10月の友の会例会の入札こけしの中に特徴的な菊模様のこけしが並んでいた。「巻き菊」と呼ばれる三段重ねの模様は遊佐雄四郎こけしの大名刺とも言われている。雄四郎の復元作(写し)と言えば高橋正吾さんが頭に浮かぶがそれとは異なる。胴底を見ると「雄四郎型 桜井昭二」とある。これは珍しいと入札に参加したところ他に応札者は無く、国恵志堂にやってきた。今夜はそのこけしを紹介したい。
続きを読む "第774夜:昭二の雄四郎型" »
一週間遅れてしまったが、東京こけし友の会9月例会の報告である。流石の酷暑も一段落した気候の中、40名を超える方々が出席された。おみやげこけしは遠刈田系の佐藤正廣さん6種。新品こけしは4工人7種。オンラインからの招待工人は津軽系の阿保正文さん。第二部の持ち寄り鑑賞会は肘折系の奥山喜代治・庫治であった。口絵写真は鑑賞会に持ち寄られた喜代治のえじこである。
続きを読む "第770夜:友の会9月例会(R7)" »
6月15日に斎藤弘道さんが亡くなった。弘道さんは10年程前に高齢ということからこけし作りを引退し、土湯温泉を離れて福島市町庭坂で娘さんと一緒に暮らしており、その後の動静は定かではなかった。94歳ということから大往生と言って良いだろう。今年になって4月に2本、そして今月になって1本、西山敏彦さんの太治郎型がヤフオクに出品され、落札できた。今夜はそれを見ながら、弘道さんを偲ぼうと思う。口絵写真は…
続きを読む "第760夜:弘道亡き後の太治郎型は…" »
先日のヤフオクに岡崎長次郎の昭和29年(77才)と書かれたこけしが出品されていた。長次郎は29年11月7日に亡くなっており、正に最晩年の作と云うことになる。梅木修一さんの作品を纏めた本を作るにあたり、岡長のこけしは色々調べてことから関心を持っており、参戦した。運よく入手したこけしが届いたので紹介しよう。口絵写真はその表情である。
続きを読む "第756夜:長次郎最晩年作" »
先日のヤフオクで中古の小寸こけしが10本程纏めて出ており、気になるものがあったので挑戦した。その中の1本に二代目虎吉の由吉型があった。二代目虎吉が初代虎吉型の他に浅之助型や由吉型を作っているのは良く知られている。筆者も初代虎吉型を中心に何本かを入手していたが、由吉型は気に入ったものが無く、今回が初めての入手となった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は由吉型の頭部である。
続きを読む "第755夜:二代目虎吉の由吉型(地蔵型)" »
友の会の5月例会の第二部では「みんなで持ち寄り鑑賞会」として今晃工人が取り上げられた。この鑑賞会は今回で第11回目となるが、戦後生まれの工人の登場は初めてであった。初期の伝統的な作品から本人型、それを拡張した個性的な物まで幅広い作品を作ることから、その愛好者は多く、今回も20名を超える方々が集まり60点に及ぶ作品が並んだ。口絵写真は近さんの玩具!
続きを読む "第752夜:持ち寄り鑑賞会(今晃)" »
昨夜は大沼けさののこけしについて紹介したが、今夜はけさの型のこけしについて見てみよう。筆者が福寿こけしを求めて鳴子に通っていた昭和40年代後半以降でも、福寿さんのけさの型のこけしは見たことも聞いたこともなかった。写真集などでけさののこけしを認識し、その型らしいこけしを見たのは柿澤是隆さんが最初であった。当時「高勘」系の双璧と言われた滝島茂さんにはそれらしいこけしは無かったように思う。口絵写真は義一さんのけさの型の表情。
続きを読む "第750夜:けさの型のこけし" »
昨26日、75歳となり晴れて「後期高齢者」の仲間入りを果たした。桜も開花し気温も急上昇、春を飛ばして初夏を思わせる中、千葉そごうで開催中の柿澤是伸展(第32回宮城県の物産と観光展)に出掛けて来た。去年は是伸さんが来られなかったため二年振りの再会、前回お願いした高勘古品写しも手にすることができた。是伸さんは今回も伝統型と創作型の作品を持って来られたそうだが、創作型は早々に無くなってしまったそうで何とも複雑な思いでもある。口絵写真は勘治型のえじこ。
続きを読む "第744夜:後期高齢者突入!(そごう是伸展)" »
国恵志堂は鳴子系のこけしには特に力を入れており、なるべく多くの工人の作を集めている。しかし戦前の工人のものでは未だ所蔵に至らないものもある。庄司永吉のこけしもその一つである。永吉のこけしは櫻井家が継いでおり、特に昭二の作品には魅かれるものが多い。中でも初期の作と42年頃の細胴の作には秀作が多い。2週間程前にヤフオクに出品された永吉型は初期のものの中でもピークと思われる作で頑張って入手した。今夜はそのこけしを紹介する。
続きを読む "第727夜:昭二永吉型の逸品" »
米沢の長谷川正司さんから、こけしが出来たという連絡があったのは9月頃であっただろうか…。なかなかスケジュールが合わず、米沢に出掛けたのは10月も末になってからである。コロナ禍で産地訪問は止まっており、久し振りの訪問であった。高齢の正司さんは腰痛に悩まされており一年程前にはこけし作りを辞めるようなことも話していた。今年になって、リハビリを併用した治療が功を奏して又こけしが作れるようになったのはこの上もなく嬉しいことである。口絵写真は米沢駅の名物、米沢牛の置き物である。
続きを読む "第726夜:正司さん訪問" »
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