こけしイベント

第607夜:「こけしの世界」展に行ってきた…

Kazutoten_r5_postar_20230223235501 昨22日、横浜人形の家で開催されている「こけしの世界」展を見に行ってきた。この展示会はイラストレータで東京こけし友の会の会員でもある佐々木一澄氏の企画展で、例年は正月に開催されていたものを人形の家とタイアップして拡大開催したもので、その集大成と言っても良い企画展である。昨年の12/17から開催されており、3/12までの会期となっている。会期中には、工人の来場による販売会、トークイベント、こけしやトートバッグの制作などの小企画も単発で用意されている。

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第573夜:第21回紅花の山形路物産と観光展

Naomiten2205_nekokokeshi 今日(26日)は定期検診で東京の病院に行く予定があり、帰り道に横浜高島屋で開かれている「紅花の山形路物産と観光展」に寄って来た。この催事はこの時期に毎年開催されているもので、こけしの出展も恒例となっており、毎回、梅木直美さんが沢山の作品を携えて、実演を兼ねてやって来られる。コロナ禍で多くのこけし関係の催事が中止となる中で、昨年も開催されており、今年も無事に開催に至った。会期は昨25日(水)から31日(火)までとなっている。午後3時過ぎに会場に顔を出すと、直美さんはお客さんとの対応中であり、先ずは展示されている作品に目を通す。暫くしてお客さんも居なくなったので、直美さんの写真を撮り、今回の出品作の話を伺う。コロナのため出品数は少なめとは聞いていたが、昨年と同じ会場の場所であったが更に少ないので聞いてみると、初日の昨日に相当数の物が売れてしまったとのこと。直美さんももっと沢山持ってくれば良かったと言っていたが、一か月前に京都にも実演に行っており、頑張っても作れる数には制限があったようだ。土日を挟んで会期は未だ5日も残っており、持参した小物の木地に描彩して頑張ると話しておられた。口絵写真は、毎年好評の猫こけし、20本持ってきたが1本しか残っていなかったものである。

 

 

 

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第538夜:ソニー頒布を買ってみた!

Sony_fukujyu_kao 8月に入った。東京五輪は佳境に入り、自粛生活中の筆者もアスリートの活躍に見入っている。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大は増加の一途をたどり、とうとう全国で1日に1万人を超えるまでになった。一年前に、米国や欧州で万単位の患者が出ていた頃、日本は2桁ほど少なく、日本人は感染し難い因子(ファクター)を持っているのではと語られていたのが崩れ去っていくようである。最早、ワクチンの接種のみが唯一の希望になってしまった。TVで五輪を見つつ、PCでヤフオクを眺める日々を過ごす中で、ソニー頒布のこけしを買ってみた。平成8年から始まったソニー・ファミリークラブによる『名工の逸品「伝統こけし」紀行』はこけし愛好家を対象としたものではなく、世の中の各分野の逸品を頒布するという趣旨から、こけしの頒布会としては空前の数量を記録した。シリーズ頒布で、各回(月毎)1本がかなりの高額で頒布された。そのため品質には特に注意が払われて、木地の傷やシミはもちろん、描彩の滲みやカスレなども不良品として返品されたそうである。1工人当たり、数百本ほどの頒布が何回も行われたようで、相当数のこけしが世の中に広まったようである。今回のヤフオクでは、その内の3本を組にして安価に出品され、保存状態も製作当時そのままのように良かったので入手してみた。3本でも、頒布時の1本の1/3程度の価格で入手できた。今夜は、そのソニー頒布のこけしを紹介しよう。口絵写真は、福寿こけしの表情である。

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第530夜:久し振りの直美さん

Naomiten2105_kubufuri_ejiko1  今日は午後から横浜高島屋で開催されている「第20回紅花の山形路物産と観光展」に出掛けて来た。コロナ禍の中、公共交通を使った外出は控えているのだが、梅木直美さんが2年振り(昨年は出展を断念された)に来浜されるという案内葉書を貰ったので意を決して行くことにしたのである。会場は例年と同じ横浜高島屋の8階催事場、コロナの影響は大きく、出店数はいつもの半分くらいか。直美さんの出店場所は会場の奥まったところで、落ち着いた静かな良いところであった。直美さんの作品数も例年よりはやや少なめと思われた。ここのところ、こけし関係のイベントには一切顔を出さなかったので、久し振りの訪問。直美さんに話を聞きながら、多様な作品を楽しませて頂いた。口絵写真は、今回のイチオシ作品でもある「玉入れえじこ」。なお、本展は6/1(火)まで開催されているので、ぜひ訪れて頂きたい。最終日(17時迄)以外は19時まで。

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第416夜:友の会2月例会(R2年)

2002reikai_tadao 昨23日(日)は東京こけし友の会の2月例会があった。新型コロナウィルスの影響で多くの人が集まる会合は自粛されることも多く、友の会の例会も心配されたが、会場に大型換気装置を導入し、受付には洗浄用のアルコールも配備して開会された。海外や沖縄という遠方から来られた方もあり最終的には58名の参加者があり、この時期としては盛況の中で会を終える事が出来た。また、直ぐ近くの天理ギャラリーで現在開催されている「こけしⅡ 遠刈田と土湯・中ノ沢」展の紹介に学芸員の方の挨拶があった。例会ギャラリーは目黒幹事の土湯系篠木工人のこけしの話。新品頒布は6工人。今回は「特別頒布」として大沼秀顯工人の岩太郎写し(初作)20点が頒布され、大好評の内に早々に完売となった。抽選こけしは無かったが、入札こけしには面白いものも多かった。第二部では、秋田県こけし展やWAZA2020の紹介、また会員の中山平訪問記(上野工人)など興味をそそる話があった。最後に、大物こけしをジャンケンで配布して閉会となった。口絵写真は、筆者が受け取ったおみやげこけし。

 

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第408夜:鳴子こけし祭り横浜展

2001ningyo_irigutiここ数日、こけしのイベントが続いたため、一日遅れの報告となってしまった。25日(土)ー26日(日)と横浜人形の家で、鳴子こけし祭り横浜展が開催されたので、25日の午後に出掛けて来た。例年、11月末から12月初めに開催されていたが、会場スケジュールの都合で年明けになってしまったとのこと。また、実演工人は大沼秀顯さんの他、いつもの柿澤是伸さんの代りに大沼秀則さんと松田大弘さんが参加された。秀則さんはほぼ10年ぶりで2回目、大弘さんは初めてである。大弘さんは翌日の東京こけし友の会の招待工人にもなっており、二つのイベントを兼ねての出演である。この催しは横浜では恒例の行事になっており、まずは無事に開催されたことに安堵。三人とも昨年12月に鳴子を訪れた折にお会いしているので話も弾んだ。口絵写真は、会場入り口の飾りである。

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第406夜:「こけし図譜」原画展(佐々木一澄個展)

2001kazuto_zufu 今や正月の行事として定着してきた感のある佐々木一澄氏(東京こけし友の会会員)の原画展が今日から表参道のオーパ・ギャラリーで開催されているので出掛けてきた。一澄氏はこけしだけでなく郷土玩具全般に興味を持っており、その素晴らしさを得意のイラストで紹介しているが、今回はこけしに絞って纏めた単行本「こけし図譜」の原画展ということで、会場にはイラストの元になったこけしとその原画が並んで展示されていた。氏は本を作るにあたって、各工人を訪ねて歩いて色々と話を聞き、こけしを作って貰ったということで、並んでいるこけしの出来栄えは一段と力が入っていると思われるものばかりであった。この企画に合わせて作られた各工人の新作が隣のオーパ・ショップで購入できるのも嬉しい。口写真は、「こけし図譜」の表紙である。

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第393夜:こけし談話会(小幡一家)

Obata_kutie 昨10日(日)は東京こけし友の会のこけし談話会があった。天皇陛下の即位パレードと重なり、開始の午後1時半での参加者は9名であったが、その後、土湯系工人の岩附義正さんを始め若手の参加もあって13名となった。今回のテーマである「小幡一家のこけし」は筆者にとっては縁遠い工人であり、所蔵するこけしも皆無であった。そのため、今回は勉強のための参加であったが、結局よく分からないという結果であった、しかし、小幡一家の古いこけしの良さ・魅力は十分に感じることができ、今後機会があれば入手したいと思った。口絵写真は、小幡一家のこけし群像の一部である。

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第389夜:友の会10月例会(R1)

1910reikai_hidenori 昨27日は東京こけし友の会の10月例会が行われた。久し振りに雨から解放された日であったが、高円寺フェスとバッティングしたこともあってか44名の参加者とやや少な目であった。こけし界ニュースで伊藤松一工人の訃報が伝えられ、往時が偲ばれた。例会ギャラリーは田中副会長による大泉清見さんのこけしから木地玩具迄の大展示会。おみやげこけしは鳴子の大沼秀則さん。新品頒布は6工人の力作がテーブルに並んだ。入札・抽選を含む中古こけしの頒布を終えて、第二部では5日、6日と実施された友の会旅行の様子がプロジェクターで写真紹介された。また、津軽こけし館での工人フェスティバルも紹介され、最後に恒例の大きなこけしをジャンケン大会で贈呈してお開きとなった。

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第384夜:友の会旅行(R元)2日目

1910ryokokai_wakabaya 友の会旅行の2日目、予報の雨は朝には上がり、日差しも差し込む中、朝食前に酒田の朝市と山居倉庫の散策から始まった。朝食後、本日の最初の訪問地は市内の「土門拳記念館」、ここでは「古寺巡礼」の名作セレクションが展示されていた。次いで肘折温泉に向かう途中、白糸の滝ドライブインで休憩、対岸に架かる白糸の滝を眺める。やがてバスは大蔵村に入り肘折温泉に到着。昼食はそば処「寿屋」で手打ち蕎麦と名物の「ざぶとん(焼き油揚げ)」に舌鼓…。食後は温泉街を散策しながら鈴木征一工人宅へ。こけしと語らいを楽しんだ後、最後の目的地、新庄市の小林繁男工人宅へ。沢山のこけしや玩具の他、美味しい芋煮までご馳走になり、名残惜しい中、解散場所の新庄駅に向かった。口絵写真は若葉旅館の入り口に置かれている水鉢。

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