古品

第805夜:伊之助の珍品

Inosuke_syo_kao 肘折系の斎藤伊之助のこけしについては、第173夜413夜にその尺物を紹介した。いずれも昭和15年のものと思われる。伊之助には小寸(4.5寸程)のものもあり以前から気になっていたが現物に出会う機会がなかった。先月末にその伊之助の小寸がヤフオクに出品されたが、出品価が高かったためか他に応札者が無く、国恵志堂にやってきた。今夜はそのこけしを紹介する。口絵写真はその表情である。

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第801夜:下目の傑作(武蔵)

Takezo_s0_kao 高橋武蔵の戦前・昭和一桁台のこけしは目の位置が低い所謂「下目」が特徴である。この下目、愛らしさの根源ともなり大きな魅力ともなっている。一方、その位置や描線・筆致によって表情には微妙な変化が表れ、その違いもまた見どころとなっている。その下目は息子の正吾さんに引き継がれて「高勘」を代表する表情ともなって目にする機会も多い。先日ヤフオクに出品された武蔵の下目は特に素晴らしい出来栄えで何とか入手できたのは有難かった。今夜は武蔵のその下目のこけしを紹介しよう。口絵写真はその武蔵の表情である。

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第798夜:斎藤松助のこけし

Matusuke_senzen_kao 蔵王系に斎藤松助という工人が居ることは知っていたが、その作るこけしについては戦後の丸頭で目尻がやや下がり気味の温和なこけしという印象しかなかった。そのため所蔵するまでには至らなかった。ところが先日ヤフオクに出た松助のこけしは角張った黒頭で、切れ長の鋭い瞳が凛々しいこけしであった。これは現物を見てみたいと入札に参加し激戦を制して入手することが出来た。今夜はそのこけしの紹介である。口絵写真はその表情である。

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第797夜:けさの型の軌跡(是伸)

Yoshinobu_kesano_kao 3月末に浅草の「ふるさと交流ショップ台東」で展示・販売会を行った柿澤是伸さんは、以前に頼んでおいた国恵(筆者)所蔵の大沼けさのこけしの写しを作ってくれて来た。今夜はその話をしよう。是伸さんはここ数年けさの型に力を入れており、幾種類かのもの作っているので、その軌跡を辿ってみようと思う。口絵写真は、今回作ってくれたけさの型(写し)の表情である。

 

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第794夜:友の会3月例会(R8)

Reikai2603_otojiro_atama 22日(日)に東京こけし友の会の3月例会があった。3連休の最終日にあたり、また気候も良かったこともあってか40名程の方々が集まった。リモートでの参加工人は鳴子の松田大弘さん。長髪で芸術家風になっており、こけしに関する想いを語られた。新品頒布は4工人。入札、抽選を含む中古こけしの頒布も良品が並んだ。ミニ・ギャラリーは大弘さんにちなんで鈴木庸吉のこけしが紹介された。第二部の持ち寄り鑑賞会は「本荘のこけし」で8工人の作品が賑やかに集まり、楽しい語らいに花が咲いた。口絵写真は河村音次郎の頭頂部である。

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第793夜:友の会2月例会(R8)

Reikai2602_yoshikiti_atama 一昨日(22日)、東京こけし友の会の2月例会があった。春を思わせる暖かさの中、40名の出席者があった。リモートでの招待工人は遠刈田系の新進気鋭、高城慧(たかぎけい)工人。ミニギャラリーは目黒幹事から、佐久間由吉の家紋こけしが紹介され、関心を呼んだ。新品こけしは4工人の力作、入札こけしは厳選された秀作10本、抽選こけしにも珍しいものが並んだ。第二部の持ち寄り鑑賞会は弥治郎系の佐藤伝喜工人が対象で、50本を超える作品が集まり、大いに盛り上がった。口絵写真は佐久間由吉の頭頂部の珍しい様式。

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第792夜:高橋市太郎と定雄の写し

Ichitaro_s16_kao 戦後の新型こけしの隆盛から伝統こけしの復活を目指して、復元(写し)の製作が盛んになったのは昭和30年代に入ってからである。昭和27年の高橋盛・福寿による勘治型、同31年の岡崎幾雄による栄治郎型の製作がその先駆けであった。以来、この復元品がコンクールでも上位入賞を受けることが多く、今でも多く作られている。復元こけしを手にすると、その元になるこけし(原)が知りたくなり、出来れば手に入れたと思うのはコレクターの性とも言えるであろう。今夜は先日入手した高橋市太郎のこけしと小林定雄のこけしを紹介しよう。

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第790夜:菊治のこげす

Kikuji_s10kogesu_kao 青根の佐藤菊治は菊池孝太郎とともに玄人筋を中心に人気の工人であり、友の会例会の「みんなで持ち寄り鑑賞会」でも昨年6月の第12回に取り上げられて、戦後作を中心に多くの作品が集まった。湾曲の大きな迫力のある瞳が魅力の戦前作は定評があり多くの文献でも取り上げられているが、その小寸物はあまり見かけない。今回、その小寸のこげす型がヤフオクに現れたので、今夜はそのこけしを紹介したい。

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第787夜:ヤフオク初こけし(高橋盛)

Sakari_s11_kao 新年1月もあっという間に過ぎてしまった。ヤフオクの出品は早々から活発で、気になる古品も何点か手に入ったので、順次紹介していこう。今夜は高橋盛のこけしである。同時期に最初期の佐藤重之助6寸(s36.1.9)が出ていたが、流石に目ざといコレクターが殺到し、6桁を超える高値で落札された。その一方で米浪旧蔵の高橋盛(戦前鳴子時代)は安価なまま終盤を迎えていた。「高勘」ラブの国恵志堂としては見過ごすことは出来ず、ヤフオクの初こけしとして入手した。口絵写真はその表情である。

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第785夜:友の会新年例会(R8)

Reikai2601_keeholder 一昨日(25日)は東京こけし友の会の新年例会があった。厳しい寒さの中、60名程の参加者があった。招待工人は弥治郎系の高田稔雄工人、宮城県からこけしを背負って上京してくれた。また、丸山伸一朗工人(土湯系)も駆けつけてくれた。会長の新年挨拶、こけし界ニュース、招待工人の紹介、皆勤賞の授賞式と続き、お待ちかねのこけしの頒布には10工人からの力作が華やかに並んだ。古品も入ったこけしの入札を経て、抽選こけしの大頒布会にてお開きとなった。なお、閉会後、高田工人を囲んだ懇親会には20名余りの方々が参加された。口絵写真は小林繁男工人作の干支の馬を刳り貫いたキーホルダ。先着50名に配布された。なお、例会のおみやげこけしは昨年一杯で終了となった。

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