昨夜に続き今夜も庄七こけしの話である。ある工人のこけしが気に入ると、更に良いこけしが欲しくなる。その工人が戦前の工人であれば古品にも目が行く。そして多くの場合、時期を遡れば遡る程良い物が多いようである。一般的には、古いものほど数が少なく、また価格も高くなる。こけしの世界に嵌れば嵌る程、そこでの戦いは厳しいが、そうして入手した満足感とそれから受ける感動は計り知れないのも事実である。今夜の庄七もそうしたものの一本である。
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今年の梅雨が明けた。昨今はシトシトした梅雨と言うことはなく、降れば豪雨という感じで困りものである。さて、6月末に秋保に行ってから何となく秋保こけしが気になっていたら、ヤフオクに珍しい庄七のこけしが出て来た。これもまた、こけしの縁かと思い入札に参加した。思いの外の高値になったが何とか入手することが出来た。今夜はそのこけしを紹介したい。
続きを読む "第761夜:ネコ目の庄七" »
昨夜は、元村コレクションのこけしから、山尾武治の昭和15年以前の古作こけしを紹介したが、その続きで別のもう1本の古作こけしを見てみよう。橘文策著「こけしと作者」(第38図)に掲載されている武治のこけしである。数年前に入手したものであるが、保存状態が良くないこともあって、本ブログに掲載することなく日が経ってしまったものである。
続きを読む "第696夜:武治の戦前古作" »
秋保の山尾武治のこけしは好きなこけしであり、また戦前から戦後とかなりの作品が残っていることから機会があるごとに入手を心掛けてきた。その集めた作品については、第59夜、60夜で紹介した。しかし、それらは昭和15年位から後のものであり、それより以前のものについては巡り合うことが無かった。今回のこけしはそれ以前の作と思われ、その特徴なども含めて検討したいと思う。
続きを読む "第695夜:元村コレクション(山尾武治)" »
先日、同好のSさんから遠刈田の入れ子の達磨を入手したという話を聞いた。誰の作かと尋ねると、秋保の佐藤円夫だと言う。そう言えば10年以上も前になるが、秋保を訪れた折、円夫さんを訪ねて古いこけしの話を聞いたことを思い出した。また、その折、円夫さんの弟の武志さんの所にも寄って入れ子達磨を譲ってもらっていた。遠刈田は昔から入れ子の弁慶や達磨が作られており、それらを作る工人も多い。佐藤兄弟の入れ子達磨を並べて見るのも面白いと思い、貸して頂いた。
続きを読む "第679夜:遠刈田の入れ子達磨(佐藤円夫)" »
今日から12月、今年も残り一か月となった。友の会の入札で庄七のこけしを入手する2日前、ヤフオクに秋保の古作と思しきこけしが出ていた。8寸の大きさにしては頭が小さく、胴が長いこけしである。保存状態は良くなく、前面の緑色は殆ど飛んでしまっている。しかし、その面描の筆致はよく伸びて表情は秀逸であり、手元でじっくりと見てみたくオークションに参加した。今夜は、運良く入手したそのこけしを見てみたい。
続きを読む "第659夜:秋保の古作こけし追及" »
友の会の例会頒布では、受付の順番を元にした「一般頒布」(新品こけし、中古こけし)の他、珍しいこけしや入手難のこけしが中心の「抽選頒布」、また戦前作や人気の高いこけしを集めた「入札」の三種類が用意されている。各頒布の内容は前回(657夜)を参照されたい。11月例会の入札品には大野栄治と菅原庄七の2本の大物が存在感を発揮して鎮座していた。今夜は運良く入手できた菅原庄七のこけしを紹介しよう。
続きを読む "第658夜:友の会で入手のこけし(菅原庄七)" »
昨夜に引き続き、初期作の話をしよう。今夜は秋保の菅原敏のこけしである。敏は庄七の後継者として、戦後の秋保こけしを支えていた重要工人であった。本作は昨夜の庫治と同時期に入手したもので、大きさも同じ5寸。初期作らしい初々しさを持った2本を並べてみると、ほのぼのとした愛らしさに心が和む。口絵写真は、その表情である。
続きを読む "第651夜:敏の初期作" »
こけしの文献に載っているこけしは、こけし界の先達が選んで掲載されているものであり、注目すべきものが多い。戦前のものであれば数は少なく入手が難しいことが多いが、戦後のものであれば同時期に複数本作られていた可能性が強く、それらを求めることも出来る。最近ではネット上に沢山のこけしが出品され、また高齢の愛好家のこけし終活などから入手の機会は増えてきている。先日、菅原敏のこけしが出品され、「こけし辞典」の掲載品と同手と思われたので参戦して入手することが出来た。今夜はその敏こけしの紹介である。
続きを読む "第612夜:「辞典」のこけし(菅原敏)" »
ここのところ豆こけしの話が続いているが、今少しお付き合い願いたい。玉手箱の中には秋保のこけしも入っており、これは三人姉妹の豆こけしであった。秋保の豆こけしと言えば、大・中・小の3本がセットで小さな箱に入っているものがあり、本ブログでも菅原庄七(第48夜)と山尾武治(第478夜)のものを紹介した。今夜の3姉妹は、庄七や武治のセットより大きく、箱にも入っていないが同類のものと考えて良いだろう。口絵写真は、その内で一番大きいこけしである。
続きを読む "第522夜:豆こけしの玉手箱(8)" »
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