古品

第540夜:三春さんの近作(石蔵写し2)

Miharu_ishizo_kimono6_gen_kao当地横浜でも新型コロナ新規感染者が1日千人を超えた。1都市の感染者数としては最多かも知れない。筆者もかなり危険なところに住んでいる訳だが、2回のワクチン接種が完了していることが安心材料ではある。さて、昨夜に続いて三春さんに作って貰った石蔵写しの紹介である。こちらは昨夜の鹿間石蔵のような著名なこけしではなく、文献等で紹介されたものでもない山野に埋もれていたものである。3年程前のヤフオクにひょっこり現れ、円らな瞳と胴模様のねっとり感の対比が面白く入手して、そのままになっていたものである。口絵写真は、その石蔵の表情である。

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第539夜:三春さんの近作(石蔵写し)

Miharu_ishizo_shikama_gen_kao 8月に入って一週間が経過した。そして東京五輪も幕を閉じた。コロナ禍での開催には様々な批判もあったが、「やって良かった」との感想は半数を超えたようだ。生で見られるという絶好の機会は失われたが、TV等の画面を通した映像でもアスリートのスポーツに対する真摯な姿勢は見る者に大きな感動を与えたようだ。しかし、この間に全国のコロナ新規感染者は爆発的に増え続け、コロナとの厳しい戦いは続いていく。さて、今夜は三春文雄さんに依頼して作って貰った近作こけしの内、石蔵こけしの写しを紹介しよう。4月の末にお願いして、6月下旬に出来上がったものである。口絵写真は、元になった「原」こけしの表情である。

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第535夜:佐竹辰吉のこけし

Tatukiti_kao 前回の更新から一か月近くも経ってしまった。その間に、東京は4回目の緊急事態宣言が発せられ、東京五輪の開会式も一週間後に迫ってきた。そんな中、緊急事態宣言の効果は未だ見られず、デルタ株拡大の勢いは増すばかりである。前回掲載以降に第一回目のワクチン接種を打ち、第2回目が昨日終わった。2回目は1回目より副反応が強いと聞いていたが、今現在、針を刺した部位の痛みは多少あるものの、その他に症状はみられないまま終わりそうな感じである。さて、この期間中にも何本かのこけしを入手しており、それらを順次紹介したいと思う。今夜は鳴子の佐竹辰吉のこけしである。辰吉は高橋亀三郎の弟子で、「高勘」で働いており、こけしも作っている。しかし、その真作はあまりはっきりせず、武蔵の古作の中に紛れているらしいという話はあるが、それもはっきりしない。今夜のこけしは、胴底に「佐竹辰吉」との橘氏のラベルが貼ってあり、真作の可能性は強い。なお、橘氏の「こけしと作者」には7寸の辰吉こけしが写真紹介されている。本作は、そのサイズ違いではないかとヤフオクの出品者(旧蔵者)である無為庵氏が「無為庵閑話」で述べているので、詳細はそちらを参照願いたい。口絵写真は、辰吉の表情である。

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第534夜:阿部金次郎と大滝武寛のこけし

Kinjiro_takehiro_kao 高橋正吾さんに写しを作って貰ったことから、鶴岡の大滝武寛のこけしに興味を持ち、その後も収集を続けている。先日、ヤフオクに阿部金次郎名義のこけしが出品され、それが武寛のこけしに似ていることから、kokeshi wikiや文献等を調べてみた。出品された金次郎こけしは7寸で肩の張った鳴子型のこけし。以前に入手した武寛こけしと大きさ、木地形態が同じことから、ぜひ並べて見てみたいと思い、獲得に名乗りを上げた。予想以上に人気があり、以前の武寛こけしより高価になってしまったが、何とか入手することができた。今夜は、その金次郎こけしと武寛こけしを比べて見たいと思う。口絵写真は金次郎こけしの表情である。

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第533夜:昭寛さんのコウ写し

Akihiro_kou_kao沖縄を除いて緊急事態宣言は解除されるようだが…。さて昨夜に続いて、昭寛さんに作って貰った桜井コウこけしの写しである。「原」であるコウこけしは、この千夜一夜では未だ紹介していなかった。それは、昨夜の万之丞を入手して一週間ほどで小寸(5寸4分)のコウこけしを入手し、それを第938夜に掲載していたからである。今夜のコウこけしはそれから二ヶ月ほどして入手したのだが、そのまま本ブログでは紹介しないままになっていた。先の万之丞と同様にヤフオクで入手したものであり、出品者も同じであったと思う。口絵写真は、コウ写しの表情である。

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第532夜:昭寛さんの万之丞写し

Akihiro_mannojyo_kao 普通なら美しい紫陽花を見に行きたい6月も第3週に入り、関東一体も梅雨に入った。いつの間にか東京五輪開催は当然のことのようになってきており、結果が見通せない五輪に向けてジェットコースターでまっしぐらに突き進んでいる。鳴子の桜井昭寛さんに万之丞とコウこけしの写しをお願いしたのは、コロナ禍など夢にも思わなかった時期であった。去年の暮れに昭寛さんと電話で話した折には、年が明けて4月頃にはという事であったが、先日こけしが出来たとの連絡があり、待望の作品が本日送られてきた。戦前の万之丞とコウのこけしを原寸と7寸に縮小した2種類で作って貰った。今夜はその内の万之丞写しを紹介したい。口絵写真は、その表情である。

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第531夜:「岩太郎家のこけし」発行!(協力メンバ募集)

Iwataro_book_cover_part 昨年末、90歳で亡くなった鳴子の髙橋正吾さんの追悼ということで「正吾のこけし(追悼)」という本を作りました。ネットの製本サービスを使っての作成でしたが思いの外完成度が高く、出来栄えも好評でした。そこで、このような形でこけしの本を継続的に作っていく目途もたち、今回その第2作「岩太郎家のこけし」を作成・発行いたしました。今後のシリーズ化に際して、ご紹介いたします。口絵写真は、「岩太郎家のこけし」の表紙の一部です。


★本シリーズは「国恵志堂ブックス」と称します。
・こけしとこけしに関して筆者が関わってきた事柄を写真を中心とした記録として残すものです。
・こけしの写真が主体ですが、工人や産地などの写真も出来るだけ掲載したいと考えています。
・こけし辞典(kokeshi wiki)始め、こけしの文献を補足するような写真、記事も掲載する予定です。
・基本的には「こけし千夜一夜物語」に掲載されたこけしに関する話題をテーマ毎に纏めて1冊の本にします。
・各本はA5版144頁、オールカラー、写真多数。
・配本は、年3回(4ヶ月毎)ほどを予定しています。
・各本は「非売品」なので販売は致しません。
・本シリーズの制作に協力頂いた方に配本を致しますが、希望される方は「協力メンバ」にご参加下さい。
・協力メンバの方には、1配本につき千円(送料込み)をご協力願います。
・配本は事前にご案内いたしますので、その回はパス(配本不要)されても構いません。


★前回、配本した方には既にお知らせしておりますが、今回新たに「協力メンバ」を若干名募集しますので、ご希望の方は、送付先住所、お名前、メールアドレス、電話番号をお書きの上、下記アドレス宛てにメールをお送りください。
  ・送付先メールアドレス:cyt00375@nifty.ne.jp
  ・メールタイトル:「協力メンバ」応募の件
                                                <国恵志堂>

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第525夜:2本の亀之進こけし

Kamenoshin_s17n_kao 今日から5月に入った。緊急事態宣言下、いつものゴールデンウィークに比べたら各地の人出は圧倒的に少ないようだが、新型コロナの変異種感染拡大を防ぐにはまだまだ多いようだ。正月時のような大幅な減少に繋がるかどうかはもう少し日を待たないと分からない。ここのところヤフオクに状態の良い古品の出品が増えている。老齢ないしは亡くなった古コレクターの所蔵品なのであろうか…。そんな中から先日落札した大葉亀之進のこけしが届いた。戦後の泣きべそ顔の亀之進はいただけないが、戦前の古武士然とした辛口のこけしや反対に大らかな明るい表情のこけしは魅力的だ。口絵写真は、亀之進の表情である。

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第524夜:荒川さんの酒井正進型こけし

Arakawa_syoshin_kao 去る21日に荒川洋一さんから電話を頂いた。以前お預けした酒井正進戦前作(安藤良弘描彩)こけしを返却していただくことに対する連絡であった。コロナ禍の中であるがお元気で、客は少ないが家の周りの片付けもので忙しいとのことで安堵した。橘コレクションの正進こけし(第912夜)が再現されなかったのは残念であるがこれも仕方のないこと。そんな折、ヤフオクに荒川さんの酒井正進型こけしが出品され、良い出来で今作ったばかりのような保存状態に惹かれて入手した。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第523夜:秀顯さんの鳴子古作写し

Naruko_kosaku_kao 前回の更新から大分、日が経ってしまった。この間、コロナ対策の「まん延防止等対応措置」の効果は捗々しくなく、東京を始め、大阪、京都、兵庫では「緊急事態宣言」が発せられて、今日から施行が始まった。本来なら、リアルの例会が開かれたはずの東京こけし友の会の例会も中止となり、代わりにオンライン例会が行われた。その中のこけし界ニュースで、大沼秀顯さんの鳴子古作写しの話をしたので、本ブログでも紹介しよう。ここで言う鳴子古作とは、平成23年に宮城県の加美町で発見され、高橋五郎氏により調査が行われた3本の不明こけしのことである。実際の発見では4本あったが、内1本は高橋五郎氏により明治中期の岩蔵旧作と解明された。口絵写真は、鳴子古作の表情である。

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