秋保亜系

第133夜:吉雄(?)の青坊主

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秋保のこけしと言えば、菅原庄七が完成させたやや太めの胴に大きな頭を載せ、胴上下には緑の太いロクロ線、切れ長の二重瞼で頭には満艦飾と称せられた赤い手絡模様のこけしが頭に浮かぶが、それ以外に戦前に「新型」と呼ばれた頭頂部を青く塗った青坊主こけしがある。この青坊主が庄七の創作かどうかははっきりしないが、佐藤吉雄も同様のこけしを作っている。吉雄は佐藤三蔵の養子になったが、元は庄七の実弟であり、こけしも庄七に倣ったから、この様式も取り入れたのであろう。今夜は、そんな吉雄の青坊主を取り上げてみたい。口絵写真は、その吉雄の表情である。

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第64夜:佐藤武雄のこけし

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ここのところ秋保のこけしを扱うことが多くなっているが、今夜は未だ触れていなかった佐藤武雄のこけしである。佐藤三蔵の長男であり秋保こけしの本流とも云える立場にある武雄であるが、庄七はもちろんのこと武治や吉雄にもまして取り上げられることが少ない工人である。戦前に木地修業をしたとは言え、その期間は短く、こけしも殆ど残っていないようだ。戦後は多く作っているが新形の影響は避けられず、こけしを習った当時の味わいは感じられない。口絵写真は昭和20年代の武雄こけしの表情である。

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第60夜:武治再考(2)

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昨夜は、戦前の武治こけし2本を比較して、その違い(変遷)を考察したが、今夜は更に範囲を戦後作まで広げて検討してみたいと思う。口絵写真は昨夜も紹介した昭和17年頃の武治こけしの表情。

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第59夜:武治再考(1)

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年末から年始にかけて穏やかな年越しを迎えた2016年であったが、ここのところ、株の暴落が続き、SMAP解散が紙面を賑わしたと思ったら、昨日はツアーバスの事故で多くの若い命が失われた。来週には大寒波が押し寄せるとの予報も出ている。今後の波乱を予想させる1月である。さて、こけし界で秋保というと、菅原庄七が連想されるほどの第一人者であるが、その分、山尾武治や佐藤吉雄は語られることが少なく、文献等でもあまり触れられていないのが残念である。そこで、今夜は、山尾武治のこけしを改めて考えてみたいと思う。口絵写真、昭和15年の武治こけしの表情である。

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第49夜:庄七の小寸物(戦後)

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菅原庄七がこけしを作り始めたのは明治の末くらいからで、大正期のこけしも残っている。庄七のこけしは美人こけしとして有名であるが、その小寸物の愛らしさも格別である。昨夜は戦前の小寸(豆)こけしを紹介したが、今夜は戦後の小寸物を紹介したいと思う。戦後の小寸ものとしては昭和41年に「たつみ」が注文した一連のこけしが有名であり、形態・描彩とも種々の物が作られており、庄七晩年の代表作と言われている。口絵写真は、二側目の小寸物の表情である。

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第48夜:秋保の三姉妹(庄七)

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先日ヤフオクで入手した豆こけし3本組が届いた。出品写真に載っていなかった小さな箱が付いており、この箱に入って売られていたらしい。保存状態はとても良く、今作ったばかりのように綺麗である。箱に入れた状態のまま、今まで保存されてきたのであろう。よくぞ残っていたものである。木地・描彩の特徴から菅原庄七のこけしと思われる。口絵写真は、3本組の内、一番小さなこけしである。

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第44夜:佐藤吉雄のこけし(2)

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秋保こけしと言えば、美人こけしで有名な菅原庄七が先ず頭に浮かぶが、同じく三蔵の兄弟弟子であった山尾武治や佐藤吉雄も庄七に引けを取らない良いこけしを作っている。この3名とも戦前から戦後にもこけしを作っているため、その変化もそれぞれにあって興味深い。その中で、今夜は佐藤吉雄のこけしを眺めてみたい。吉雄のこけしについては千夜一夜(Ⅰ)の第564夜で紹介しており、その続編ということになる。口絵写真は、昭和20年代前半と思われる吉雄こけしの表情である。

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第13夜:昭和40年代の敏こけし

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連日の酷暑にヘキヘキしてブログの更新も滞りがちであるが、ヤフオクには昨年こけし界を驚愕させた極美古作が再び多数出品され、古品マニアの間では既に暑い戦いが始まっている。先日の友の会の入札に表情がなかなか良い菅原敏のこけしが出ており、応札したところ僅差で手にすることが出来た。今夜はそのこけしを中心にして敏のこけしを眺めてみたいと思う。口絵写真は、その敏こけしの表情である。

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