ダルマ・木地玩具

第368夜:盛のもんぺこけし

Sakari_monpe_kaoヤフオクで高橋盛のもんぺこけしを入手した。ぜひとも手に入れたかったこけしの一本であった。戦前のこけしに「もんぺこけし」と呼ばれるものがある。弥治郎系の蔦作蔵や秋保の菅原庄七のこけしが有名である。胸部が膨らみ、そこからやや括れて腰部でまた膨らみ、裾部が窄まって最下部が台状に広がった形である。描彩はもんぺを履いた模様である。頭には髷を付けたものが多い。これに対して、今夜のこけしは形態は正にもんぺこけしであるが、頭に髷は無く、胴の描彩ももんぺ模様ではない。もんぺは太平洋戦争中は女性の標準服として全国に広まったが、元々は農山村の作業着であったようだ。東北地方では広く使われていたようで、そんなところからもんぺこけしも生まれたのであろう。口絵写真は盛もんぺこけしの表情である。

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第361夜:第18回紅花の山形路観光と物産展(直美展)

1905naomiten_60kinen_ejiko 本日(29日)より、横浜高島屋で「第18回紅花の山形路観光と物産展」が開催され、工芸品コーナーには恒例の梅木直美さんが出展され、会場で接客と実演を行っている。筆者は15時に訪れたが、会場は多くの人で溢れ、直美さんのコーナーにもひっきりなしに客が訪れていた。10時からの開場であったが、オープンと同時に直美さんも驚くほどの人がやってきたそうだ。直美さんは来客対応で忙しく、長話は出来なかったが、このイベント用に色々と新規に作品も作って来たとのことであった。なお、展示会は6/4(火)まで開催されている。口絵写真は、横浜高島屋60周年記念の小物入り大えじこである。

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第259夜:是伸展(千葉そごう)

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今年も千葉そごうでの「宮城の観光と物産展」の中で恒例の柿澤是伸さんの展示・即売展が始まった。初日の21日(春分の日)は横浜は季節外れの大雪で外出する気になれず、2日目の昨日(22日)の昼過ぎに会場に足を運んだ。場所は昨年と同じでかなりのスペースながら品物は思ったより疎ら…。昨日の初日に千葉に雪は降らず、かなりの人出で売れ行きも良かったそうだ。会期はまだ一週間もあるので、会場での製作に力を入れるとのこと。口絵写真は13個の子だるまが上に乗った大きな回し独楽。

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第244夜:日本の郷土玩具

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新年の恒例行事となった「日本の郷土玩具」が今日12日から表参道のOPAショップで始まった。東京こけし友の会の会員でもある佐々木一澄氏の新春企画で、今回で4回目を迎えた。今回は一澄氏の個展は併催されず、ショップでの展示・即売会となっていた。隣のOPAギャラリーでは、ダルマ絵の展示会が開かれており、一澄氏の作品も展示されている。こけし関係では大沼秀顯さんの新作2種と別途中古のこけしも並んでいた。口絵写真は案内状に掲載された郷土玩具。

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第235夜:匠の技(佐藤春二)

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最初にこの種のエジコを見た時には驚いたものだ。篭に入った幼子の首が回るのは分かるとしても、中の身体もまた篭の中でクルクル回る仕組みは、一体どうやって作ったのだろうと思う。静止が基本のこけしと違って、このエジコは頭と胴体が動くところが何とも面白い。幼子の胴体に描かれた赤・緑・紫の丸円模様もどのようにして描いたのだろうか…。この手のエジコが誰によって何時から作られたのか定かではないが、春二が作り出したような気がする。口絵写真は、その表情である。切れ長の凛々しい瞳は幼子というより妙齢の少女を思わせる。

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第230夜:友の会旅行(H29)2日目

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旅行2日目の朝、目覚めると窓の外には雪が舞っていた。今年最初の本格的な寒波の襲来である。これでは山寺登山は中止かなと思いつつ集合場所のホテルロビーへ。2台のタクシーで梅木修一さんのお宅へ向かう。20分程で到着。先ずはストーブが赤く燃えて暖かくなっている工房を見せて頂く。続いて自宅の方へ招かれる。壁一面のこけしを見てから座敷にてトークショーが始まる。修一さんからこれまでのこけし作りについて伺う。その後、直美さんも参加して、こけし談議に花が咲き、あっという間に予定の時間が来てしまった。この間に天候が回復し、タクシーで山寺・立石寺に向かう。予定通り1時間半程のガイドツアーで頂上の奥の院まで参拝し、五大堂より雪と紅葉の絶景を堪能して下山した。口絵写真は梅木さん宅の猫ちゃん。直美さんの猫こけしのモデルかも…。

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第221夜:親子達磨(福寿と寿彦)

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このところ雨模様の日が続いていたが、今日は久し振りにお日様が顔を出したので本ブログ用の写真を撮った。殆どの工人がこけし以外に達磨も作るようだが、達磨はこけしほど伝統性がないため、工人の個性で割合自由に作っているようだ。国恵は達磨を意識して集めている訳ではないが、福寿さんの達磨だけは異なるものが見つかると入手してきた。その結果は千夜一夜(1)の第856夜で紹介したが、今のところ5種類が見つかっている。その息子寿彦さんの達磨はこれまで見た記憶がなかったが、今回ヤフオクに出て来たので、福寿達磨と並べて紹介しよう。口絵写真は寿彦達磨である。

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第220夜:打ち出の小槌(2)

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こけし千夜一夜物語(1)の第220夜で、阿部正義さんの打ち出の小槌を紹介した。その時の小槌は玩友からの借り物であった。先月の友の会の入札に同様の小槌が出品され、ようやく手元に置く事が出来る様になった。丁度220夜が近づいていたこともあり、同じ220夜で紹介することにした。師匠の小林清次郎さんが木地細工物を得意にしていた影響か息子の清さん、弟子の阿部正義さんとも極小木地玩具を超絶技術で製作する。このような技術もしっかりと後世に引き継がれて欲しいものである。口絵写真は、その小槌の頭に付いているダルマである。

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第219夜:今さんの闇夜こけし(2)…追記あり

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第217夜で今さんの闇夜こけしを紹介したが、その闇夜を入手されたS先生が出品されたMさんに問い合わせたところ、Mさんのお父さんの収集品の中から本田功さんの闇夜こけしを発見して送って下さったとのこと。その闇夜こけしをお借りしたので、先の今さんの闇夜と並べて紹介しようと思う。口絵写真は、本田功さんの闇夜こけしの表情である。

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第217夜:今さんの闇夜こけし

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一か月ほど前にヤフオクに今さんの初期のこけしが纏めて出品されていた。筆者はあまり意識していなかったのだが、その中に「闇夜こけし」が1本入っており、それを落札された同好のS先生より「今晃作」と署名されたそのこけしに関して連絡を頂いた。そこで、今こけしの大コレクターである坂入氏に問い合わせたところ、氏もこの「闇夜こけし」に気付いており、今さんに新たに「闇夜こけし」を頼んでいて、9月頭には出来上がっていた。昨夜、S先生とお会いする機会があり、その「闇夜こけし」をお借りすることが出来たので、坂入氏の新作「闇夜こけし」と共に紹介したいと思う。口絵写真は今さんの元祖「闇夜こけし」の表情である。

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