工人は遠刈田系の小山芳美さん、その関連でミニギャラリーは佐藤松之進系列のこけしを会長が解説した。先月より始まった「みんなで持ち寄り鑑賞会」は第二回で高橋正吾さんが対象であった。口絵写真は正吾さんのえじこ容器。

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第675夜:祐生幸兵衛型2

Muti_gen3kobe2_kao 昨夜まで3夜続けて、板祐生コレクションにある幸兵衛こけし型の紹介をしてきたが、祐生コレクションにはもう1本幸兵衛のこけしがあり(こちらは「陸奥乃小芥子」には載っていない)、これも写しが作られている。今夜はその紹介をしよう。その「原」こけしは前回までの幸兵衛こけしよりやや小さく細身で、胴裾で窄まっている。胴には牡丹模様が描かれている。口絵写真は阿保六知秀作の表情。

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第674夜:祐生幸兵衛型(笹森淳一)

Sasamori_gen3kobe_kao能登半島を襲った元日の大地震&津波から一週間が経とうとしている。当初は現地の詳しい状況が分からなかったためか、その被害も小規模かと思っていた。しかし状況が分かるにつれて被害は一気に増加し、石川県の死者は126名を数え、安否不明者も200名を超えている。復旧は遅々として進まず、水や食料が被災地に届かないと報じられている。我々一般人が今出来るのは義援金を送るくらいであるが、何ともやるせない思いが募る。さて、今夜は笹森さんの幸兵衛型を見てみよう。

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第673夜:祐生幸兵衛型(阿保六知秀)

Muti_gen3kobe_kao 斎藤幸兵衛型を本格的に作ったのは佐藤善二が最初である。師匠の盛秀太郎から盛秀型の継承を許されず、新たな道を求めての事だったのであろう。その後、幸兵衛型は息子の佳樹、弟子の小島俊幸、阿保六知秀、笹森淳一、本間直子へと引き継がれてきた。しかし、善二、佳樹の弦三幸兵衛型はこれまで見たことがなく、作ったかどうかも定かではない。今夜は、阿保さんの作品である。

 

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第672夜:祐生幸兵衛型(北山盛治)

Moriji_gen3kobe_kao2 元日は「令和6年能登半島地震」、昨2日は羽田空港で飛行機の衝突事故、何とも先行きに不安を感じる年明けとなった。今日3日になってようやく平穏な一日となった。恒例の箱根駅伝では駒大圧勝との予想を裏切って、青学が意地の新記録での優勝をなしとげた。このような番狂わせは歓迎である。さて、津軽系の北山盛治さんは各種の型のこけしを作っているが、幸兵衛型については笠幸兵衛以外は知らなかった。今夜は、昨年12月に入手した幸兵衛型こけしを紹介しよう。

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第671夜:笹森さんの帽子こけし

Sasamori_tabe_hat_kao 元日の午後4時10分、北陸の能登半島を中心に震度7の大地震が起こった。それによる津波も発生し、TVはその報道番組一色になった。一夜が明けて地震による被害は石川県だけで48人の死者が出たと報じられている。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げる。大変な災害からの出発となった令和6年、平穏な一年となることを祈らずにはいられない。さて、今夜は昨年入手した笹森さんの珍しいこけしを紹介しよう。

 

 

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第669夜:津軽こけしの源流を求めて(諒祐6)

Ryosuke_nakigao_kao 今年もあと1日で終わりを迎えることになる。新型コロナが5類となったことで世の中もコロナ前の賑わいを戻しつつあるようだ。こけしに関するイベントもその多くが多少の制限はあるにせよ、以前と同じように開かれるようになった。今年の本ブログは切りの良い601夜から始まったが更新はままならず、ここ数日の追い込みで何とか69夜を追加して終了ということになった。来年は年間100夜を目指して頑張っていきたいものである。さて、今年最後は津軽系の盛諒祐さんを取り上げたいと思う。盛秀こけしの直系継承者として期待されている諒祐さんであるが、製作数は少なく現在最も入手困難な工人と言えるかもしれない。今夜は12月作の有名な盛秀古作の型を取り上げてみたい。今回もご尽力頂いた弘前のA氏に感謝である。

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第649夜:陽子さんの4足亀こけし

Yoko_4kame_kao 盛秀太郎の戦前古作こけしには色々な模様のものが残っているが、中でも円盤から4本の足が伸びているような模様(通称4足亀)はよく知られている。この4足亀の代表は『こけし這子』に掲載されている7寸4分のこけしであろう。そして、この4足亀は、盛美津雄、奥瀬一家(鉄則、陽子、恵介)が復元を行っている。今夜は、奥瀬陽子さんの4足亀を見てみよう。口絵写真は4足亀の表情である。

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第641夜:幸兵衛のこけし

Kobe_s9botan_kao7月の友の会例会では、ミニギャラリーとして「幸兵衛と伊太郎」と題して所蔵の幸兵衛と伊太郎のこけしを展示して簡単な解説を行った。伊太郎のこけし(大小2本)は本ブログで紹介済だが、幸兵衛のこけしは未紹介なので、改めて紹介したいと思う。幸兵衛も伊太郎も津軽系の希少こけしであり所蔵することを考えたことはなかったが、運良く巡り合わせで国恵志堂にやってきた。口絵写真は幸兵衛の表情である。

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