えじこ・ねまりこ

第463夜:正一のえじこ

Syoichi_s34_zentai 今日から7月が始まった。オリンピックイアーと呼ばれた2020年が、こんな形で半ばを迎えるとは誰が想像したであろうか。一か月余りに及ぶ自粛期間を終え、徐々に各種制約の解除が進んでいるが、まだまだ感染者0には程遠い状況が続いている。そんな中、コロナとは直接関係ないであろうが、5月末からのほぼ一か月間で4名の工人(新山学、小林定雄、今泉房雄、高橋正吾)が黄泉の世界に旅立たれて行った。戦後の第二次こけしブームを支えた方々である。時の移り変わりは静かにそして確実に進んでいるのであろう。さて、先日、ヤフオクで佐藤正一のえじこを入手したので、今夜はその紹介をしたい。口絵写真は斜め上からの全体像である。

 

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第444夜:おみやげこけしあれこれ(変わりもの)

Omiyage_kokeshi_jinhara_kao おみやげこけしの3回目である。最近のおみやげこけしでは、3.5寸(1月は4寸)のこけしを胴模様や型を変えて3~4種類くらいを作ってくれることが多い。中には全部違った型・模様で数十本を作ってくれたりとか、変わり形を入れてくれたりする工人もいる。また、最初の頃はこけしだけでなくエジコなども入っていた。定寸の場合だとちょっと頭を傾げて入手を戸惑うようなものでも、小寸でしかもおみやげこけしであれば拘りも少ない。今夜はそんな、おみやげこけしの代わり種を紹介しよう。口絵写真は陳野原幸紀さんの帽子こけしの表情である。

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第405夜:正吾さんの武寛写し(尺とえじこ)

Syogo_takehiro_ejiko令和新年2日目、自宅から待望の日の出と富士山を仰ぎ見ることができた。恒例の箱根駅伝は青学が復活の往路優勝、明日の復路が楽しみだ。さて、国恵が大滝武寛のこけしに興味を持ったのは最近になってからである。東京こけし友の会(平成30年9月)の例会で会員から鳴子の高橋直次のグラデ―ションこけしの話があり、そのグラデーションは大滝武寛が「高亀」に依頼した木地に描かれたものであるとのことであった。昨年の3月、ヤフオクに大滝武寛のこけしが2本出品され、入手することが出来た。同じ頃、大阪こけし教室の依頼により正吾さんが、このグラデーションこけし(武寛型と直次型)を作っていることを知り、正吾さんにヤフオク入手の武寛こけしの写しをお願いした。その後、またヤフオクに武寛の尺とえじこが出品され、尺物を入手した。その尺物とえじこの写しが正吾さんの90歳初作として昨年末に届いたのである。正吾さんには昨年1年で4種類の武寛写しを作って貰ったことになる。今夜は、その尺物とえじこを紹介したい。口絵写真はえじこの写しである。

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第404夜:2020年元旦(正吾さん90歳初作)

Syogo_takehiro10_kao 新年、おめでとうございます!

21世紀も20年代に突入である。昨年の大晦日は、当地横浜では気温が20度を超え、温暖化がより実感される中での年の瀬となった。一夜明けての元旦、太平洋側は好天の天気予報であったが、残念ながら今年も雲が地平線を覆い、2年連続で初日の出を拝むことが出来ず、TVで見る事になった。しかし、反対側の富士山は雲の合間に桃色に染まった姿を現してくれた。
口絵写真は、年末に高橋正吾さんから送って頂いた、90歳になってからの初作こけし。新春に相応しいこけしでのスタートになった。

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第377夜:友の会8月臨時例会(R1年)

1908reikai_omiyage 一昨日の25日(日)、東京こけし友の会の8月臨時例会が開催された。こけしや関連文献の頒布が中心の例会であり、54名の出席者があった。またNHKからの取材が2件あり、マスコミ関係のこけしへの関心は続いているようだ。おみやげこけしは小寸の中古こけしで面白いものが沢山あり、選ぶのに苦労する嬉しい企画であった。口絵写真は筆者が選んだ阿部平四郎の米吉型4寸で昭和57年の作である。

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第361夜:第18回紅花の山形路観光と物産展(直美展)

1905naomiten_60kinen_ejiko 本日(29日)より、横浜高島屋で「第18回紅花の山形路観光と物産展」が開催され、工芸品コーナーには恒例の梅木直美さんが出展され、会場で接客と実演を行っている。筆者は15時に訪れたが、会場は多くの人で溢れ、直美さんのコーナーにもひっきりなしに客が訪れていた。10時からの開場であったが、オープンと同時に直美さんも驚くほどの人がやってきたそうだ。直美さんは来客対応で忙しく、長話は出来なかったが、このイベント用に色々と新規に作品も作って来たとのことであった。なお、展示会は6/4(火)まで開催されている。口絵写真は、横浜高島屋60周年記念の小物入り大えじこである。

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第355夜:定助10年の軌跡

Sadasuke_84sai_kao 昨夜の作を含めて、定助のこけしが何本か集まったので製作順に並べてみた。定助は署名に年齢も記載しているので、こういう時には便利である。定助は高齢にも拘わらず、描彩のみではあったが相当数のこけしを作ったので中古市場でもよく見かけるこけしである。戦後は昭和20年代末から作っているが、本格的に作ったのは昭和30年代に入ってからで、大沼きみ子の仲介によるものが多かったようだ。今夜は手持ちの中では最も古い84歳作から晩年の93歳作までを眺めてみたいと思う。口絵写真は84歳作の表情である。

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第354夜:定助と三春の滝桜

Sadasuke_ejiko 15日から一泊二日で三春の滝桜を見に行ってきた。スパリゾートハワイアンズが催行しているバスツアーで、ハワイアンズに一泊し翌16日に滝桜を見に行った。昨年も同様のツアーがあり申し込んだが、桜の開花が早く中止となってしまった。今年は順調に開花を迎えたがその後寒い日が続いて心配していたが、今週になって気温も高くなり16日には快晴の下、満開の桜を満喫することができた。ただ、狭いバスの中で長時間を過ごしたため腰を痛めてしまい、現在休養中である。なお、鳴子の高橋定助は胴に色々な模様を描いており、今夜はそれを紹介しよう。口絵写真はえじこの胴模様である。

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第340夜:小林繁男さんの豆エジコ

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これも「こけしの縁」なのであろうか。先日ヤフオクで松三郎の戦前のこけしを入手したばかりなのだが、2月の友の会例会に出掛けてみると、小林繁男さんの松三郎型豆エジコが新品頒布こけしの中に並んでいた。この豆エジコは昨年、とげぬき地蔵尊高岩寺で開催された山形県こけし展でも出ていたようだが人気作品で入手出来なかったものである。今夜は、この豆エジコを松三郎の豆エジコと並べて見てみよう。口絵写真はその豆エジコを前方斜め上から見たところである。

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第235夜:匠の技(佐藤春二)

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最初にこの種のエジコを見た時には驚いたものだ。篭に入った幼子の首が回るのは分かるとしても、中の身体もまた篭の中でクルクル回る仕組みは、一体どうやって作ったのだろうと思う。静止が基本のこけしと違って、このエジコは頭と胴体が動くところが何とも面白い。幼子の胴体に描かれた赤・緑・紫の丸円模様もどのようにして描いたのだろうか…。この手のエジコが誰によって何時から作られたのか定かではないが、春二が作り出したような気がする。口絵写真は、その表情である。切れ長の凛々しい瞳は幼子というより妙齢の少女を思わせる。

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