こけしイベント

第737夜:「伝統こけし会」頒布(桜井昭二)

Syoji_s33_kao 今夜も昨夜に続いて「伝統こけし会」の頒布品である。ヤフオクに出品された「伝統こけし会」の頒布こけしは30本程あったようだが、昨夜の佐藤伝喜の他に入手したのは桜井昭二の1本だけである。添付の解説紙によれば、桜井昭二は第21回の頒布で昭和33年1月ということになっている。一目で岩蔵型と思われるので、岩蔵型としては極初期のものと推測される。口絵写真はその表情である。

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第733夜:友の会新年例会(R7)

2501reikai_omiyageset 昨26日(日)、東京こけし友の会の新年例会があった。6週間ぶりの例会に63名の参加があった。招待工人は秋保の鈴木敬工人。しっかりと木地技術を習得し、伝統の継承に意欲的な若手工人に新しい時代の息吹を感じる。おみやげこけしは肘折の鈴木征一さんと弥治郎の新山吉紀さん。それぞれ数種の型を作ってくれた。新品頒布品には毎年恒例の阿部進矢さんを始め、普段入手が難しい工人の作品が並んだ。入札には通常とは別に古品や話題作などもあった。復活した皆勤賞には12名が該当し、最後に大抽選会で盛り上がる中、閉会となった。なお、例会後の鈴木敬さんを囲む懇親会には25名が参加して満席であった。口絵写真は受け取ったおみやけこけし2本

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第725夜:友の会12月例会(R6)

2412reikai_jyuno_gangu 東京こけし友の会の12月例会が昨8日、開催された。12月の例会は第2日曜であるため11月例会から2週間しか経っておらず、本ブログの更新も続いてしまった。おみやげこけしは弥治郎系の新山真由美さん。4種類のこけしが並んでいた。リモートからの参加工人は遠刈田系の小松里佳さん。今は関西に在住とのことで、いずれは遠刈田に戻りたいとのことであった。12月は新品頒布こけしは無く、書籍を含む中古こけしの良品が中心であった。第二部の持ち寄り鑑賞会は佐藤重之助さんで、定評の初期作から小品まで見応えのある作品が揃った。口絵写真は、重之助の木地玩具。

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第722夜:山形・宮城展

2411tobu_hina 10月の友の会例会にリモートで出演された弥治郎系の新山真由美さんが、今月の14日から池袋の東武百貨店に来るという話があったので、調べてみると14日~19日まで「山形・宮城展」が開催されており、そこに出店することが分かった。そこで14日の夕刻に久し振りに出かけてみた。会場には真由美さんと吉紀さんが来ており、吉紀さんは接客応対を行い、真由美さんは小寸こけしの描彩実演も行っていた。口絵写真は木地雛。

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第707夜:友の会7月例会(R6)

Yukiko_moti_daruma 昨28日、東京こけし友の会の7月例会があった。朝から茹だるような猛暑にも拘わらず、40名もの参加者があった。おみやげこけしは木地山系の佐藤達雄工人、リモートでの参加は津軽系の稲田瑛乃工人。新品頒布こけしは5工人の力作が揃った。入札・抽選・中古こけしの頒布が終わると、第二部の持ち寄り鑑賞会に移り、テーマは井上ゆき子工人で、持ち寄られた作品を前にして楽しい一時を過ごした。口絵写真は、ゆき子工人の姫ダルマ。

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第703夜:友の会5月例会(R6)

2405reikai_syogoejiko 26日は東京こけし友の会の5月例会があった。清々しい季節になり、こけし関係のイベントも増えてきたが、例会出席者は32名とやや少なめであった。おみやげこけしは津軽系の阿保六知秀さん、新品頒こけしは4工人。オンラインでの参加工人は遠刈田系の小山芳美さん、その関連でミニギャラリーは佐藤松之進系列のこけしを会長が解説した。先月より始まった「みんなで持ち寄り鑑賞会」は第二回で高橋正吾さんが対象であった。口絵写真は正吾さんのえじこ容器。

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第701夜:第23回紅花の山形路物産と観光展

Naomiten2405_kutie_20240523235501 毎年この時期に、横浜高島屋で開催される「紅花の山形路物産と観光展」が昨22日から開催されたので、今日の午後に出かけてきた。最早常連となっている梅木直美さんが出店し、会場で実演と接客に対応している。直美さんのコーナーは昨年とは少し離れた所で、物産展の雑踏から逃れてゆっくりと作品を眺めることができる。今回は伝統的な作品は少なめで、代名詞の猫こけしが更にバラエティを広げていた。口絵写真は、ペン立ての猫こけしである。

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第677夜:名和コレクション見学会

Armn_sazae 去る13日(土)、高田馬場にある(株)アリミノの本社にて名和コレクションの見学会が行われた。本見学会は友の会70周年記念行事の一つであったが、スケジュール調整の結果、年越しの1月開催となったものである。こけし界では有名な名和ご夫妻のコレクションは、その系統によって分類され、それぞれの産地に寄贈されてこけし館などに所蔵されている。但し、友の会の元会長である柴田長吉郎氏が選別した各系統を代表する22本は、名和氏とご縁のあるアリミノに寄贈され、その本社に所蔵されており、今回はご厚意により見せて頂くことができた。口絵写真は「パパえ 好子より」と背中に書かれたこけしの顔、名和好子さん描彩か…?

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第663夜:友の会12月例会(3)

Reikai2312_yasu_getkao 今夜は、例会で話のあった佐藤康広さんの復元作を見て行こう。今回の報告会で、追及対象の一つとなったのは、三春町歴史民俗資料館に保管されている遠刈田系の古作こけしである。大きさ1尺1寸程で胴上部が窄まり、大きな黒頭が印象的なこけしである。東北生活文化大学と文教大学の先生方が多方面から分析を行い、そこから明らかになったことを取り入れて、康広さんの復元こけしが作られたのである。口絵写真は復元作の表情である。

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第662夜:友の会12月例会(2)

Reikai2312_yasu_ejiko2  12月例会の後に大学の先生方による「こけしの発祥を探る報告会」が開催されることになり、その報告会の中で遠刈田古作こけしの復元に関する話をするために佐藤康広さんが上京することになった。そこで、せっかくなので例会にも参加してもらうことになった。康広さんはその復元こけしを何本か持ってきてくれるとは思っていたが、実際にはそれ以外に各種こけし・えじこ・木地玩具など沢山の作品を持ってきてくれた。12月例会は新品こけしの頒布が無いので、これは大変有難いことであった。今夜は、復元こけし以外の作品を紹介しよう。

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